akiko × masaki hayashi 『spectrum』Release Live @ ハクジュホール (11/19)
akiko (vo) 林 正樹 (p) (敬称略)
お気に入りの
『spectrum』の世界を生で体験したくて、自分への早いクリスマス・プレゼントと思いつつ(早っ)、早々にチケットをとり、新幹線の半額!!チケットもゲットし、思いがけず「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」も、トーハクで鑑賞し、なぜか迷子になりながら白寿ホールに到着。
最前列のピアノ角あたりの席に座って、高い天井を見て思い出した。
「2012年にMarcin Wasilewskiトリオがここで演奏したときも、最前列だったなぁ。。」
とか、感慨にふけっておりました。
あの時、高い天井の反響にドラマーが非常に焦っていたように思えた。
聴く方も、、ちょっとストレスたまった。
当時は、ライブの感想をブログにあげてないのですが、、
その足で?ピットインのHelge Lienのトリオも聴いていて、
そちらは、おかかえ?PAさんが、一緒に来ていて、ストレスなく演奏を聴いた覚えが…。
でも、その後、マルチンさまご一行は、押しも押されぬポーランドの至宝になり、何度か来日してますね。と、本題からそれちゃった。笑
定刻にステージ脇の扉が開き、拍手とともにモノトーンのドレスを着たakikoとめちゃカジュアルなお姿の林正樹が入ってきた。
ピアノとホールの響きを確かめるように小さな音から始まった「I Loves You, Porgy」。
呟くように歌うヴォーカル、歌の光景を創り上げるピアノ。
2人の想いが溶け合った音空間で、心が解放されていく。
ここからオリジナルが続きます。
「The Flower of Life」、厚みのあるサウンドに乗せて宇宙の摂理にも想いを馳せることができる言葉が並ぶ。
ふんわりとした優しい歌が大好きな「Humming」。
力強いピアノで始まる「Music Elevation」、目の前ので鍵盤を跳ねるように動く両手が凄い!
右手と左手のせめぎ合い、そこに即興で入るリズミックなヴォーカル。
ブルーとグリーンの間(はざま)の色がタイトルの「Teal」。歌詞に沢山の色の名前がでてくるのだけど、「色って何?」いう命題がこめられたミステリアスな曲。途中のアブストラクトな感じになるところが大好き、朗読とピアノの演奏は、想像力を掻き立てられました。
2人で、このコラボのスペシャルな点を力説。笑
そして、ピアノのソロでオリジナル「Cleanse」、右手がミニマル・フレーズを繰り返す中、左手の大胆なフレーズ、やがて左右が合体した力強く独創的な世界が広がる。かっこいい…。拍手喝采!
一転、ポルトガル語でしっとり歌う「Corcovado」。
印象的な強いタッキングで高速のピアノと疾走する「It Don't Mean a Thing」。
ピアノが月の光のように美しい、八重山民謡「月ぬ美しゃ」。魂を飛ばされた〜。
裏表になりながら楽しく進む「Phantasien」。
流れるような演奏、メロディ「Bluegray Road」、2人が一体化し、その音の世界に包まれる。
終演は、「One Note Samba」、この1曲で人生を語ってしまうような内容。
低音の効いたピアノと、次々とリズミカルに歌詞を歌い上げるヴォーカルの見事なコラボ。
拍手喝采からのアンコールは、akikoオリジナルをしっとりと余韻を響かせて。
生で観た、聴いた、akikoは、アンニュイでめちゃ妖しい魅力を放ってた。素敵だ…。
林正樹のピアノは、感情の発露のような小さな音から、地震がきたようなダイナミックな大きな音まで、素晴らしいコントロールで惚れ惚れ。
ヴォーカルとピアノのデュオの範疇を越えようとする気概と想いに満ちていた。
サイン会に並んでも、最終新幹線に間に合うぞっ!
でも、林正樹リーダーのCDを持って来てないぞ。。泣
って、ことで、、間を奏でるの古いアルバム『doux』を買ってサインをいただきました。
あ、『spectrum』は、まさかの時のために、、持参してたのよ。笑
濃い1日だった…。
んじゃ、退散♪
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