ざ・正統派! 「佐津間 純&若林 美佐デュオツアー@Jazz Flash(11/15)」
佐津間 純&若林 美佐デュオツアー@Jazz Flash(11/15)
佐津間 純(g) 若林 美佐(b)
私の大好きな「糸ものデュオ」!!
10月の初めに、ピアニストのたなかかつこさまとデュオでいらしていた、ベーシストの美佐さま。
私との地元のジャズ友の間では、和製ハンナ(『BLUE GIANT』に登場するベーシスト)で通ってます。イメージは「バッチコイ」笑
この時、糸ものデュオのアルバム『Weaver of Dreams』を購入したにですが、これがもう秋の夕暮れにぴったりな秀作。リリース以来?毎年、新潟にいらしてるようですが、なかなか、参戦できず、今回がはじめて。
オープナーは「I've Never Been In Love Before」。スイングするギターが始まると、心が踊る。ベースがタイミングを見合わせて入ってくる。時々、アイコンタクトをしながら楽しそうに演奏が進む。グルーヴィな丁々発止の演奏、相手の意図を読み取り、瞬時に返答。1曲めからがっつり心を掴まれちゃいました。高速「Funji Mama」、ハードアクション、スリリングだったなっ!
ケニー・バレルを敬愛するギタリストは、バップギタリストの鏡のような正統派のギター、グルーブ感が強烈で素晴らしい!! そして、ご自慢のフルアコGibson Super 400で、奏でられる美しい音色にうっとり。
「But Beautiful」、「My Ship」、「Moon and Sand」など、、比較的ゆったり、しっとりした演奏にみせる叙情豊かソフトでジェントルな語り口。典型的な女性が腰砕けになる甘いトーン♪ロマンチックなレーズでメロメロですな。笑
ベーシストが、ビートを刻むのはもちろん、テーマもピチカートでバンバンいけるので、裏に表に双頭のデュオ。
ギターとベースの高速ユニゾンもなんのその♪
互いを尊重し、慈しむ包容力の高い阿吽の演奏。聴いていて、とても心地よくなる。
1セットだけでも、8曲くらい次から次と演奏が続き、休憩をはさんで、2セット、アンコールまで楽しくすごしましたよ。
2人は、演奏時はセットリストは決めてないのだそうです。レパートリーの中からギタリストがチョイスして弾きだす、そして、2人の音風景を創り出して行く。
奇をてらった演奏はないけど、知ってるスタンダードも、知らないスタンダードもとても楽しい。
久しぶりに、ジャズの原点を見つめなおすような、素敵な時間でした。
それにしても、この度の美佐さま、、しっとり艶っぽかったな……
ゆったりと、流れるセピア色の時間。心に染みるスタンダードの数々、、遠い想い出に浸りましたよ。。
『Weaver of Dreams』もとてもよかったのですが、いやあ、生もすっごく、よかったぁ!!
帰りに、佐津間さまの参加している『At Home / Yoshimitsu Okada &Friend』を購入してみました。
サックス、ギター、ベースという変則トリオ。これまた、息がぴったり。バップテナーを中心に味わい豊かな世界が広がっていました。
んじゃ、退散♪
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