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音楽で拡がる輪

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2019年2月

2019年2月26日 (火)

『ジャズ批評 208号』がでました〜♪

『ジャズ批評 208号』がでました〜♪

208


特集は、恒例の前年にでたアルバムのベスト、2本立て!!


『ジャズオーディオ・ディスク大賞2018』

『マイ・ベスト・ジャズ・アルバム2018』


まずは、選考委員でもある「ジャズオーディオ・ディスク大賞2018年の発表」

インスト
金賞 『Shades of Sounds / Alessandro Galati Trio』

銀賞 『OUTER GOLD, INNER LORD. / Alessandro Galati Trio』

銅賞  『TRILOGY 2 / Chick Corea Trio』

ヴォーカル
金賞 『Ballads / Carme Canela - Joan Monne』

銀賞 『Last Things / Siril Malmedal Hauge / Jacob Young 』

銀賞 『Swing In Strings Vol.2 / Aoi Yamaguchi (山口葵 )』

銅賞 『You Are There / Janet Seidel』

なななんと!インストは、イタリアのピアニスト、アレッサンドロ・ガラティの日本盤がワン・ツー。
ヴォーカルは、伏兵?スペインの女性ヴォーカル、カルメ・カネラが金賞。
私は、ノーマークだったのですが、心に響く声だったので最終選考で点数いれました。
彼女たちのデュオの「Left Alone」をはりつけておきますね。

つづいては、「マイ・ベスト・ジャズ・アルバム2018」のライター編に参加。
年末のベストの上位5枚をあげました♪

1.Live / Marcin Wasilewski Trio

2.Shades of Sounds / Alessandro Galati Trio

3.After Bach / Brad Mehldau

4.ICTUS / Tamaya Honda ICTUS Trio

5.Benign Strangers / Davy Mooney & Ko Omur

お知り合いでは、新潟の舟田 敏氏と秋田の菅原 徹氏が、それぞれご自身のベストを寄稿されていました。

毎回、たくさんの方々のベストを見るのは楽しみです。面白い。
なかなか、シンクロする方がいらっしゃらないのですが、それはそれで楽しいです。
勝手にシンパシーをかんじちゃったりするのも、いとおかし。笑


いつもの「新譜紹介」は、


★ 『And Then Comes The Night / Mats Eilertsen』

★ 『Trio Tapestry / Joe Lovano』

★ 『Sisters In Jazz / Caecilie Norby』

★ 『Augustine / Alessandro Galati 』


「New Disc Pick Up」は、2枚。

Circuits / Chris Potter

我がいとしのダーリン、クリポタさま、、マルチ奏者、作曲者としての魅力を遺憾無く発揮し、瞬発力と即興重視の最強伝説を更新!の1枚。

Love Hurts / Julian Lage

もう1人のダーリン、ジュリアン・レイジさまのコアな選曲も魅力的、他の追随を許さぬテクニックとインタープレイでギターファン、待望の1枚

次号は、「ビル・エヴァンス」の特集ですよ。
あなたのお好きなエヴァンスのアルバムのアンケートも絶賛おまちしてま〜す。
アルバム名、アーティスト、レーベル、品番記載
コメントは200字以内です。3月10日締め切り。
E-mail でも投稿可能ですよ。件名に『読者投稿』氏名をお願いします。
jazzm@violin.ocn.ne.jp

そういうわけで、早く春よ来い!!
んじゃ、退散♪

2019年2月23日 (土)

甘さがいい塩梅  『Joys And Solitudes / Yonathan Avishai』

Joys_and_solitudes


イスラエル出身、フランス在住で、トランペッターのアヴィシャイ・コーエンのバンドのピアニスト、ヨナタン・アヴィシャイのパーマネントなトリオでの作品。ECMからは、初リーダー作。

エリントンの「Mood Indigo」以外は、彼のオリジナル曲、録音は、ステェファノ・アメリオ!

オープナーは、ゆったりと語る優雅な「Mood Indig」。真ん中のピアノは、クリアなタッチ、リリカルでスィートな面持ち。それをサポートするベースもドラムも少し控えめ。ロマンティックな世界へ。内省的でメランコリックな「Song For Anny 」。
ソロ・ピアノで「Tango」、透明感のある耽美的な演奏から湧き出るタンゴはアンニュイ。
明るく親しみやすいメロディ「Joy」。美しい光に包まれたような「Shir Boker」。
クラシカルな中に、時折ルーツが顔をだす「Lya」。
12分を超える大作「When Things Fall Apart 」。緊張感あふれる3人のインタープレイ。
終演は、コンゴ共和国への旅の想い出「Les Pianos de Brazzaville」、すべてが個性的。

リリカルで独創的。ベースとドラムの繊細で息あったサポートも素晴らしい。
甘さもいい塩梅、春の予感のようなアルバムです♪

1. Mood Indigo
2. Song For Anny
3. Tango
4. Joy
5. Shir Boker
6. Lya
7. When Things Fall Apart
8. Les Pianos de Brazzaville

Yonathan Avishai (p)
Yoni Zelnik (b) except #3
Donald Kontomanou (ds) except #3

今日のおまけは、ご本人があげていた「Lya 」。

んじゃ、退散♪

2019年2月21日 (木)

ディープでエモーショナル 「Splashgirl @ Jazz Flash (2/20)」

Splashgirl @ Jazz Flash (2/20)

Splashgirl

Andreas Stensland Lowe ( p, key , electronics)
Jo Berger Myhre (b, electronics)
Andreas Lenmo Knudsrod ( ds , perc. )

昨夜は、ノルウェーの気鋭なピアノ・トリオ、スプラッシュガールのライブでした。
すでに、母国のレーベルから5枚?のアルバムをだしていて、今回は新譜『Sixth Sense』の日本ツアー。
会場時間に到着すると、ステージはなにやらたくさんの機材で埋まっています。笑
どんなサウンドになるのか、ワクワクです。

演奏がはじまると、思ったよりアコースティックなサウンドだと思いました。
ライブということもあってかもしれませんが、、
印象は、各自がとても楽器の巧いクールなコンテンポラリーなピアノ・トリオで、そこにエレクトロニクスな音が加えられた、独自なサウンド。抽象的、神秘的な世界。
ピアノ奏者は、ピアノと一緒にキーボードやエレクトロニクスを操り、ベース奏者もエフェクターを使って変化に富んだ音を提供、ボウイングもしてましたが、、やはり、巧いですよね!
そして、ドラマーは、通常のドラミングだけでなく、チェーンや鈴?を使って、いわゆる北欧系のドラマーらしく色彩色豊かな色付け。各自、素晴らしかったです。
音数はすくなくとも伸ばした音が重なり響き合って、雄大で荘厳なサウンドになっていました。
1曲が30分くらいなので、ライブヴァージョンなのか、、あるいはシームレスに曲をつなげたのか、、
たぶん、、1曲がライブヴァージョンで長尺だったのでは?って、思ってます。。

ディープでエモーショナルな 演奏に高揚!
ノルウェーのジャズシーンは、本当に面白い!

とりとめもない投稿になってしまいましたが、、備忘録のために。m(_ _)m
ツアーは、まだ、続きます。
今日21日は東京の楽屋。
22日は金沢もっきりや、23日は柏Nardis、24日は稲毛Candy。
興味持った方は、お近くのライブハウスへ!

んじゃ、退散♪

2019年2月20日 (水)

メンバー、一新! 『Love Hurts / Julian Lage』

Love_hurts

新世代ギタリストのトップを走る、ジュリアン・レイジの新作は、ドラムとベースを一新したトリオ作品。
『Arclight』『Modern Lore』、とアメリカーナ路線が濃厚でした。
今回は、Bud Plusのドラマー、デイブ・キングとシャイ・マエストロ トリオの現在のベーシスト、ホルヘ・ローダーを迎えた強靭な布陣。オーネット・コールマン、キース・ジャレットの曲もとりあげている。選曲、テクスチャーは相変わらずジャズの枠を超えているけれど、ジャズ魂度は高い。

オープナーは、ピーター・アイヴァースの「In Heaven」。ブルーズ、カントリー、ロックを感じるバラッドにアレンジ。力強いリズムの存在が◎。
オーネット・コールマンの「Tomorrow Is The Question 」は、バピッシュに。キース・ジャレットの「The Windup」、各自の高速フレージング満載、瞬発力あるやりとりに唖然。
タイトル曲「Love Hurts」は、エヴァリー・ブラザーズのカバー、カントリー・ロックのバラッドで。
穏やかでフォーキなジュリアンのオリジナル「In Circles」、時折急展開だけどね。笑
ドラムソロから始まるキースの「Encore (A) 」、軽快に。優しく美しい、ジュリアンのオリジナル「Lullaby」。ジミー・ジェフリーの「Trudgin’ 」は、渋く濃厚な味わい。
スタンダード「I’m Getting Sentimental Over You」、歌心あふれ粋に。終演は、ロイ・オービソンの「Crying」、メロウな曲調に様々のせてハートフルでエモーショナル仕上げに。

ジャンルを越境した様々な音楽のエッセンスを持った新世代のギタリスト。
なかなかコアな選曲も魅力的。追随を許さぬ圧巻のギタープレイと息のあったメンバーとのインタープレイが驚愕なギターファンが痺れる1枚。

1. In Heaven
2. Tomorrow Is The Question
3. The Windup
4. Love Hurts
5. In Circles
6. Encore (A)
7. Lullaby
8. Trudgin’
9. I’m Getting Sentimental Over You
10. Crying

Julian Lage (g)
Dave King (ds)
Jorge Roeder (b)

今日のおまけは、ご本人があげていた「Crying」。

ジャケットの中扉の写真に写っている「Gretsch Duo Jet」を使った演奏でした。
アルバムには、使用機材に書いてないのだけれど、、使ってるのかな。

んじゃ、退散♪

2019年2月17日 (日)

北欧的ファンタジー 『And Then Comes The Night / Mats Eilertsen』

And_then_comes_the_night_2


先週の月曜日に、「春の陽射しが……」、、なんて、書いたら、、とても寒くなり雪がふりました。。
週末くらいから、少しずつ暖かくなった感じはしますが。
と、いうことで、、またまた、懲りずに早春譜のような??アルバム。笑

ノルウェージャズの牽引者で、確信的で洗練されたベーシストのマッツ・アイレットセン。
今回の新譜は、ピアノ・トリオ。
ピアニストは、前作『Rubicon』でも、透明感のあるピアノを弾いていたHarmen Fraanje(読み方がわからない) 。お師匠さんが、ケニー・ワーナーとフレッド・ハーシュだけあって、1音の可能性を非常に大事にしているリリカルなピアノ。
ドラマーは、ノルウェー在住の日本人のピアニスト、田中 鮎美が参加した『Lucus』も好評だった、これまた1音を大事にするトーマス・ストレーネン。
Hubroレーベルから出ている『Elegy』と同じメンバーですね。
タイトルは、アイスランドの作家の小説からで、全て彼らのオリジナル曲。

オープナーは、硬質で透明感あるピアノがしっとりと弾く美しいメロディが印象的。ゆったりと、間を生かした演奏の「22」。
3人名義の即興「Perpetum」、アイレットセンの弓引きも入ってミステリアス。
ピアニストの曲「Albatross」、静かな美しい曲をひたすら美しく。
煌めくようなピアノのフレーズとベースの響き、かすかに聴こえるスティック音が軽やかな「After The Rain」。
暗く不穏な音を叩き出すドラム、練り響かせるベース、その中を単音を静かに響かせるピアノ。大きな空間に引き込まれていく「The Void」。ピアノとベースのデュオで穏やかな道行き「Solace」。
金属音で空間を切り裂きながら美しくも哀愁のある「Sirens」。タイトル曲「Then Comes The Night」は3人名義で、物語性を感じる力強い即興。低音と高音が絶妙に混じり合うミニマムなピアニストの曲「Soften」。
終演は、オープナーと同じ「22」の別ヴァージョン。キャッチーなメロディが頭の中を巡ります。

個性豊かな3人が、美しさを追求しながらも、オーソドックスな表現ではあきたらないクリエイティヴな発想で創り上げた世界は、リリカルで静寂な中にも、、底深いところに力強さを感じる幻想的な世界。


1. 22
2. Perpetum
3. Albatross
4. After The Rain
5. The Void
6. Solace
7. Sirens
8. Then Comes The Night
9. Soften
10. 22

Mats Eilertsen (b)
Harmen Fraanje (p)
Thomas Strønen (ds)

今日のおまけは、ご本人があげていたコペンハーゲンでのこのトリオのライブ。
アイレットセン、、お姿もセクシー♪ また、新潟に来ないかなぁ。。

んじゃ、退散♪

2019年2月16日 (土)

夜の黙(しじま)が似合う幽玄な世界 『Trio Tapestry / Joe Lovano』

Trio_tapestry

米国のベテラン・サックス奏者、ジョー・ロヴァーノの初ECMリーダー作。
サイドでは、いくつかの作品にでていて、、いいお仕事をしているんですよね。
特にお気に入りは、スティーヴ・キューントリオとの共演『Mostly Coltran』です。
これは、私的には、ロヴァーノのアルバム!
とはいえ、、なぜか、日本ではあまり知名度も人気も高くない気がします…。
新譜は、旧知の仲のピアニストのマリリン・クリスペルと、ドラマーのカルメン・カスタルデとのベースレスのトリオ。全12曲が彼のオリジナル。

オープナーの「One Time In」、ドラムとのデュオ。ロヴァーノの楽器にゴング、って書いてあるのだけどれど、、ここもそうなのかな?ドラムが金属系の音を響かせる中、空間を大きく使ったサックスが幽玄に滑り出します。
煌めく川の流れのようなピアノが入って、哀愁の世界「Seeds of Change」。
ひんやりと静寂なピアノとサックスの会話「Razzle Dazzle」。静かな中に時折、、閃光を感じる「Sparkle Lights」。
冒頭のドラミングが異空間に誘う「Mystic 」、朗々と吹くサックス、繊細に絡むドラムの不思議なデュオ。宗教的な雰囲気がある。
ピアノとドラムのデュオ、訥々とピアノが音を奏で、ドラムも繊細な音で対応「Piano/Drum Episode」、なぜか、胸がしめつけられるような悲しみに満ちている。
「Gong Episode」、どうやら、ほぼゴングのソロ。ロヴァーノが鳴らしている様子。って、なぜなんだろう…。鎮魂の鐘に聴こえる。
突如、静寂をやぶる「Rare Beauty」、3人の感情が波立つ。奔放なピアノの主張が際立っていて、、暗く美しい。その流れのままに美しい即興を聴かせる「Spirit Lake」。三つの流れが存在する「Tarrassa」。
終演は、フリーでアヴァンギャルドに雄叫びをあげる「The Smiling Dog」。

無音を有効に使った非常に音の少ない空間。相手の意図を汲みながらのインタープレイ。
繊細な音使いに長けた人たちだからできるスペイシーでミステリアスな空間。
夜景のジャケットのよく似合う幽玄な世界。

1. One Time In
2. Seeds of Change
3. Razzle Dazzle
4. Sparkle Lights
5. Mystic
6. Piano/Drum Episode
7. Gong Episode
8. Rare Beauty
9. Spirit Lake
10. Tarrassa
11. The Smiling Dog   

Joe Lovano (ts,tarogato, gongs)
Marilyn Crispell (p)
Carmen Castaldi (ds, perc.)

今日のおまけはレーベルがあげていたアルバムのトレーラー。

う〜ん、土曜日の朝に聴く音楽ではなかったかなぁ。笑

んじゃ、退散♪


2019年2月11日 (月)

時の流れを忘れる… 『Mare Nostrum III / Paolo Fresu - Richard Galliano - Jan Lundgren 』

Mare_nostrum_iii


立春が過ぎました。
雪も降りますが、陽射しが春めいてきましたよね。
特に、、今年は、暦の上だけでなく、春の足音が大きくなった気がします。

同じメンバーで2007年に1枚目『Mare Nostru』、2016年に2枚目『Mare Nostrum II』、そして、今年3枚目がリリースされました。
1枚目がリリースされた時は、直後に輸入盤も買えないという購買規制がかかって、とても怒っていたのをおもいだします。一年後に、日本盤がでて解除されました。

今回も、3人は4曲ずつもちより、そこに最近鬼籍に入ったルグランの曲、イタリアの作曲家の曲、クインシー・ジョーンズの曲、、相変わらずの哀愁そそるメロディが並んでいます。

オープナーのガリアーノ作「Blues sur Seine」。いきなり哀愁の波動攻撃。
ブルージーなピアノ、哀愁をそそるアコーデオン、胸に深く沈み込むフリューゲル。
フレスの曲「Pavese 」、柔らかに柔らかに。躍動感に満ちたラングレンの曲「Love Land」。
先日鬼籍に入ったばかりのミッシェル・ルグランの「The Windmills of Your Mind」、淡々とメロディを奏でる。哀愁と郷愁が詰まった3分半。イタリアの作曲家ディ・カプアの「I’te vurria vasà」、情感たっぷりに。
再び、3人のオリッジナルが並び、その後に演奏されるクインシー・ジョーンズの「Love Theme From “The Getaway”」は、絶品。深い音色と美しいメロディに胸踊る。
3度、4度、3人のオリジナルが並び、終演はガリアーノの「Prayer」。その孤独な感情に気持ちが揺さぶられる。

3人のマエストロの創り出す哀愁の世界に、ただただ身を任せるのみ…
心に染み入る音楽で、時の流れを忘れます。

1 Blues sur Seine
2 Pavese
3 Love Land
4 The Windmills of Your Mind
5 I’te vurria vasà
6 Le Jardin des Fées
7 Del Soldato in trincea
8 Ronneby
9 Love Theme From “The Getaway”
10 Human Requiem
11 Letter to My Mother
12 Love in Return
13 Perfetta
14 The Magic Stroll
15 Prayer

Paolo Fresu (tp, flh)
Richard Galliano (acco, bandoneon & accordina)
Jan Lundgren (p)

今日のおまけは、「Love Theme From “The Getaway” 」。

んじゃ、退散♪

2019年2月 9日 (土)

ぶっ飛びましたっ! 『ませひろこQuintet @ Jazz Flash (2/8)』

ませひろこQuintet @ Jazz Flash (2/8)
ませひろこ (ss) 音川 英二 (ts)
田中 信正 (p) 落合 康介 (b) 吉良 創太 (ds)

Hiroko_mase2

(田中さまが入っていなくてごめんなさい。m(_ _)m)

ちょっと、地元のライブのお休みが続いていたのですが、、タイミングよく参戦できることに♪
新潟市出身のテナー・サックス奏者、音川 英二さまと、公私のパートナーのソプラノ・サックス奏者、ませひろこさまの2人がフロンで、全てませさまのオリジナル演奏するというクインテット。

オープナーから、正道ハードバップの熱い演奏。ワクワク感あるユニゾンからソプラノ、テナー、ピアノとつなぐ間にガンガンとヒートアップ。強いバネのベース、重たく鋭いリズムのドラム。のっけから、互いに煽りまくりっす。会場を一気に盛り上げる、白熱のテンション!
ソプラノ・サックスは、カーブドソプラノで、ストレートより音色が柔らかで太い感じで、ストィックに吹き上げる。テナー・サックスもコルトレーン・スピリットがバシバシ伝わってくる。
2人のコルトレーンを共通項とした掛け合いが、また、強烈。
そこに、超キモなのが、ピアノ。なんだ、このピアノ!って、叫びたくなりましたね。
CDで聴いてた時より、ずっと、テクニカルな演奏だったきがして、狂気と理性が繰り返して出てくる。どう、トリオも生で聴いてみたいですよね。

そんなこんなで、3曲めの「復活(Resurrection)」が、印象的。スピリチュアルな面持ちのテーマで、ずっと太い安定したベースラインが鳴り響き、、ベース・ソロ!独り舞台でしたねぇ。
強さ、スピード感、独創性で、魅せる、観せる、そして、聴かせるで、観客みんな釘付け。
テーマに戻ってきた時には、観客全員、ヤンヤですね。
1stセットの最後は、お腹のそこから湧き返るようなドラムの大アクションからの「Mr.Lion」。めちゃ、勇ましい戦闘モードのテーマ。アヴァンギャルドに躍動するピアノがかっこいい!
まさに猛獣系の演奏で、バンドが一体となって襲いかかってきます!
超高速になっても、力強さも一体感も保って狂喜の様相、荒くれれば荒くれるほどに、サックス2人が絶好調となる…わぁ、、とんだバンドを聴きにきちまった。。

休憩中に、ジャズ喫茶ジョニーの復興支援CD「NEW YORK REUNION」を買う。
マスターに「とても良い、渋いアルバムだよ」って、言われてこちらもワクワク。

2ndセットは、MCから。ヴォーカルの入ったユニットの為に、音川さまが英語で「歌詞」を考える話が面白かった!
公園を散歩するような感じで創ったという「城北公園」、のんびり始まったけど、結局、ランニングしてましたね。笑
曲順は忘れちゃったけど、、「Tribute」繊細なピアノが煌めく美しいバラッドもありました。やはり、このピアノは只者ではないですよぉ。つかのま、うっとりしたもん。曲にまつわる逸話もよかったです。
ラストは、当然?大盛り上がり。尋常じゃないテンションでアヴァンギャルドな演奏。
2セット目も1曲、15分〜20分?のライブならではの、長尺なものがつづき、4曲か5曲目一杯演奏。アルコールも入って、あったまっている観客も巻き込んで熱い時間でお腹いっぱい楽しませていただきました。
アンコールは、前半はMCでメンバーを紹介しながらも戦闘態勢の勇ましい曲で裏切りませんでした!
ジャズ・フラッシュらしい、実にハード・ボイルドなライブでした。

互いに信じあっているのはもちろんのこと、、リーダーの2人がメンバーを絶賛していて、非常に信頼を寄せているのが演奏にそのままでていた気がします。
やりたいことがあっても、それを実現してくれるにはスキルのたったメンバーが必要。
誰が欠けても、あの迫力ある演奏は難しいですよね。
次回は、このバンドでのCDリリース・ツアーかな??

んじゃ、退散♪

2019年2月 3日 (日)

息遣いとともに、罪な1枚… 『Augustine / Alessandro Galati』

Augustine

イタリアの叙情派人気ピアニスト、アレッサンドロ・ガラティさま。
なんと、、今回は新作を2枚同時リリース、どちらも寺島 靖国氏とのコラボ作です。
1枚は、トリオのライブ盤で『Live From The Inside Out』
こちらは、ソロ・ピアノ盤、ソロ・ピアノのCD化は『G plays G』以来10年ぶり!
待ってました♪

着いて、びっくり、全17曲で70分超えの大作。
7曲はオリジナルで、坂本龍一、ヘンリー・マンシーニ、ジョン・テイラーの名曲に加え、彼が幼い頃に聴いたイタリアン・ソングも入っている。

オープナーのオリジナル曲「In Beijing」から心の襞が震える。スタンダード「If I Should Lose You」の繊細な美しさ。「Verde Luna」、古いイタリア曲が叙情的に蘇る。
オリジナルが3曲続きます。哀愁の旋律「L'incontro」、ミステリアスな「Balle Molle」。
お馴染みの「Seals」は、陽が差す。
マンシーニの名曲「Theme From Sunflower」、遠い想い出が蘇るような切なさ。
オリジナル「YAT」の静寂さ、そして、これが聴きたくて買った、、坂本龍一の「Merry Christmas Mr. Lawrence」。それはそれは、シンプルに繊細にメロディを奏でる。微妙な音の強弱で、、涙が滲みそうになる。
今回、3曲入っているイタリアの歌手、作曲者のルイジ・テンコの「Averti Tra Le Braccia」、優しく、柔らかに。オリジナル「Raw Food」の不安感は何?
ルイジ・コンテの「In Qualche Parte Del Mondo」、爽やかに柔らかに。モーリス・ラヴェルの「Piano Concerto in G Major」は、たんたんと丁寧に。
伝説の天才ルカ・フローリスの「How Far Can You Fly」は、とても思索的。続く、オリジナル「Into The Wind 」の仄暗さ。とても内省的で静寂な「Mi Sono Innamorato Di Te」は、ルイジ・コンテの曲。
終演は、ジョン・テイラーの「Ambleside 」、躍動感と音の煌めきとともに、余韻とともに。

シンプルに愛おしくメロディを奏でる。繊細なピアノの余韻から、音と音の間(はざま)に感情の機微を感じ、私だけの為に演奏をしているような錯覚…。彼の息遣いも感じる中、彼の内なる世界を一緒に旅する。あぁ、、やっぱり、美学に満ちていましたねぇ。

まぁ。ファン的には聴くしかないでしょ?
ソロ演奏を味わい尽くしたら、同時発売のライブ盤や名匠ステファノ・アメーリオ録音盤の聴き比べも面白いだろうなぁ、と、思ってしまう、、罪な1枚。

1. In Beijing
2. If I Should Lose You
3. Verde Luna
4. L'incontro
5. Balle Molle
6. Seals
7. Theme From Sunflower
8. YAT
9. Merry Christmas Mr. Lawrence
10. Averti Tra Le Braccia
11. Raw Food
12. In Qualche Parte Del Mondo
13. Piano Concerto in G Major
14. How Far Can You Fly
15. Into The Wind
16. Mi Sono Innamorato Di Te
17. Ambleside

Alessandro Galati (p)

今日のおまけは、ちょうどいいのが見つからなかったので、、
ご本人があげていたソロ演奏で「My Favorite Things」。

んじゃ、退散♪

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