甘さがいい塩梅 『Joys And Solitudes / Yonathan Avishai』
イスラエル出身、フランス在住で、トランペッターのアヴィシャイ・コーエンのバンドのピアニスト、ヨナタン・アヴィシャイのパーマネントなトリオでの作品。ECMからは、初リーダー作。
エリントンの「Mood Indigo」以外は、彼のオリジナル曲、録音は、ステェファノ・アメリオ!
オープナーは、ゆったりと語る優雅な「Mood Indig」。真ん中のピアノは、クリアなタッチ、リリカルでスィートな面持ち。それをサポートするベースもドラムも少し控えめ。ロマンティックな世界へ。内省的でメランコリックな「Song For Anny 」。
ソロ・ピアノで「Tango」、透明感のある耽美的な演奏から湧き出るタンゴはアンニュイ。
明るく親しみやすいメロディ「Joy」。美しい光に包まれたような「Shir Boker」。
クラシカルな中に、時折ルーツが顔をだす「Lya」。
12分を超える大作「When Things Fall Apart 」。緊張感あふれる3人のインタープレイ。
終演は、コンゴ共和国への旅の想い出「Les Pianos de Brazzaville」、すべてが個性的。
リリカルで独創的。ベースとドラムの繊細で息あったサポートも素晴らしい。
甘さもいい塩梅、春の予感のようなアルバムです♪
1. Mood Indigo
2. Song For Anny
3. Tango
4. Joy
5. Shir Boker
6. Lya
7. When Things Fall Apart
8. Les Pianos de Brazzaville
Yonathan Avishai (p)
Yoni Zelnik (b) except #3
Donald Kontomanou (ds) except #3
今日のおまけは、ご本人があげていた「Lya 」。
んじゃ、退散♪
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