今年も、旅する音楽がやって来た 「Ky @ JAZZ Flash (7/20)」
Ky @ JAZZ Flash (7/20)
仲野 麻紀 (as, metal-clarinet, vo) ヤン・ピタール (el-oud, el-g)
「旅する音楽」のKyのお2人。
居ながらにして、世界を感じる音風景です。
去年、器で彼らが中心となって開催されたライブを聴いて、その濃い感情の坩堝にノックアウトされてしまったのだ。今回は、Kyのお2人の ライブ。
彼らの演奏の中心の一つに、エリック・サティの楽曲というのがあるのだけれど、、
会場のJAZZ Flashのご自慢の大きなスピーカーの一つに「サティの写真」が飾られてるのだ。
新潟に来る途中に、ライブのセットリストをあれこれ考えて居た2人は、この写真をみて「やっぱり、サティをやろう!」って、なったとのこと。最高のシュチュエーションだね。
1セット目は3曲続けてサティの曲を演奏してくれたし、2セットめにも。
有名なピアノ曲から歌曲、シャンソンと選曲してくれました。
仲野氏は、アルト・サックスとメタル・クラリネット、そして、歌。
ヤン氏は、エレキのウード(11弦)と7弦のソリッドギター、サンプリング音も巧みに使い、独自の高揚感をだす。音色も演奏も、エキゾチックでどこか物憂げ、バックコーラスつうか合いの手?もいれるし、ボディーパーカッションもするし、フランス語の発音の先生もするし、観ていて面白かった。
管楽器奏者は、とても叙情的な高揚感あるフレーズの連続。アルトとメタル・クラリネットを使い分け、歌も情感たっぷりに歌う。人の生活や感情と切り離せない音楽。
アラビア音楽が色濃く入ったと思えば、シャンソンを歌い、ジャズの曲はアラブ風プログレみたいに変貌したりと、多国籍?いや無国籍?な音風景に酔いしれました。
即興が即興を呼び、イメージがどんどん世界が膨らむ、音の密度がどんどん濃くなっていく様は圧巻。強さと優しさを兼ね備えた音。
気がつくと、自分も見知らぬ風景の中を彷徨っている。
アンコールのブルゴーニュ地方の民謡を演奏してくれたのだけど、魂の叫びのようだった。
去年のライブで感動しすぎて、たくさんCDを買ったので、、今回は一緒に写真を撮ってもらうだけ。
やっぱり、サイン会ないと寂しいな。笑
22日の日曜日は佐渡の長谷寺でライブを開催するそうです。
14時からです。無料です。お近くの方、ぜひ!
んじゃ、退散♪
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