ドラム・ソロ、面白すぎ! 『大村 亘 @ 高崎Sangam (5/21 1st)』
大村 亘 @ 高崎Sangam (5/21 1st)
大村 亘 (ds, perc...)
インドが大好きなドラマー&タブラ奏者、大村 亘さまのソロ・ライブ。
当初は、おしまいまで聴けるとおもったのですが、いろいろあってファーストだけとなってしまいました。
高崎駅の東口からタクシーで10分くらい、緑地帯沿にサンンガムはありました。
って、入り口の写真とか撮り忘れた…。
店内は、インド、タイ、、系の無国籍な雰囲気。どうやら、オーナーさまもドラマーのご様子。
2セット目では、デュオもある予定だったのに、大変、残念。
ドラム・ソロも滅多に聴けないけど、ドラム・デュオも滅多にきけないもん。
ドラムに目の前のテーブルに座っていたら、横浜からいらした女性と相席になった。
一緒に、グリーンカレーのハーフを食べる。ココナッツの風味が程よく、とても美味しかった。
彼女は、大村さまのことをとても褒めていた。って、横浜からくるんだもの、当たり前か。
作曲する曲がとても良いと言ってました。そして、同じ人が創った思えないくらいバラエティに富んでいる、と、絶賛!
と、ちょっと、前置きがあって始まりました。
導入では、とても、音数少なく、ドラやらリンやら心の故郷で鳴っていそうな民族楽器?も使って、異国情緒たっぷりの彼の心象風景から、一気に異空間に誘う。かつて訪ずれた街、自然、、様々な人の顔も浮き沈みする。
電子音も入って、そのまま、過去と未来が交差する不思議な空間に。
マクロとミクロ、宇宙と内なる宇宙を行ったり来たり。
観客が一挙一動に集中している。
集中しながらも体が揺れて浮かんでいきそうな私。
次第に、ドラムセットから叩き出される音数が多くなってくる。
ブラシ、スティック、マレット、菜箸!、「掌」は、もちろん、、
ハイハット、シンバル、バスドラ、タムタム、、両手両足のテクニックを行使しする。
でも、一番のフル回転は頭脳なのかも。
そして、叩き出される音で、 様々な音風景が現れてくる。
音の大小はもちろん、スピード、音程も考慮し、空間の骨組みを組み立て、そして、色彩、感触を盛り込んでくる。
わずかな変化が、大きな変化、その流れは40分弱、途切れず、心のアンテナを強く強く刺激された。
まさに、時を忘れて聴き入った。
先日、ヤコブ・ブロのライブの時に、ジョーイ・バロンの演奏を目の前で聴き(見て)、、
「 ドラムって、まだまだ、私の知らない無限の可能性を秘めてる!」
と、思ったのですが、この日も同じことを強く思った。
リズムの要はもちろんなのだけど、彼らは音空間の創造者ですね。
本日も圧倒されました。素晴らしかった!
そうそう、帰りのタクシーの運転手さんに、
「そんな近くでドラムを聴いて、煩くないの?」
って、言われたんですね。
「巧いドラムは、一つ一つの音が綺麗だから全然煩くなんてないですよ。」
って、お答えしておきました。納得した様子ではなかったんだけどね。笑
んじゃ、退散♪
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