セロトニンたっぷり柔らかな時間 「Fabio & Miho Duo Live」
Fabio & Miho Duo Live @ Monk's Mood Jazz Club (8/24)
Fabio Bottazzo (g) Miho Nozawa (p)
「Undercurrent.... again」をコンセプトに、モンクス・ムードに再びあのデュオが帰ってきました。
NYC在住の美穂さんの夏休みお里帰りに合わせて、8月の暑い最中の開催です。
しかも、台風のフェーン現象で、超暑かった次の日。でも、台風の直撃を受けなくてよかったですよね…。
にもかかわらず、予約以上のお客様にいらしていただき、大盛況。
後ろの方は、姿が見えずに申し訳ない気分です。m(_ _)m
オープナーは、「Love theme from Spartacus」。ピアノから始まり、美しい曲想を大切に、甘くしっとりした演奏。ギターも優しく囁くよう。
パット・メセニーの「Phase Dance」。軽やかに爽やかに、2人で一気に天に駆け上がるイメージ。ファビオオリジナル「Remembering Nino」。ニノは、故郷のレジェンド、ニノ・ロータ。ウィットもユーモアも含んだ楽しい演奏。人気のある曲なのですが、去年録音したと仰っていたので、CDがリリースされるのが楽しみですね。
硬質な感じのピアノから入った「You and Night and Music」。早いテンポでの追いかけっこのよう。スリリングでしたね。
ファストセットのおしまいは、ミルトン・ナシメントの名曲「Vera Cruz」。哀愁を表現しながらも果敢に攻めて終了。
お久しぶりの方や、たわいものない話をして休憩終了。
セカンドのオープナーは、ビートルズナンバーで「Norwegian Wood」。有名曲はちょっとミステリアスな雰囲気で。
2人が気に入ってるハーシュ&レイジのアルバムから「Song without words #4 Duet」。最初のピアノの部分から難解なんだけど不思議な魅力をもった曲。2人で気合がはいってましたね。
ジャズファンで、「イタリア、夏」って、言ったらこれしかない、「Estate」。哀愁の中に光と陰を感じる人気曲。掛け合う2人は阿吽です。
ファビオさんが眠れなくなるくらい好きになった曲、メセニーの「 In her family」。この穏やかさと柔らかさは、眠りを誘います。
終演は、一転してアップテンポでリズムを強調したタニア・マリアの「Yantra-Ta」。元気百倍の演奏にやんやでアンコール。
このライブの〆に相応しいようなしっとりしたおやすみソング、ジョー・ザヴィヌルの「Midnight Mood」。リリカルに柔らかに…。
リラックスして穏やかな心持ちになれる時間。
アドレナリンではなくて、セロトニンがいっぱいでた至福の時間。
お人柄がでたライブ、と、言うと演奏がおざなりだったような印象になってしまうのですが、
音楽に真摯に向かい合う姿は、聴いてる人を幸せな気分に満たしてくれますよね。
どうか、来年も至福の時間が体験できますように♪
終演後、今年は打ち上げをしなかったのですが、
多くの方々がお二人と写真をとったり、お話されたりしてました。
で、、なんか、くつろいでしまって…
曲名、順序が怪しかったのでセット・リストをいただきました。
ファビオさんの趣味が濃くでてるかな??
1st
1. Love theme from Spartacus/Alex North
2. Phase Dance/Pat Metheny
3. Remembering Nino (Rota)/Fabio Bottazzo
4. You and Night and Music/Howard Dietz and Arthur Schwartz
5. Vera Cruz/Milton Nasciment
2nd
1. Norwegian Wood/Beatles
2. Song without words #4 Duet/Fred Hersh
3. Estate/Bruno Martino and Bruno Brighetti
4. In her family /Pat Metheny
5. Yantra-Ta/Tania Maria
Encore
Midnight Mood/J Zawinul
久しぶりに、生の音楽を聴けて嬉しかったです。
んじゃ、退散♪
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