言葉を失うほど素晴らしい 『Adam Bałdych & Helge Lien @ Jazz FLASHI (5/18)』
Adam Bałdych & Helge Lien @ Jazz FLASHI (5/18)
Adam Bałdych (vln, renaissance vln) Helge Lien (p)
世の中、、何が起こるかわからんものです。
憧れ続けたミュージシャン2人、、ポーランドのアダム・バウディヒとノルウェーのヘルゲ・リエン!!欧州を中心に活躍するこの2人のデュオが新潟のライブハウスで聴ける日がくるなんて。。まるで夢のようです、今も夢のなかにいるよう。
今回は、去年リリースされた『Brothers / Adam Bałdych & Helge Lien Trio』の、デュオ版日本ツアー。新譜でも使っていたルネッサンス・ヴァイオリンも 持って来ていた。
新譜がでた当時、何人かの方に「ルネッサンス・ヴァイオリンって、何?何?」って、お尋ねしまくったんですが、ライブで見て聴けるとは夢にも思っていなかった。
ちょっと大きくて平らな形状で、ちょっと低い音に調弦されてた。ピチカートを多用するアダムには、表現力の幅を増やすために必需品にみえた。
ピチカートでメロディを奏でる「Love」や 「June」で使っていて、温かな音色が彼の愛ある優しいメロディにぴったりくる。
演奏は、、知人が言っていたようにダンスをみるような全身を使ったパフォーマンスだった。
ワンフレーズ、、1音を出すために全身全霊で集中する。通常のヴァイオリンの奏法の他に、弓でなでたり、叩いたり、指で弾いたり、叩いたり、、考えられることはなんでも行い、そこから出てくる音がぴったりと音風景にハマる。
もちろん、ピアノのヘルゲ・リエンも負けてはいない。鍵盤を動く手はむっくり大きいのに、とても繊細な音を探し当てる。ペダル使いも素晴らしい。完全なアコースティックライブなんだけど、反響音などで様々な工夫で色彩感覚も鮮やか、内部演奏もどんどん組み入れる。インタープレイの時に互いに見つめあって、楽しい!とばかりに笑顔が溢れる場面は、見ていて一緒に嬉しくなってしまった!
互いの音に反応するっていうか、互いに思っていることがテレパシーでわかりあっているような瞬時の反応でした。いわゆる、、熱いハードバップではないけれど、彼らから送られてくる波動でハートを熱くなりました。
終盤に演奏してくれた「Shadows」が、白眉だった。エモーショナルで、まさに、音のダイナミクスを制した、哀愁と洗練の音楽。心が飛ばされる!!
素晴らしかったです!!
サインをいただき、2人の真ん中で写真もとっていただき、、ぼぉ、、として帰宅。
夢のような機会を与えてくれた、樋口真弓さま、大沢さま、そして、フラッシュのマスターご夫妻には、感謝しかない。ありがとうございました!!
まだ、今日は、新宿ピットイン、明日の昼は柏ナーディス、夜は横浜エアジンと3ヶ所のこっている。
行くしかないと思いま〜す。笑
んじゃ、退散♪
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コメント
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今年もAdamが来ます。 Adam Bałdych & Krzysztof Dys (アダム・バウデイヒ & クシュストフ・ディス)公演、よろしくお願いします。
投稿: 大沢 | 2019年7月 7日 (日) 13時59分
大沢さま、新潟市内は9月27日の金曜日ですよね。
今回も、ライブに行きたいと思っています。
ありがとうございます!!
投稿: Suzuck | 2019年7月 9日 (火) 17時59分