『Snowing Town』発売記念 「外山 安樹子ソロライブ @ MONK'S MOOD (12/21)
『Snowing Town』発売記念「外山 安樹子ソロライブ @ MONK'S MOOD (12/21)
外山 安樹子 (p)
サプライズ♪ ナタリー石田 (vo) 吉川 ナオミ (vo)
外山 安樹子トリオのクリスマスアルバム『Snowing Town』発売記念のソロライブでした。
師走の平日お時間ない中、本当に大勢の方が集まってくださいました!
オープナーは、アルバムでも冒頭を飾る「Rudolph the Red-Nosed Reindeer」。ダイナミックに大空を、野原をかけるトナカイの群れが。
自己紹介の後は、名曲「Christmas Waltz」。可愛いジャズワルツもやはり前向きで。
オリジナル曲「はじまりの秋」、前方の視界が綺麗に晴れていく前向きな曲、ソロではその前向きな想いがいっそうに気合がはいったかな。天高く願いがとどけ!
バラバラび散らばった音が次第に集約してくる過程が楽し「All The Things You Are」。ちょっと、アブストラクトで低音が効いてアグレッシブ。一転、優雅にはじまったヘンリー・マンシーニの名曲「ひまわりのテーマ」。押し寄せる感情を胸に溜めず、すべて吐き出していくような情熱的な演奏。もう、いくつものドラマがみえました…。
恋の始まりを描いた「A Beautiful Friendship」も軽快に。右手でテーマを奏でながら左手でさまざまな工夫をこらしてた。
新譜のタイトル曲「Snowing Town」、曲の生まれた背景から故郷への想いも語り感傷的なメロディーを丁寧に。個人的に、、雪降る新潟の冬に切ない思いをしてきたので、とても感傷的になった。個人のそういった想いを強くする曲や演奏ってすごいと思う。1セット目終演。
CD販売や楽しい会話もあって、休憩20分で2セット目開始♪
アルバムの最後に入っている「クリスマスは我が家で」。もう、絶対クリスマスにはお家に帰るという強い意思をビシビシ感じたダイナミックな演奏。自問自答だったね。
エンドレスな魔の回廊に迷い込んだような「Take 5」。
ゲスト!地元の女性ヴォーカリスト、吉川ナオミさまとのコラボで「My Favorite Things」。これは、クリスマス・アルバムでは準定番ですよね。前向き同士の前向きな演奏に拍手〜♪
続いて、同じく新潟の男性ヴォーカリスト、ナタリー石田さまとデュオ。クリスマスのバラッドの定番「Have Yourself a Merry Little Christmas」。優しさと包み込むような暖かさがしっとりた曲調にあいまって、、とろけるような時間だった。。
ということで、お次は我慢がきかない子どもの気分の「Let it Snow」笑。
濡れるような艶っぽいハーモニーが美しかった「Speak Low」、想い出が走馬灯のように。。
2セット目の最後は、「もみの木」と「Tres Trick」を。敬虔な気持ちにさせる「もみの木」では、白い雪野原にすっくりと立つもみの木が心に浮かぶ。シームレスにはじまったのは「Tres Trick」。チャレンジャーですね!私のイメージは音の総大将がいて様々なフレーズに集合命令をかける感じ。次々と泉があふれるようにフレーズが現れる。終演!
になるわけなく、、アンコール。アンコールは、ゲスト2人と「You Are My Sunshine」。
個体差はすごいけど、、息のあった楽しい演奏ね。
で、この後にも彼女のソロで「ノスタルジア」。はじまった瞬間に涙がでそうになった。この曲を初めて聴いた時には健在だった両親もすでに旅立ち、普段はその悲しみからも遠ざかっていたけど、心の中に眠っていて悲しみが突然湧き上がって。心の襞に触れる演奏。終演。気がつけば、予定終演時間を30分以上おした熱演だった。
彼女の演奏は、心に映像がはっきり浮かぶものが多く、それはとても素晴らしい才能。
ソロ演奏では、彼女の感情表現がいつも以上にはっきりわかり、、陰影がはっきりした演奏だった思いました。
やっぱり、人の心を揺さぶるという行為は誰にでもできるものではないと思います。
クリスマス・アルバムもたくさん売れてた!
例によって打ち上げでは、、暴言、失言が続いてしまった。。もう、呑まないって、決めたのにな。。
でも、ちょっと賢くなって、、ライブの途中で曲目メモったのだ!!!
レポートはともかく、セットリストは完璧じゃ。笑
んじゃ、退散♪
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