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音楽で拡がる輪

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2019年3月 3日 (日)

まさに、百花繚乱 『Sisters In Jazz / Caecilie Norby』

Sisters_in_jazz

ACTレーベルの重鎮でデンマークの歌姫、セシリア・ノービー。
私は、前作『Just The Two Of Us』、ラーシュ・ダニエルソンとのデュオが大すきです♪
ノービーの新譜は、メンバーが全員女性です。プロデューサーの提案で、「ジャズで女性を祝う女性だけのバンド」のコンセプトで集結したメンバーでの録音。
プロデューサーの提案に、日頃の女性のジャズ・ミュージシャンへの不遇?を感じていたノービーは、この提案を喜んでうけたそうです。って、個人的には、女性のジャズ・ミュージシャンの活躍も目覚ましいとおもってますけど…。
選曲も彼女たちのオリジナルの他にも、女性の作曲者やアーティストの曲を選ぶ拘りよう!

オープナーは、大姉御リッキー・リー・ジョーンズの「Easy Money」。サックスとトランペットのユニゾンから始まる思いっきり、ジャジーなアレンジ。ノービーのハスに構えた歌がかっこいい。スタンダード「Willow Weep For Me 」の作曲者も女性だったんですね。ノービーのバックに流れるバンドサウンドが素敵。ベティ・カーターの「Droppin' Things」、ノービーを始めメンバー全員でバピッシュに駆け抜ける!
ジョニ・ミッチェルの「Man From Mars」には、パーカッショニスト、マリリン・マズールが参加しており、奥行きのある空間に。リタ・マルコチュリのピアノがメランコリック。ノービーのオリジナル「Naked In The Dark」、ベースの低音が効いたセクシーでブルージーな1曲。
続く「First Conversation」もノービーのオリジナル。赤ちゃんとの最初出会いの感動を歌にした美しいバラッド。トランペットを高らかにフィーチャーして気合がはいってますよ。
ノービーとリタの2人の名義「Puzzled」、アップテンポで全編スキャット、さすが!
一転、アビー・リンカーンの「Love Has Gone Away 」、ゆっくり、情感たっぷりに…。
ジョニ・ミッチェル「Big Yellow Taxi 」、軽快にポップに、でも力強く。ボニー・レイットの「All At Once」、切々と。キャロル・キングの「Will You Still Love Me Tomorrow」、感情豊かに。リタのピアノがリリカルで素敵。
終演は、ニーナ・シモンの「Do I Move You」、おもいっきりソウルフルに。バンドとの絡みも聴きどころ!

レジェンドに敬意を表しながら、自分たちの音楽を思いっきり楽しんでいる。
特に、ノービーの活きいきとした歌と、リタのピアノは軽快、快調♪
全曲2管でアレンジで、様々な曲調を柔軟にカバー。4曲に入っていたパーカッションも効果的。
歌は、もちろん、バンドサウンドも彼女たちの意気込みが溢れており、粋でいなせな1枚。ノービーさま、巧いな!

1. Easy Money
2. Willow Weep For Me
3. Droppin' Things
4. Man From Mars
5. Naked In The Dark
6. First Conversation
7. Puzzled
8. Love Has Gone Away
9. Big Yellow Taxi
10. All At Once
11. Will You Still Love Me Tomorrow
12. Do I Move You

Cæcilie Norby (vo, per)
Rita Marcotulli (p)
Nicole Johänntgen (sax)
Hildegunn Øiseth (tp)
Lisa Wulff (b)
Dorota Piotrowska (ds)
Marilyn Mazur (per 4,6,7,9)

今日のおまけは、ご本人があげていた「Droppin' Things 」。

三寒四温の今日この頃。でも、気持ちは春へ。

んじゃ、退散♪

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