春を呼ぶサンバ♪ 『Amor E Musica / Maria Rita』
久々のブリジルものは、春の嵐もなんのその、、って、強さを芯に持ったマリア・ヒタの新作です。随分前に『Elo』というアルバムでノックアウトされたものの、随分とご無沙汰になってしまいました。閣下がブログアップしてて気が付いた。って、最近、そのパターン多すぎるな。。(^_^;)
マリア・ヒタは、ブラジルの国民的歌手で36歳という若さで亡くなったエリス・レジーナの実の娘。その大きなプレッシャーにもめげず、数々の賞も受賞し活躍をつづけています。
40歳…円熟のお年頃、、アルバムこの作品もサンバに特化した表現力豊かな思わず踊りだしたくなるアルバム。
オープナーは、メロウな「Chama De Saudade」を艶っぽく。私的にはおばさん声だとおもうのですが、その表現力とうか表情が心を掴みます。まぁ、体が自然と動きますよね。
明るく情熱的な「Nos Passos Da Emoção」。
彼女前作『Samba Meu』にも1曲参加しているアルリンド・クルースの「Saudade Louca」、流石です。囁き系の声の艶っぽいこと「Cara E Coragem」。
タイトル曲は、モライス・モレイラの「Amor E Música」、、「愛と音楽」ですよ!これで、日本中に春がくること請け合い♪ 絶対一緒に歌いたくなる「Reza」、一気に春に突入!
一転、しっとり語りかける「Nem Por Um Segundo」。情感ゆたかに「Pra Maria」。
楽器との融合が素晴らしい「Samba E Swing 」。圧倒的な歌唱力をみせつける「 Perfeita Sintonia」。終演はキュートでキャッチーな「Cutuca」。
マリア・ヒタの歌の素晴らしさはいうまでもないのですが、自然に腰がゆれてくる音楽陣が素晴らしい!
心も体も春に突入することまちがいなしですね♪
1. Chama De Saudade
2. Nos Passos Da Emoção
3. Saudade Louca
4. Cara E Coragem
5. Amor E Música
6. Cadê Obá
7. Reza
8. Nem Por Um Segundo
9. Pra Maria
10. Samba E Swing
11. Perfeita Sintonia
12. Cutuca
今日のおまけは「Chama De Saudade 」。
なんと、アルバムの収録曲がたくさんアップされてるんですが。。
三寒四温とう言葉がありますが、、一気に春をめぜしましょ。
私は車の中で爆音で聴きながら 一緒にさけんでます。笑
って、ことで、、観劇に東京にでかけます。
んじゃ、退散♪
« スカンジナビア半島の哀愁 『Ravensburg / Mathias Eick』 | トップページ | 静かな夕暮れに 『Nightfall / Till Bronner & Dieter Ilg 』 »
「The Brasil Project」カテゴリの記事
- 師走を忘れる愛しい時間 『Guinga & Mônica Salmaso Japan Tour 2019 (クラウドファンディングCD)』(2019.12.27)
- 元ネタを超越した宇宙感 『Na Esquina Do Clube Com O Sol Na Cabeca / Andre Mehmari Trio』(2019.07.25)
- ボサノヴァの神さま「Joao Gilberto」、お星さまになってしまいました…。(2019.07.08)
- 名曲を名演! 『Tudo Sera Como Antes / Paula Santoro & Duo Taufic(2019.04.28)
- 地中海の光景も見えるブラジル音楽♪ 『Que Bom / Stefano Bollani』(2018.06.30)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 春を呼ぶサンバ♪ 『Amor E Musica / Maria Rita』:
» Maria Rita,最高である。 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
Amor e Musica Maria Rita(Universal) ブラジル音楽に決して造詣が深い訳ではない私でも必ず新譜を買ってしまう人がいる。Maria Ritaはそんなミュージシャンの代表で [続きを読む]
« スカンジナビア半島の哀愁 『Ravensburg / Mathias Eick』 | トップページ | 静かな夕暮れに 『Nightfall / Till Bronner & Dieter Ilg 』 »
Suzuckさん,こんにちは。TBありがとうございました。
「春を呼ぶサンバ」,まさしくそんな感じです。全く文句のない出来という感じのアルバムでした。ブラジル音楽かくあるべしですね。
ということで,こちらからもTBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2018年3月10日 (土) 11時53分
閣下、ありがとうございました。
いや、歌も演奏もすばらしいです。ブラジル万歳、って、感じですよね。
音楽が始まると、日差しが強くなったような錯覚を起こすほどですわ。
ご紹介、ありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2018年3月10日 (土) 12時41分
どうも記憶が無いのですが、私の財産(笑い)をみましたらマリア・ヒタの2003年の「Maria Rita」があります。そしてなんとライブDVDも・・・・。観て思い出して来たんですが、四角いマットの上に裸足で立って唄うんですね。ブラジル系にやや野性味も加味しての売りだったんだろうと思います。唄は上手いですね、母親ゆずりなんでしょうか?。その後全くアプローチなしで来てしまいました。ここに来てこんなアルバムをリリースしているんですね、と言うことはしっかり頑張っているってことですね。ちょっと懐かしく・・・取り敢えず聴いてみたいと思いました。
投稿: photofloyd(風呂井戸) | 2018年3月10日 (土) 21時28分
風呂井戸さま、基本的に好きなタイプではないとおもってたんですが、、
歌唱力って、そういうもの(好き嫌い)をふっ飛ばしますね。
聴き始めると、なかなか止まらなくて、結構繰り返してきいてしまいます。
そして、車の中では爆音ですね。信号待ちが怖いです。笑
偉大な母に負けずに自分の路を築いていますね。偉いっ!
投稿: Suzuck | 2018年3月13日 (火) 18時26分