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音楽で拡がる輪

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2019年6月11日 (火)

私の心は旅人になった 『Bill Frisell Trio @ Blue Note Tokyo ( 6/11 1st)』

 
Bill Frisell Trio @ Blue Note Tokyo ( 6/11 1st)
Bill Frisell (g)  Thomas Morgan (b)  Rudy Royston (ds)
 
00_billfrisell
 
ブルーノートのHPにあったお写真をお借りいたしました。m(_ _)m
 
愛しのビル・フリゼールさまがトリオで来日していたので行ってきました。
今回は、2年前のライブからヴォーカルのペドラさまが抜けた編成。
皆んなもよく知ってる名曲のテーマをビルフリさまが、、例のゆったりとゆっくりと愛おしげに弾き始めるところから始まる。
やがて、ベース、ドラムと即興のやりとりが始まる。特別なMCも無く、ただひたすら80分近く、それが何度(何曲)か繰り返された。
ビルフリさまには、ジャズ、カントリー、ロック、ポピュラーと様々な音楽がぎゅぎゅうに詰まってて、選曲も演奏も何かに囚われることなくとても自由。奔放なのではなくて、自由!って感じ。彼の心の大平原を感じる。
もちろん、メンバーとのやりとりも即興の楽しさも満載。
一度、アンプに繋がっているピンが抜けた時の気の抜けた笑顔が可愛いかったけど、あとは、、とても集中して自分の音とメンバーの音が一体化する奇跡の瞬間を楽しんでいた気がする。拍手を3。4度くらいしたと思うのだけど、1曲が長いし、シームレスにどんどん変化していくので、何曲演奏したのかよくわからなかった。汗モンクの「Misterioso」とパーカーの「Confirmation」なんていうのも入っていて、「Confirmation」が、かなりジャズ度の高い熱い演奏だったのに驚いた。
 
ECMからデュオを2枚だしているトーマス・モーガンとは、互いに音数が多いわけではないが かなり親密。
ビルフリの心の赴くままに変化していく演奏の、ちょっとした変化、ニュアンスをすぐに察知して、見事に追随。
もちろん、その逆もあって、、もう、半端ない親密な関係。
この親密な空間にドラムが、音を差し込むのはとても大変だと思うけど、、そこは、名手ルディ・ロイストン。
スピーディで的確な歌うようなドラミングで盛り上げてました。
 
目一杯、演奏してくれたので、、アンコールは無しでしたが、めちゃ満足度が高かった。
前に座っていた男性が、終わった瞬間に笑顔で「これで死んでもいい」って言った気持ちがよくわかります!
私も、リヴァーブかけたエレキ・ギターの美味しい音を全身に浴び幸せいっぱい。
我を忘れた夜でしたが、きっと、彼らも我を忘れて演奏を楽しんだと信じています…。
ひととき、、私の心は旅人になりました。
 
サイン会はなかったのですが、知人がトーマス・モーガンに会う約束になっているとのことで、、新譜を1枚託してしまいました。
本当に、ありがとうございます。m(_ _)m
 
今日のおまけは、、前日(6/8)のブルーノートの演奏から。
どう?誰かと比べるとか、、絶対できないギタリスト。
 
 
すんごい、土砂降りでしたね。
靴が、、びちゃびちゃになったわ。
 
んじゃ、退散♪

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