ぶっ飛びましたっ! 『ませひろこQuintet @ Jazz Flash (2/8)』
ませひろこQuintet @ Jazz Flash (2/8)
ませひろこ (ss) 音川 英二 (ts)
田中 信正 (p) 落合 康介 (b) 吉良 創太 (ds)
(田中さまが入っていなくてごめんなさい。m(_ _)m)
ちょっと、地元のライブのお休みが続いていたのですが、、タイミングよく参戦できることに♪
新潟市出身のテナー・サックス奏者、音川 英二さまと、公私のパートナーのソプラノ・サックス奏者、ませひろこさまの2人がフロンで、全てませさまのオリジナル演奏するというクインテット。
オープナーから、正道ハードバップの熱い演奏。ワクワク感あるユニゾンからソプラノ、テナー、ピアノとつなぐ間にガンガンとヒートアップ。強いバネのベース、重たく鋭いリズムのドラム。のっけから、互いに煽りまくりっす。会場を一気に盛り上げる、白熱のテンション!
ソプラノ・サックスは、カーブドソプラノで、ストレートより音色が柔らかで太い感じで、ストィックに吹き上げる。テナー・サックスもコルトレーン・スピリットがバシバシ伝わってくる。
2人のコルトレーンを共通項とした掛け合いが、また、強烈。
そこに、超キモなのが、ピアノ。なんだ、このピアノ!って、叫びたくなりましたね。
CDで聴いてた時より、ずっと、テクニカルな演奏だったきがして、狂気と理性が繰り返して出てくる。どう、トリオも生で聴いてみたいですよね。
そんなこんなで、3曲めの「復活(Resurrection)」が、印象的。スピリチュアルな面持ちのテーマで、ずっと太い安定したベースラインが鳴り響き、、ベース・ソロ!独り舞台でしたねぇ。
強さ、スピード感、独創性で、魅せる、観せる、そして、聴かせるで、観客みんな釘付け。
テーマに戻ってきた時には、観客全員、ヤンヤですね。
1stセットの最後は、お腹のそこから湧き返るようなドラムの大アクションからの「Mr.Lion」。めちゃ、勇ましい戦闘モードのテーマ。アヴァンギャルドに躍動するピアノがかっこいい!
まさに猛獣系の演奏で、バンドが一体となって襲いかかってきます!
超高速になっても、力強さも一体感も保って狂喜の様相、荒くれれば荒くれるほどに、サックス2人が絶好調となる…わぁ、、とんだバンドを聴きにきちまった。。
休憩中に、ジャズ喫茶ジョニーの復興支援CD「NEW YORK REUNION」を買う。
マスターに「とても良い、渋いアルバムだよ」って、言われてこちらもワクワク。
2ndセットは、MCから。ヴォーカルの入ったユニットの為に、音川さまが英語で「歌詞」を考える話が面白かった!
公園を散歩するような感じで創ったという「城北公園」、のんびり始まったけど、結局、ランニングしてましたね。笑
曲順は忘れちゃったけど、、「Tribute」繊細なピアノが煌めく美しいバラッドもありました。やはり、このピアノは只者ではないですよぉ。つかのま、うっとりしたもん。曲にまつわる逸話もよかったです。
ラストは、当然?大盛り上がり。尋常じゃないテンションでアヴァンギャルドな演奏。
2セット目も1曲、15分〜20分?のライブならではの、長尺なものがつづき、4曲か5曲目一杯演奏。アルコールも入って、あったまっている観客も巻き込んで熱い時間でお腹いっぱい楽しませていただきました。
アンコールは、前半はMCでメンバーを紹介しながらも戦闘態勢の勇ましい曲で裏切りませんでした!
ジャズ・フラッシュらしい、実にハード・ボイルドなライブでした。
互いに信じあっているのはもちろんのこと、、リーダーの2人がメンバーを絶賛していて、非常に信頼を寄せているのが演奏にそのままでていた気がします。
やりたいことがあっても、それを実現してくれるにはスキルのたったメンバーが必要。
誰が欠けても、あの迫力ある演奏は難しいですよね。
次回は、このバンドでのCDリリース・ツアーかな??
んじゃ、退散♪
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