心豊かなドルチェの時間… 『Nella Memoria / Rie Losacco Trio』
零下の厳しい寒さが続く新潟、いえいえ、日本。
新潟市も軽い雪と、強い風でホワイトアウトの出現率も高い今日この頃。。
寒さの為に、ぎゅっと硬くなった身体と心をほぐすのにぴったりなアルバムがやってきました。
ピアノが大好きなブラザー最中さまが教えてくれた、このアルバム。
主人公は、写真家でもある(アルバム写真はご本人)仙台出身でイタリア在住の女性。
イタリアのプログレバンド「AREA」のベーシストだった、現在のイタリアジャズ界の重鎮ベーシスト、アレス・タヴォラッツィをベースに迎え、ドラムもアレス・タヴォラッツィに馴染み深いピエロ・ボッリのイタリア人2人とトリオです。
オープナーは、ゆったり、しっとりスローなバラッド「Nostalgia」。甘い香りの哀愁が漂います。波打ち際で打ち寄せる波を眺めるような「Il Male 」、ロマンティックな味付け。どっしりしたタレスのベースが素敵。
優雅で美旋律「Melodia Del Vento」。心に響く温かなベースの音色、歌心豊かなベースソロ「Montmartre」。
どこまでも柔らかで優美な「Foglie Cadenti」。柔らかで凛とした「La Preghiera」。詩情豊かでストーリーを感じる「Autumn In Poland」。温和で優しさあふれる「Nocturne」。
終演は、即興。最後まで、優雅で落ち着きある演奏、私は、このトラックが1番日本的な情緒を感じました…。
透明感あって優雅で穏やか、甘美な雰囲気です。
曲も親しみやすい優しがあって、、とても良い感じ。。
心にしっとり寄り添う感じがとても好き。心にも甘いご褒美を♪
1. Nostalgia 「ノスタルジア、望郷、郷愁」
2. Il Male 「海」
3. Melodia Del Vento 「風の調べ」
4. Montmartre 「モンマルトルの丘」
5. Foglie Cadenti 「落ちゆく葉」
6. La Preghiera 「祈り」
7. Autumn In Poland 「ポーランドの秋」
8. Nocturne 「夜想曲」
9. Improvisation (即興)
Rie Losacco (p)
Ares Tavolazzi (b)
Piero Borri (ds)
今日のおまけは、アルバムのオープナー「Nostalgia」より。
イタリアのフィレンツェでの録音だそうです。
どんなところかしら? なんて、想いを馳せながら。。
んじゃ、退散♪
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コメント
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シスター・スズック、こんにちはmonakaです。
記事にしていただきありがとうございます。このごろこれくらいのにとても弱い。
多くの人に認知してもらいたいですね。それには貴女の応援が一番でした。
投稿: monaka | 2018年1月29日 (月) 17時08分
ブラザー最中さま、、ほっと優しいアルバムのご紹介をありがとうございました、
お恥ずかしいのですが、まったくノーマークでして、、
とても、良い時間を過ごすことができました。
私の応援では、心もとないのですが、、
でも、素敵なアルバムなのでブログにあげさせてもらいました。
投稿: Suzuck | 2018年1月29日 (月) 18時14分