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2019年3月 7日 (木)

光と陰が交差する郷愁ある世界 『Absinthe / Dominic Miller』

Absinthe

先日、コットン・クラブのライブに行ってきたギタリスト、ドミニク・ミラー。
この新譜のツアーだったので、会場で買ってサインをいただきました。
前回のアルバム『Silent Light』は、パット・メセニーとジスモンチに捧げた静謐で色彩豊かなアコースティック路線でしたが、今回は印象派のアーティストたちへのオマージュだそうです。
アルゼンチンの若きバンドネオン奏者、サンティアゴ・アリアスを起用、ドラムに古くからの仲間マヌ・カチェが加わっている♪ 全曲、ドミニク・ミラーのオリジナルで〜す。

オープナーはタイトル曲「Absinthe」。彼がつま弾く静かなギターの音色ではじまる。やがて、バンドネオンの哀愁が加わる。ドラムが切れ味のよいドラムを叩き始めると、光と陰のようなコントラストを強く感じる…。穏やかに温かにメロディアスにすすむ「Mixed Blessing」。郷愁を誘うギターとバンドネオン「Verveine」。ドラムとギターの静寂な時間「La Petite Reine」。
情感が豊かに歌い上げる「Christiania」、バンドネオン郷愁満載。ギターの練習のようなスムースな指の動き「Étude」。風になびくような動きのある光景「Ombu」。フレーズを反復しながら少しずつ変えていく「Ténèbres」。
終演は、穏やかな中に光や色彩の移ろいを感じる「Saint Vincent」。

ギターとバンドネオンが効果的に哀愁を誘う抑制の効いた空間。
光と陰が交差する郷愁ある世界。


1.Absinthe
2.Mixed Blessing
3.Verveine
4.La Petite Reine
5.Christiania
6.Étude
7.Bicycle
8.Ombu
9.Ténèbres
10.Saint Vincent

Dominic Miller (g)
Santiago Arias (bandoneon)
Mike Lindup (keys)
Nicholas Fiszman (el-b)
Manu Katche (ds)

今日のおまけは、レーベルがあげていたタイトル曲「Absinthe」。

一雨ごとに春めいてきましたね!

んじゃ、退散♪

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コメント

前作も良かったけど、今回はベースとドラムスが入って、びしっときまるところもあり、また趣向が違った感じで良かったでした。ライヴに行った方によれば、アルバムよりは賑やかな曲もあったとか。このアルバム、けっこう気に入りました。

TBさせていただきます。できるうちにやっておきます。

910さま、返事が遅くてすみません。m(_ _)m

前作も、新作も、、私は好みです。
仰るとおり、ライブはロックしてた部分もありました。
でも、それも、皆んな大喜びでしたよ。

ありがとうございました。

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