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音楽で拡がる輪

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2019年2月20日 (水)

メンバー、一新! 『Love Hurts / Julian Lage』

Love_hurts

新世代ギタリストのトップを走る、ジュリアン・レイジの新作は、ドラムとベースを一新したトリオ作品。
『Arclight』『Modern Lore』、とアメリカーナ路線が濃厚でした。
今回は、Bud Plusのドラマー、デイブ・キングとシャイ・マエストロ トリオの現在のベーシスト、ホルヘ・ローダーを迎えた強靭な布陣。オーネット・コールマン、キース・ジャレットの曲もとりあげている。選曲、テクスチャーは相変わらずジャズの枠を超えているけれど、ジャズ魂度は高い。

オープナーは、ピーター・アイヴァースの「In Heaven」。ブルーズ、カントリー、ロックを感じるバラッドにアレンジ。力強いリズムの存在が◎。
オーネット・コールマンの「Tomorrow Is The Question 」は、バピッシュに。キース・ジャレットの「The Windup」、各自の高速フレージング満載、瞬発力あるやりとりに唖然。
タイトル曲「Love Hurts」は、エヴァリー・ブラザーズのカバー、カントリー・ロックのバラッドで。
穏やかでフォーキなジュリアンのオリジナル「In Circles」、時折急展開だけどね。笑
ドラムソロから始まるキースの「Encore (A) 」、軽快に。優しく美しい、ジュリアンのオリジナル「Lullaby」。ジミー・ジェフリーの「Trudgin’ 」は、渋く濃厚な味わい。
スタンダード「I’m Getting Sentimental Over You」、歌心あふれ粋に。終演は、ロイ・オービソンの「Crying」、メロウな曲調に様々のせてハートフルでエモーショナル仕上げに。

ジャンルを越境した様々な音楽のエッセンスを持った新世代のギタリスト。
なかなかコアな選曲も魅力的。追随を許さぬ圧巻のギタープレイと息のあったメンバーとのインタープレイが驚愕なギターファンが痺れる1枚。

1. In Heaven
2. Tomorrow Is The Question
3. The Windup
4. Love Hurts
5. In Circles
6. Encore (A)
7. Lullaby
8. Trudgin’
9. I’m Getting Sentimental Over You
10. Crying

Julian Lage (g)
Dave King (ds)
Jorge Roeder (b)

今日のおまけは、ご本人があげていた「Crying」。

ジャケットの中扉の写真に写っている「Gretsch Duo Jet」を使った演奏でした。
アルバムには、使用機材に書いてないのだけれど、、使ってるのかな。

んじゃ、退散♪

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コメント

Suzuckさん こんばんわ。
レイジ新作出ていたのですね。
前作も良かったので大変気になります。
リンク先聴かせていただきましたが、相変わらずの"リゾート地のプールサイドで流れる曲風"(笑)ですが、何だか癖になるギタリストです。
ハーシュとのDUOも以前気になっていたまま未入手でした。
また、さっき気づいたのですが、Dayna Stephensのアルバムにも参加していたのですね。
この新作とハーシュとのDUO近く入手したいと思います。
ご紹介ありがとうございます。

baikinnmannさま、お返事が遅くなって申し訳あえいません。m(_ _)m

新譜がでちゃったんですよ!
しかも、メンバー一新!!かなり、いい感じになっていますよ。
まぁ、彼のことなので、四つ切りってわけにはいかないのですが、、
ギタープレイは最高です♪

『Free Flying / Fred Hersch and Julian Lage』、、これは、私も超お気に入りです。
相手がハーシュだけに、明らかなジャズのアルバムになってるとおもいます。笑
ぜひぜひ♪

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