1. The Ramble
2. Atlantic Limited
3. General Thunder
4. Roger The Dodger
5. Wordsmith
6. Splendor Riot
7. Revelry
8. Look Book
9. Whatever You Say, Henry
10. Earth Science
11. Pantheon
Julian Lage (el-g)
Scott Colley (b)
Kenny Wollesen (ds, vib)
オープナーは、「Before Bach: Benediction」、敬虔な空間への誘い。
まずは、「Prelude No. 3 in C# Major from The Well-Tempered Clavier Book I, BWV 848」。もちろん、ここはバッハの楽譜通りにメルドーが弾きます。そのテクニックがクラシックの演奏家を寄せつけないほど超越してるか否かは、私にわかりません。が、右手と左手でテーマ?が繰り返されて行くのが印象的。そして、即興曲「After Bach: Rondo」、前曲のイメージを薄い輪郭で残しながら、よりメルドーらしいダークで美しい世界を繰り広げる。
次曲は「Prelude No. 1 in C Major from The Well-Tempered Clavier Book II, BWV 870」。そして、「After Bach: Pastorale」、メルドーらしい優雅で理知的な世界。
次曲は「Prelude No. 10 in E Minor from The Well-Tempered Clavier Book I, BWV 855」。そして、「After Bach: Flux」、早いテンポで高揚した余韻そのままに、次々に展開される場面。
次曲は「Prelude and Fugue No. 12 in F Minor from The Well-Tempered Clavier Book I, BWV 857」。この第1巻 第12番 ヘ短調 BWV.857だけ、プレリュードとフーガーを連続して弾き、多彩な半音階段をたっぷりと。優美な時間の後は「After Bach: Dream」。ゆったりしたテンポで時間を超越。夢遊病者の夢。
次曲は「Fugue No. 16 in G Minor from The Well-Tempered Clavier Book II, BWV 885 」。そして、「After Bach: Ostinato」。執拗に反復される打音で時空を超えられるGマイナーの世界。哲学者が語る宇宙の命題のようだ。
終演は「Prayer for Healing」。タイトルそのまま静かな祈りの時間。前曲までの緊張感が嘘のような和らぎの時。
1. Before Bach: Benediction
2. Prelude No. 3 in C# Major from The Well-Tempered Clavier Book I, BWV 848
3. After Bach: Rondo
4. Prelude No. 1 in C Major from The Well-Tempered Clavier Book II, BWV 870
5. After Bach: Pastorale
6. Prelude No. 10 in E Minor from The Well-Tempered Clavier Book I, BWV 855
7. After Bach: Flux
8. Prelude and Fugue No. 12 in F Minor from The Well-Tempered Clavier Book I, BWV 857
9. After Bach: Dream
10. Fugue No. 16 in G Minor from The Well-Tempered Clavier Book II, BWV 885
11. After Bach: Ostinato
12. Prayer for Healing
1. A Thousand Kisses Deep 2. The Fifth of Beethoven 3. Nightfall 4. Nobody Else But Me 5. Air 6. Scream & Shout 7. Wetterstein 8. Eleanor Rigby 9. Peng! Peng! 10. Body & Soul 11. Ach, bleib mit Deiner Gnade
オープナーは、メロウな「Chama De Saudade」を艶っぽく。私的にはおばさん声だとおもうのですが、その表現力とうか表情が心を掴みます。まぁ、体が自然と動きますよね。
明るく情熱的な「Nos Passos Da Emoção」。
彼女前作『Samba Meu』にも1曲参加しているアルリンド・クルースの「Saudade Louca」、流石です。囁き系の声の艶っぽいこと「Cara E Coragem」。
タイトル曲は、モライス・モレイラの「Amor E Música」、、「愛と音楽」ですよ!これで、日本中に春がくること請け合い♪ 絶対一緒に歌いたくなる「Reza」、一気に春に突入!
一転、しっとり語りかける「Nem Por Um Segundo」。情感ゆたかに「Pra Maria」。
楽器との融合が素晴らしい「Samba E Swing 」。圧倒的な歌唱力をみせつける「 Perfeita Sintonia」。終演はキュートでキャッチーな「Cutuca」。
1. Chama De Saudade
2. Nos Passos Da Emoção
3. Saudade Louca
4. Cara E Coragem
5. Amor E Música
6. Cadê Obá
7. Reza
8. Nem Por Um Segundo
9. Pra Maria
10. Samba E Swing
11. Perfeita Sintonia
12. Cutuca
今日のおまけは「Chama De Saudade 」。
なんと、アルバムの収録曲がたくさんアップされてるんですが。。
オープナーは、アンドレス・ウルボの穏やかなピアノで始まる「Family」。朗々とたなびく雲のようなトランペットはどこかメランコリー。ヴォイスとヴァイオリンの重なりが美しい「Children」。美しいトランペットの音色なれど、暗く実験的、アビストラクトな「Friends」。哀愁のメロディ、胸に沁みる綺麗なピアノ・ソロ、柔らかなトランペット・ソロ。ヴォイスがいいスパイスになっている「Parents」。ヴァイオリン・ソロが素晴らしい「Girlfriend」、スリリングにリズムが疾走。
タイトル曲「Ravensburg」、どうやらドイツのラーベンスブルグという都市らしい。彼の一家は、全員音楽家なんだそうですが、祖母のルーツがここにあるようです。前作のように都市の印象を心象風景に落とし歌い上げてる感じ。
終演は、そのおばあちゃんに。「For My Grandmothers」、穏やかで柔らか、ヴァイオリンが朴訥な空気を運んできます。
イギリスのサックス奏者アンディ・シェパードのリーダー作。カーラ・ブレイ、スティーブ・スワローとのトリオでも、素晴らしい歌心を披露。
2012年の『Trio Libero 』に、ギタリストのEivind Aarseを迎えた前作『Surrounded by Sea』を引き継ぐ路線で同じメンバー。ブラジルのMBPのアーティスト、ヘナート・テイシェイラ曲「Romaria」以外は、彼のオリジナル。
静かな幕開けのオープナー「And A Day ...」。サックスが奏でる穏やかなメロディを残響音のようなギターがなぞる。一転、アップテンポでドラムが刻むシンバル音が緊張感を増す。ダークでちょっとフリーな雰囲気の中で饒舌なサックス、蠢くベース。
タイトル曲「Romaria」の歌心は必聴。ベースとの絡みや、ギターの色彩、パーカッション的に彩るドラム。
ブラシを叩く音?が効果的、明るい「Pop」。ギターのアンビエントな響がくらい空間で浮遊感生む「They Came From The North」。心地のよいサックスの響に誘われる「With Every Flower That Falls」。朴訥としていてナチュラルな響に心奪われる。朗々と吹き続ける「All Becomes Again」。
終演「Forever ...」も静かに、、幕を閉じる。オープナーの「And A Day ...」と一対ですね。
1. Prayer
2. Raven
3. Bardo
4. A Hundred Moons
5. Strid
6. Transient State
7. Return to Text
8. Reactor
9. Window
10. So It Begins (ボーナス・トラック)
11. A Hundred Moons -Alternative Version (ボーナス・トラック)
12. This Hour (日本盤ボーナス・トラック)
Chris Illingworth (p)
Nick Blacka (b)
Rob Turner (ds)
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