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『トリオ・リベルタ コンサート2019 @ 三条市中央公民館ホール (9/28)』
石田泰尚 (vin) 中岡太志 (p , vo) 松原孝政 (sax)
去年、りゅうとぴあで、、初めて聴いた気鋭のヴァイオリニスト石田泰尚 さま!
クラシック奏者ではありますが、風貌からして型に収まることのできないお方です。
三条の知人が、彼がヴァイオリンを演奏している「トリオ・リベルタ」のコンサートを主催するとのことで、チケット買って行ってきました。
三条市までは、新潟市から、、私でも車で一時間弱。
さて、車をやっとこさ、、駐車して、、公民館にいくと、整理券が配られてました。「36」だって。どうかな。。
以前、矢野のあっこさまが、ここでコンサートしたときは、五十番代だったけど、結構いい席だったのですね。
今回も、前から4列目で3人全てがきちんと見える席が確保できました!
あらかじめ、プログラムが配られていて、、前半は、比較的幅広くピアソラから離れた感じ。
後半は、新旧のタンゴを中心に最後に「ブエノスアイレスの四季」全4曲が!きゃあ!!
開演すると、トリオ・リベルタ用にアレンジされた様々な曲が、情熱と哀愁、光と影を浮き彫りにしたドラマチックな演奏で。
圧倒的なテクニックを持った3人の演奏は圧巻!痺れました〜♪
まぁ、お目目でもヴァイオリニストを追いかけていると、、ふと、、最近、似たような人を観たとおもいました。
え?前の日にフラッシュで聴いたアダム・バウディヒ?
いえいえ、違いますね。地元で聴いたイタリアのトランペッター、ファブリッツィオ・ボッソです。
2人とも、演奏の音だけでなく、演奏する姿で周りを高揚させる。
意識してやっているわけではないかもしれないけど、高揚したときの演奏姿自体がとても音楽的。
才能ある人間は、どこまでも人を惹きつけるようにできているのですねぇ。。
と、圧巻の「ブエノスアイレスの四季」全4曲が終わると、、
なんと、トリプル・アンコール!に応えてくれた。
しかも、最後は、ピアソラの「Libertango」ですよ。やっぱり、嬉しい、、ただ感動。
そして、最後にメンバー紹介があって、、もう、1曲、演奏してくださいました。
なんと、童謡「この道」。ちょいとハプニングはあったけど、胸に染み入る演奏でした。
感激して、、終演。
と、せっかく、、三条まできたので、、カレーラーメンを食べて帰りましたよ。
んじゃ、退散♪
Adam Bałdych & Krzysztof Dy @ Jazz FLASH (9/27)
Adam Bałdych (vin) Krzysztof Dy (p)
ポーランドの至宝、天才ヴァイオリニスト、アダム・バウディヒ。最新作『Sacrum Profanum』で共演している同郷のピアニスト、クシュストフ・ディスとのデュオで来日。去年のヘルゲ・リエンとのデュオに、続いて、、再び、新潟で演奏をしてくれました。再び、フラッシュの最前で聴いてきましたよ!
オープナーは、新譜と一緒で、ルネッサンスの作曲家の「Spem in alium」を厳かに、そして、中世のドイツの作曲家の「O virga ac diadema 」は神秘的に。アダム・バウディヒの変幻自在は書くまでもないが、初聴きのクシュストフ・ディスも、美しいタッチ、エモーショナルで素晴らしい。
一体感を越して、まるで一心同体のような感情の増幅がすごい!高速フレージングをやり取りする即興の醍醐味を強調した曲では、ピアニストはずっと「歌って」いた。
ルネッサンス・ヴァイオリンに持ち替え、1曲弾いて(爪弾いて)くれたのは、「Love」。優しいメロディだけど、ドラマチックな展開。ピアノが重なったとき、あまりの美しいピアノ音色に胸がキュンとしてしまった…。ハーモニーが美しい「Faith」も息がぴったり。クラシカルなピアノのソロにうっとり。新譜の曲に戻って、プログレッシブに攻める難曲「Repetition」。違いの反応に酔いしれるように突っ走る姿に惚れ惚れ。
一転、バラッド「Longing」、ヴァイオリンの高音で泣かせます。なんとも、牧歌的なメロディを、ゆっくりゆっくり、合わせていく…。最後にアンコール?に、情感豊かなメロディが素敵な「Bridges」を演奏したとき、ピアニストが楽譜をガン見していたのが印象的でした。
去年のヘルゲ・リエンも、とても良かった。
けれど、今回は、2人の根っこの部分が、、もっと繋がっている感じの濃密な一体感が半端なかったですよ。
ピアニスト、クラシックのしっかりしたテクニックを元に、即興にかける集中力が物凄い。
アダム・バウディヒは、ヴァイオリンの化身ですね!
そして、、2人の一心同体的な感情の増幅!が、本当に素晴らしい自由自在な演奏。
最新作からの曲を中心に、ポリッシュ・ジャズの奥の深さを思い知った日でした。
新譜にお2人のサインをいただき、帰宅。
フラッシュのマスター、女将さん、そして、樋口さま、、いつも、本当にありがとうございます!
んじゃ、退散♪
ミナスの奇跡に会いにいってきました…。
最初は、トニーニョ・オルタは独りででてきて、お気に入りの「Echizenギター」を抱えて弾き始めた。
ヴォーカルからスキャットへ、かき鳴らすギターとの一体感に心惹かれる。
オープナーは、人気の「Durango Kid」だ! MCを挟みながら、次々に演奏。
例のスキャットを会場の観客と一緒に強要?するも、もうひとつ付いていけない観客に「きみたちシャイだね」みたいな。笑
どんどん、トニーニョ・オルタの世界が広がっていく。
高速フレージング、力強いカッティング、美しいハーモニー、独特の浮遊感、切れ味よいスキャット、歌もギター・プレイも何一つとっても、CDで聴いていたトニーニョ・オルタその人以外の何ものでもない。
一生懸命な演奏の汗と、、音楽への愛情がたっぷりの「ハート」がバンバン飛んでくる感じ。
今年鬼籍に入ったジョアン・ジルベルトへのリスペクトを沢山話した後に「Desafinado」を演奏。
会場からも優しい歌声が流れると、それにハーモニーをつけたりして、、本当に、身も心も音楽でできている人なんだな、、って、感動しちゃった。
5、6曲演奏した後に、姪っ子のヂアナ・オルタ・ポポフ、ベースのマチアス・アラマン、パーカッション&ドラムの岡部洋一が加わる。
エレベとドラムが入って賑やかな中、ヂアナの可愛らしい歌声で雰囲気はがらりとかわる。
で、いったん、トニーニョが舞台からいなくなる。(心の中は「え〜〜!!!」笑)
入れ替わりに、なんと、あのファンキーでグレイトなトランペッター黒田卓也が登場。
ヂアナのピアノ・トリオと「Ponta de Areia」や彼女のオリジナルを演奏。
1吹きで空気が変わる、流石。コンテポラリーなブラジリアン・ジャズ。(心の中は『おぉぉ!」単純)
再び、トニーニョ・オルタが戻ってきて、ギターをセミアコに変えて弾き始めると、、これまた、がらりと雰囲気が一転。
そうだ、黒田卓也はすごかったけど、ヂアナも素敵だけど、会場の皆んなは貴方を聴きにきてるんですよぉ。
今更に、思うわけです。笑
ヂアナの歌にぴったりはまるギター・プレイ。やっぱり、血の繋がりは争えない。
幼い頃から周りにトニーニョ・オルタの音楽でいっぱいの素敵な人生をすごしているヂアナとのハーモニーも幸せな音。
2.3曲演奏し、、最後は、新譜『Belo Horizonte』の宣伝をしておしまい。
最後の最後まで、アンコールを期待する拍手がいっぱいでしたよ。
つくづくおもいました。彼は、彼が存在するだけで奇跡。
その声、ギター、曲、全てが奇跡です!
と、予定の新幹線に乗れなくなったけど、余韻にひたりながらホームでぼんやりできてよかったかのかも。
CDの中の憧れのスターが、さっきまで目のまで演奏していた幸せって中毒になりますよね。
んじゃ、退散♪
追記(ブルーノートのHPにセット・リストが発表されてました)
1st
1. DURANGO KID
2. AOUI,0H!
3. PILAR
4. VIVER DE AMOR
5. DESAFINADO
6. MADI
7. PONTA DE AREIA ~ TODA MENINA
8. NA RODA
9. VÉU DO OCEANO
10. MEU CANÁRIO
11. FRANCISCA
12. MANUEL
今年のハーベストムーンは、昨日9月14日だったらしいのですね。
新潟は、比較的お天気にめぐまれていたので、お月さまの写真をあげている方が多かったです。
私も、何枚か写真をとりましたが、、いまいち、風情のある写真になりませんでした。
まぁ、、私の中で「Harvest Moon」といえば、偉大なる兄貴(Neil Young)が、1992年にリリースしたアルバム『Harvest Moon』に収録されている「Harvest Moon」ですね。
こんなロマンチックな歌詞とメロディがこの世にあるのだろうか!
と、大変お気に入りです。笑
ご存知の方も多いとおもいますが、、今日は兄貴の傑作をはりつけておきますね。
この曲を聴くと、いつだって心踊る気分!
んじゃ、退散♪
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