インプロの海に沈んだ…。 「本田珠也『ICTUS』 発売記念ライブ@新宿PIT INN (5/19 昼)」
本田珠也『ICTUS』 発売記念ライブ@新宿PIT INN (5/19 昼)
本田 珠也 (ds) 佐藤 浩一 (p) 須川 崇志 (b)
『ICTUS』一月の発売以来、生で聴きたかったトリオ。
上京のタイミングで、昼ピットのライブの告知をみつけて大喜び!
定刻少し遅れて珠也さまのMCでスタート。
まずは、CDの選曲順と同じにカーラ・ブレイの曲を3曲。「And Now The Queen」、「 Vashkar 」、「 Batterie」。
CDの余白とちがって、演奏の前後の余白にもとても緊張感がある。当然CD以上に自由度超高し!ピアノが美しくもアヴァンギャルドに攻める、力強い絆のベースとドラムに食い込む。
様々な手法?を使ってドラムが描き出すダークで混沌した色合いに心奪われる。
1曲終わる頃には「こんな良いお天気の土曜日に、ようこそ穴倉に」って、MCではないが、ダークな世界にどっぷり浸かる。心地よい緊張感ではなく、ヒリヒリするようなものすごい緊張感。存在感あるドラムはもちろん、両脇の打楽器に負けない強いバネのベース、1音の存在感がすごい。
静と動、明暗のはっきりした演奏で、最初から最後まで聴き逃せない。
そして、佐藤オリジナルが2曲。CDにも入っている「Heaven」とタイトルの決まっていない曲。タイトル決まっていない曲が強烈に印象に残った。「Hell」って、気分。笑
休憩中に、おやすみ中の珠也さまに、、そぉぉっと近づいて、サインをいただく。
親分にサインをいただいたら、しめたもので、須川さまにも、浩一さまにもサインをいただいてコンプリート!
後半は、カーラ曲「Sad Song」、浩一オリジナル「Kamiya」、お約束?ドラムソロも破壊力最高!続いて、CD収録の珠玉のバラッド「It Never Entered My Mind 」を、美しくもキッリと演奏してくれた。ベースがピチカートで奏でるメロディが心に沈む。
ラストは、このユニットの名前にもなっている「Ictus 」!本当に、素敵なトリオだ。
アンコールにもバラッド「I Should Care」で応えてくださいました。ありがとうございました。
強靭で知的な感覚が絶妙に組み合わさっており、全員の一挙一動からまったく目がはなせません。圧倒的な存在感と美意識のはっきりしたドラムと時に対峙もする、ベースとピアノの破壊力も凄かったなぁ。
昼からインプロの海にどっぷりち沈みました…。
また、どんどん進化する感じなので、また、ライブに行きたいな。。
んじゃ、退散♪
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