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音楽で拡がる輪

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2019年6月22日 (土)

硬質…甘さを排除した抒情 『When Will The Blues Leave / Paul Bley  Gary Peacock  Paul Motian』

When_will_the_blues_leave
 
2016年に鬼籍に入ったECMを代表するピアニスト、ポール・ブレイの1999年3月にスイスで行ったコンサートの録音盤。
ベースは、ゲーリ・ピーコック、ドラムは2011年に鬼籍に入ったポール・モチアン。
長い親交を持つ3人が、キャリアの終盤に差し掛かって一緒に演奏をした貴重な瞬間をとらえた1枚。
全8曲のうち、2曲はピアノ・ソロ。ブレイの曲が4曲、ピーコックの曲が1曲、2人名義が1曲、オーネット・コールマンの曲とガーシュイン曲。
 
オープナーは静かな拍手とともに始まるブレイ曲「 Mazatlan」。硬質とはこういうものです、みたいなブレイのピアノが踊る。ベースもドラムの余分な音を徹底排除、でも、静寂とはちがう緊張の連続で11分超え。
一転、ブレイ曲「Flame」にみせるリリシズム。饒舌に歌うベースと創り上げるロマンチシズム溢れる世界。
自身の曲「Told You So」をピアノ・ソロで。自らの内側を探求するように自由な表現で内なる世界を力強く飛び回る。
地を這うような力強いベースソロで始まるピーコック曲「Moor 」、モチアンのシンバル音がよりダークな色合いに染める。そして、ピアノが加わってよりスリリングで、サスペンスタッチに、凄みを感じる。
ベースとピアノ、そして、ドラムの刺激的で饒舌な会話、でも、どこか優しい響きも感じるブレイ曲「Longer」。
二人の名義の「Dialogue Amour 」、耽美的ともいえるピアノの響き、その美しさを押し上げるベースの自信あふれるプレイ、濃密な信頼関係。
タイトル曲はオーネット・コールマンの「When Will The Blues Leave 」。冒頭から高速で丁々発止、絡み合う、縺れ合う、自在に渡り合う、圧倒的な自由度で観客を圧巻する。
拍手に続いて、「 I Loves You, Porgy」をピアノ・ソロで。クリスタルなタッチで、減り張り効いたリリカル&ロマンティックな世界を。終演。
 
本当に3人素晴らしかった。とはいえ、、やはり、ポール・ブレイの硬質さって、ここまであるのか、って、思い知らされました。
3人のインタープレイは、すごっく濃密で、決して音数が少ないわけではないのですが、緊張感が高い演奏が続くせいか、ブラックホールのような静けさを感じる。
 
1. Mazatlan 
2. Flame 
3. Told You So (solo piano) 
4. Moor 
5. Longer 
6. Dialogue Amour 
7. When Will The Blues Leave 
8. I Loves You, Porgy (solo piano)
 
Paul Bley (p)
Gary Peacock (b) exc. #3, 8
Paul Motian (ds) exc. #3, 8
 
今日のおまけは「When Will The Blues Leave 」。
 
 
リリースまでに時間がかかったようですが、、
リリースされてよかったです。
 
んじゃ、退散♪

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