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2018年5月24日 (木)

変幻自在でエレガント… 「Danilo Perez John Patitucci Brian Blade」 @ ブルーノート東京(5/23 1st)

「Children of the light」@ ブルーノート東京
Danilo Perez(p) John Patitucci(b) Brian Blade(ds)

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ウェイン・ショーター・カルテットのメンバー、あの鬼才3人がショーターに捧げるトリオミュージック、とのことで、あれば、聴きたいに決まってる。。。
ショーターのバンドで来た時に、3人で束になって襲いかかってきた時のそのエネルギーのすごさを実感しました。なので、ショーター抜きのこのライブも、絶対に聴きたかったライブ。

ほぼ定刻に、ステージに現れた3人。MCなしですぐに演奏を始める。
ショーター・バンドでも感じ取られた緊張感を継続しつつも、3人の極めて自由度の高い演奏、柔軟で、変幻自在なプレイが繰り広げられる。ショーターの元、長年築き上げた関係は、単なるピアノ・トリオではない高密度な凄い演奏。3人で、互いに問いかけひたすら全力で答える、めちゃくちゃコミュニュケーション能力の高い演奏。3人の素晴らしいキャリアがなせる技。
目新しいことをやってるわけではないのだろうけど、めちゃくちゃ高いコンビネーションに、ジャズの究極の姿をみた気がしました。

アンコールに演奏してくれた「 ' Round Midnight」の、シンプルで無駄のないかっこよさは暫く忘れないと思う。

あぁ、変幻自在でエレガントであった…。
全員がすごいのは、お分かりとおもいますが、やっぱり、ブライアン・ブレイド、、最高っす!
ブレイドは時折天に穴があくかと思うほどの大爆音でその場の状況と我々の魂を揺さぶる。場を突き抜ける鮮烈な演奏!その音の美しさで、まったく煩いと思わない。
ペレスは瞬時の総合的な判断力にたけてて、知的でエレガント。パティトゥウッチは、振り幅広くしっかりサウンドを締める、そして、仕掛ける。
音楽的に何がどうきっかけになるのか 愚人の私にはよくわからないのだけど、神さまたちは 妙なところで互いにツボを押し合って すげぇ 楽しそうでした♪
こんなに凄い演奏なのに、3人の神さまたちには、気負いなどまったくなく、、常に自然体でした。

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん,こんばんは。昨日はニアミスでしたね。お会いできず残念でした。

さて,彼らの演奏,変幻自在と言いますか,スポンテイニアスでありながら,トリオとしては全く破たんしない演奏で,痺れるような演奏を堪能させてもらいました。その中でもやはりBrian Bladeですねぇ。サトルなドラミングを聞かせていると思うと,素晴らしい切れ味の強打を交える彼の演奏には改めて惚れますね。

Danilo Perezは抑制感と躍動感をバランスさせ,John Patitucciは素晴らしい音色を聞かせるという本当に見事なトリオでした。ちなみに2ndのアンコールはスロー・テンポでの"Besame Mucho"でした。

ということで,TBさせて頂きます。

閣下、トラバをありがとうございます。
もしや、来ているかな?って、少しおもったのですが、メッセするのをためらって、、
ご挨拶くらいできたらよかったです。

そう、まじで痺れた。
でも、あえて言うと、、すげぇ、先進的なこととかって言うんじゃなくて、、
3人の能力とか、キャリアとかのなせる技なんですよねぇ。。
人間国宝って、ことですねぇ。。
そして、ブライアン・ブレイドに関しては、、素晴らしすぎて言葉がみつかりませんで。。
まぁ、他のライブでも観たことがあるのですが、今回が一番痺れたとおもいます。。

ベサメも聴きたかったな。

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