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音楽で拡がる輪

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2019年3月16日 (土)

最強伝説更新!! 『Circuits / Chris Potter』

Circuits


デビュー以来、20年以上にわたって、サックス、コンテポラリー・ジャズのファンを湧かせてきた、米国のマルチ奏者、クリポタ、こと、クリス・ポッターの新作がでています!
新作は、 前作のECMのアルバムと変わって、強力なエレクトリックなファンク路線。
キーボード奏者、ジェイムス・フランシーズは、パット・メセニーの起用で話題になった時代の寵児。ここでも、器用に左右で別次元同時走行。ドラマーは、なんでもございのエリック・ハーランド。そして、4曲で超絶ベーシスト、リンレイ・マルトが参加の役者揃い。4曲めの「Koutomé」を除いて、クリポタのオリジナル。

オープナーは、管楽器を多重録音した美しいアンサンブルから。短いので、まさにオープナー的な感じ。
ハーランドのエキサイティングなドラミングに、クリポタ節全開、多重録音の他にサンプリングもありそうな「Hold It」。キーボード、ドラム、サックスの絡みを中心にに、ベースも入って、なお音を重ねる「The Nerve」。素朴なメロディを真ん中に不思議な音風景「Koutomé」は、アフリカの風を感じる。
タイトル曲「Circuits」、エレクトリック・サウンド爆発で、クリポタの世界全開!いやいや、ECMの知的な世界も好きだけど、力でねじ伏せるマッチョなクリポタも大好き!!メンバーの超絶ソロもオンパレード、一丸ですぜ。
吹くは吹くは、叩くは叩くは、、超テンション高い「Green Pastures」、圧倒的な存在感。
様ざまな音が重なる少し暗めの静かめな曲「Queens of Brooklyn」。アルバム的には良いアクセント。
冒頭から高速フレーズのユニゾンで飛ばす「Exclamation」。タイトル曲もかっこよかたけど、この曲も密度もテンションも高くて飛ばしまくりだぜ!懐かし愛しのブレッカー・ブラザーズを思い出しますねっ。
終演は、近未来的な響きを持った「Pressed for Time」、ハーランドの刻む細かいリズムが前々と引っ張り、瞬発力、判断力の勝負、全員で着地点を目指す!驚愕!!

マルチ奏者、作曲者としての力強い魅力を遺憾無く発揮。
瞬発力と即興重視で、凄まじいまでのグルーヴ。最強伝説を更新!
わ〜い、、わい、すげぇ…ぜひ、このバンドで来日してくださいね♪

1. Invocation
2. Hold It
3. The Nerve
4. Koutomé
5. Circuits
6. Green Pastures
7. Queens of Brooklyn
8. Exclamation
9. Pressed for Time

Chris Potter(ts, ss, cl, b-cl, fl, sample, g, key, perc.)
Eric Harland (ds)
James Francies (keys)
Linley Marthe (el-b) #3,4,5,8

今日のおまけは、たぶん、、ご本人があげていた「Circuits」。

んじゃ、退散♪

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コメント

ECMで少し続いていたので、今回発散するクリ・ポタを聴けて良かったです。彼が楽器をいくつもクレジットしているので、彼のトラックを作り上げて、ミュージシャンが合わせていく手法なのかな。それでも、けっこういい感じに仕上がってますね。何より彼のサックスその他の露出度が高いのがいいです。

TBさせていただきます。

Suzuckさん,おはようございます。

クリポタかくあるべしってアルバムでした。ECMのアルバムも優れたものでしたが,Eicherに合わせて(?),抑制感が強かったのも事実ですね。しかし,このファンク路線はたまりませんでした。

ということでこれがココログ改変に際しての最後のTBかもしれませんが,TBさせて頂きます。

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