引締った音の快感 「Kazuki Yamanaka Quartet Plays Standards」@ Jazz FLASH (4/16)
「Kazuki Yamanaka Quartet Plays Standards」@ Jazz FLASH (4/16)
山中 一毅 (as) 中村 真 (p) 中村 新太郎 (b) 大村 亘(ds)
山中さんは、お父様のご縁で2017年の11月に新潟で演奏しています。
その時も、メンバーは一緒。
「中村 真トリオで もっとも重要な要素は 即興感だ!」
と、言い切る中村 真トリオと凄まじい高揚感ある演奏でした。
ニューヨークで日々鍛錬されて、お久しぶりの日本ツアー。
前半は、「山中 一毅 (as) 渡辺 翔太(p) 落合 康介(b) 大村 亘(ds)」
こちらは、彼のオリジナルを毎日決まった順序で演奏し、「変化と破壊を恐れずに新たな地平へと到達しようとする」、創造的な時間だったとSNSで語ってました。
今回は、スタンダード、といっても、1960年代のミュージシャン曲を中心に選曲。
サム・リヴァースの曲に始まって、ウェイン・ショーター、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーン、チック・コリアらの名曲に、ラストが超ファンキーな「C Jam Blues」、そして、アンコールにバラッド。
どの曲も、名曲だけれど、ちょっとマニアック的な選曲で面白かったです。
と、言いつつ、、前半の「Pinocchio」、「Infant Eyes」そして、後半の「Wise One」は大好きな曲なので大喜び!『Crescent』は、一番好きなアルバムなので、アルト・サックスであることを忘れて、スピリチュアルな音の風景に胸をときめかせました。
後半に、1曲だけ、オリジナルで「Stella's Fancy」という曲を演奏。最後、ベース・ソロからサックスとの一騎打ち状態になったのですが、、着陸点が全く見えない演奏となってました。
よく言えば、全てが即興ですから、、水をさすならば、会場に心配はいらない。。m(_ _)m
1年半ぶりの山中さんは、説得力のある音色、幅広い音の領域、高揚感ある演奏に、ますます磨きがかかってました。「場」のエナジーを一身に集中させ爆発させる。
でも、中村トリオは、決して安易な演奏しやすさを提供してくれず、スライムみたいに変幻自在なカタチ、攻撃的なポジションで襲いかかってくる。
それは、、その迫力ある刺激は、イマジネイティブな世界を創造する原動力となって、一緒に緊張感ある空間を連続させる。
その鍛錬され、引締った音の快感に、週のはじめから、、濃密な時間だった…。
後半のツアーの初日、盛況ではずみになりましたね!
ご一緒できた方がすべての方に、感謝♪
山中さまは、ニューヨークでレコーディングしてきたそうです。
順調にいけば、夏くらいには新譜がでる予定だそうで、そちらも楽しみ!
4/17(水) 桐生ビレッジ
4/18(木) 南与野ジャズマル
4/20(土) 横浜エアジン
4/24(水) 吉祥寺サムタイム
お近くの方、ぜひ〜♪
んじゃ、退散♪
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