刺激的なインタープレイの連続 「Jormin,Mori,Kaptein trio @ Jazz FLASH (1/26)」
Jormin,Mori,Kaptein trio @ Jazz FLASH (1/26)
Christian Jormin (p) 森 泰人 (b) Sebastiaan Kaptein (ds)
ゲスト Fabio Bottazzo (g) 土屋 由紀 (vo) 長谷川 拓斗 (p)
森さまの主宰するスカンジナビアン・コネクションツアーの第42回目。
私の欧州ジャズ好きは、森さまのスカンジナビアン・コネクションのおかげと言っても過言ではありません。m(_ _)m
今回は、スウェーデンのピアニストでドラマーのクリスティアン・ヨルミーン。そうそう、森さまも一目置く、ボボ・ステンソントリオのベーシストのアンダーシュ・ヤーミンの弟さまですね♪
背が高く、手足の長いクリスティアンがピアノに座ると、ちょっと窮屈そう。
でも、演奏がはじまると大きな手、長い指が、鍵盤を所狭しと動き回ります。
迷いのない力強いタッチ、よどみない高速フレージング、ドラマチックな展開。
その動きをじっと見極めるように、太いたくましいベースが踊る、踊る。
そして、終始、素早い反応でで空間に綺麗な音を敷き詰めるドラマー。
その華麗でいて 豪放なドラミングで大きく場面を動かしていたとおもいます。
いや〜〜三位一体、 高揚感のある演奏!
ピアノはドラマーでもあるせいか、 内部演奏もかなりパーカッシヴ。
長い手を奥までのばして様々な音で状況を変えていきます。
森さまが、
「うかうかしていると、遠くにとばされちゃいそうになる」
と、仰っていたのですが、ちょっとした変化で自在に場面を展開していきます。
緊張感ある刺激的なインタープレイの連続が、奏者を互いにハイにしていると思うし、観客もその熱演に手に汗握って引き込まれていました。
スウェーデンの民謡やイタリアの佳曲などにインスパイアされたオリジナルを中心に躍動感ある演奏が多く、ポルスカという3拍子のスウェーデンの民謡の話などとても興味深かったです。そういえば、スウェーデンの民謡をジャズにアレンジしたヤン・ヨハンソンって夭折したピアニストがいましたよね。
って、、もう、素晴らしすぎて、涙がでそうでした…。
そして、新潟のジャズフラッシュでは、スペシャルゲストでギターのファビオ・ボッタッツォさまが参加! 残念ながら彼のオリジナルはリハの時間がとれなくて演奏できませんでしたが、スタンダードを2曲。嬉々として長尺フレージングを繰り出すファビオのめっちゃ嬉しそうな顔が、また 嬉しい!
ヴォーカルの土屋由紀さまの歌も華を添え、小さなジャズファン拓斗くんのピアノも真心を添えてくださいました。
躍動感いっぱいでドラマチックなピアニストを中心に、嵐のようなインタープレイの連続、三位一体、 高揚感のあるトリオでした。
まぢ、かっこよかったです。
当然、サインを頂いて、打ち上げに参加して、午前様。。去年の反省はどこへやら。。
ここで、、疑問。
私の持っているCDを、「どこで買ったんだ?」って2度も聞かれたのですが、、
スウェーデンはネットショップで買わないのか??
んじゃ、退散♪
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