魅惑のギター・デュオの世界 「Josen's jazz meets Fabio Bottazzo @ JAZZ Flash (6/8)」
Josen's jazz meets Fabio Bottazzo @ JAZZ Flash (6/8)
JOSEN (定仙 哲也) (g) Fabio Bottazzo (g)
ツアーの3日目最終日にお邪魔しました。カウンターの端に陣取って、開演を待つ。
静かに互いの気持ちを確かめ合うような「Alone Together」。最初にL5の甘く美しいトーンが染み込んできた。ご本人は、「貴婦人」とお呼びだそうで。
最初にお互いにあったイメージが、演奏につれて少しずつ変化していく感じで、その過程をとても楽しんでいる感じ。背中合わせのギターのようで、ブルージーで切なさ漂う演奏。
次の演奏は、Fabioオリジナル「You're Cooking' Man!」、アップテンポで、まさに前に後ろに、双子の子猫が絡み合うような軽快な演奏。アイディアや引き出しのだしっこを楽しんでいるような演奏で、顔をみわせてニッコリ、もう終わり知らずの感じ。
熱くなった後は、ヘイデンの美しいバラード「First Song」。いや、美しかったなぁ。しっとりと哀愁があって、まさに「Italian Song」。アメリカでも、日本でもなく、イタリアの郷愁を感じググッときましたね。二人の描き出す光景は、よく似ている気がしました。
JOSENさまの新譜からテクニカルな感じで現代ジャズって感じの「Juggler」。まるで道化師の複雑な心境と動作を描き出すような複雑な動きのある難曲。互いのフォーローが巧みで凄いっ!ベースラインのようなフォローも効果的、どんどんと密度も高揚感も増していく!
めちゃくちゃ、濃い時間だったぞ…。
休憩。
休憩中も、観客のかたとフレンドリーにお話をしてくださるJOSENさま。
私は、リンゴ酢サワーをお代わりしてしまった。有村さま、ありがと♪
2セット目は、Fabioオリジナル「Dondolando」。イタリア語で「揺らぎ」って、意味がある曲です。曲の始まる前に、JOSENさま調弦をしてたのですが、終わったあとにパラリとひとひき、、これが、素敵。上手い方々は、楽器に触るときは、何をやってもかっこいいわ。笑
優しい曲想の2人の演奏を聴いていると柔らかな音に溢れていて、本当にお似合いのカップルのよう。なんども聴いたことがある曲なんですが、ギター・デュオが好きなこともあるのですが、私史上最高の「Dondolando」。次は、JOSENさまの新譜からジャズのエッセンスが詰まった「Bright Blue Sky」! 前に後ろに、付かず離れず、、疾走感がたまりません。続いて、同じく新譜から、、しっとり情感たっぷりの「[family]」。いやぁ、素敵な曲です。2人の描き出す光景は、結構似ていて、演奏していると曲がふっくらと膨らんでくる感じ。うっとりです。終演は、高速フレーズのキメキメがかっこいいFabioオリジナル「Red Samba」。アップテンポで、思う存分弾きまくる2人の阿吽の演奏に、みんなで息を呑んで聴き入りました!
やんやで、アンコールの拍手ですお疲れにアンコールでスタンダードも弾いてくれて(曲名失念…。)
愛機、L5の甘いトーンでグルーヴしまくるJOSENさま。Fabioさまと、まさに前に後ろに、付かず離れず2本のギターが彩る世界は素晴らしかったです!
そして、1曲、1曲に二人のアイディアがたっぷり詰まっていて、かなり長尺な演奏ばかりでした。なんつうか、、誰に遠慮することもなく、思っていることを出し切って思う存分弾いている姿にも感動!
演奏時に2人が笑顔を交わす光景は、若干嫉妬もはいりました!笑
セカンド・アルバム『[family]』を購入して、サインをいただいて帰ってきました。
しかし、楽器の上手い人たちは、シンプルに基本のプレイが非常にお上手ですよね。昨夜もJOSENさまのカッティングが、めっちゃかっこよくて私の心の中で「カッコいいっ」って、歓声が。Fabioさま嬉しそな顔するわけだ。。
打つ上げも食べ過ぎたけど楽しかったです。
マスター、あっこ女将、そして、カオルさま、本当にありがとうございました。m(_ _)m
オタクの団さま、優しい有村さま、、ご一緒できて楽しかったです♪
んじゃ、退散♪
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