超絶だけど人間味溢れる『JOH YAMADA TRIO @ Jazz FLASH(11/27)』
JOH YAMADA TRIO @ Jazz FLASH(11/27)
山田 穣 (as, ss) 千北 祐輔 (b) 高橋 徹 (ds)
サックス トリオ万歳!!
コードレスのサックス・トリオほどスリリングなものはないのじゃないかなぁ。
このトリオが、ジャズ・フラッシュでライブをするって聞いてとても行きたかった。
が、、いろいろあったので、参加は難しいかな?って、思っていたら、、なんと、行けることに!
すでに、3日前で、セットリストとか頭からとんでいるのですが。m(_ _)m
オープナーは、アルトでスィンギーに始まり、あっとうまに満席の観客を興奮させる。
2曲めは、サド・ジョーンズの「A Child Is Born」。
あ、クリスマスが近いしな、、なんて、思った私は、ヤマジョー初心者だった。。
ソプラノ・サックスに持ちかえると、ちょっと想像つかないイントロが始まって、、そこからシームレスにテーマに。そこからも、かなりアグレッシブで、クリスマス的情緒はない。笑
でも、痛快!!
アルトに持ち替えて、スタンダードを吹くんだけど、コードレスなので、イントロから始まってテーマ、即興と全てサックスが主役。
まぁ、吹くこと吹くこと、、。
これで、終わりか?とう想像するところから、三倍は吹くのだ。
熱かった〜!火傷しそうなほど熱く、雄叫びのごとく激しく噴き上げてくる即興の数々。
雄叫びは、全く途切れることなく、追随するベースとドラムの力強く石つぶてのような音と一体化し、ガンガン我々に襲いかかってくる!
もう、観客もやんやですよ。
そうかと思えば、バッラド「My One and Only Love」にみせる歌心。
胸にせまってくる、情景。。痺れましたね。
アルトは、人間の声に近い楽器と聞いたことがあるけど、本当に楽器で歌うって感じですね。
1セット目も、2セット目も、面白くて、楽しくて、あっという間にすぎちゃった。
フリーキーな音になっても、味わい深さが増すサックス。
がっちりとボトムを支えて、低音のぶっとい音をぶつけて来るベースの演奏は尋常じゃない。
力強く重たい音だけど、音の一つ一つがクリアで、様々なドラミングを聴かせるドラム。
「3人とも、それぞれの楽器の限界の際まで頑張る。」すごい。
状況が、やばいと思っても、それをきちんとジャズ的な形にする。素晴らしい。
高揚感があり、3人のジャズへの熱い気持ちがストレートに伝わって来る。
めちゃ、超絶なんだけど、機械的な感じが全くなくて、人間味に溢れている。
ジャズのど真ん中を、体の中心で体感する衝撃的なライブ、面白かったぁ!
ミュージシャンの皆さん、フラッシュのマスター、あっこ女将、そして、岩井美子さん!
いつも、ありがとうございます。m(_ _)m
んじゃ、退散♪
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