凄まじい高揚感! 「Kazuki Yamanaka Quartet @新潟ジャズフラッシュ(11/14)」
Kazuki Yamanaka Quartet @新潟ジャズフラッシュ
山中一毅 (as) 中村真 (p) 中村新太郎 (b) 大村亘 (ds)
「中村 真トリオで もっとも重要な要素は 即興感だ!」
と 言い切る ピアニスト中村真。
この四月には『Makoto Nakamura Trioのリリースツアーで老舗ジャズフラッシュににやってきました。
彼らは、素晴らしいインプロヴァイザーだ。
そのトリオと今回来日ツアーを敢行し、毎日 進化を深めているアルトサックス奏者山中 一毅。彼のカルテットのライブを聴いてきました。
オープナーは、エリントンの「Take the Coltrane」、芯のしっかりしたひきしまった音でテーマを吹き始めました。今日の互いの感触を探り合うような感じで、容赦無くプッシュするトリオをバックに、挨拶がわりに。トリオになると入ると1曲目から飛ばして来るピアノと強靭なリズム陣が爆発、もう、個人的には大盛り上がり。ドラムの空間支配能力高すぎ!!ベースソロの後ろでのピアノとドラムがかっこよかったっす。いやぁ、こんなパワフルなトリオをバックにフロントに立つアルトサックスの勇気に脱帽。続いて、哀愁と怒涛の「Invitation」。ドラムの攻撃的な姿勢にシビレまくる!トリオのエナジーを一身に集中させ爆発させる姿は 本当に雄々しかった!ドラマチックでエモーショナル。こういう効果はフロントがいるからですよね。
一転、バラードを美しく、でも、強く。1セット目最後は、パーカーの「Donna Lee」、流麗によどみなく吹きあげ存在感を誇示するサックス、襲いかかるピアノトリオ。笑
もう、ライブならではの高揚感をストレートに楽しみました。一人、一人がかっこよすぎ。
2セット目は「My Shining Hour」ではじまり、「Bolivia」とかテンション高い曲を並べてきて、グッとタイトにしまった熱い演奏が続きました。フリーになっている場面も結構あって、濃密なんだけど 崩壊寸前くらいまでの距離感のある カタチもはっきり定まらない 自由自在なサウンドが創り出す。その大きなパワーを体全部で吸収して演奏に返すサックス。バラード「You Don't Know What Love Is」の情感ゆたかな演奏、と、一気に時間がすぎます。
高まる大波のような「Dolphin Dance」など、もう、あり得ない展開で、、会場は大盛り上がり、アンコールも含めて終わったのは10時半すぎでした。
今回も 中村真トリオは 宇宙遊泳でもするように 動きまわって 自由そのもののサウンドでした。
曲のテーマがアウトラインで決まっていても、、濃密なんだけど 崩壊寸前くらいまでの距離感のある カタチもはっきり定まらない 自由自在な感じ。こうやって 書いていると その高揚感が蘇ってヤバイ。
そこに、素晴らしい音色のアルトサックスの雄が 入ると 少しそのアウトラインがはっきりしてくる。
トリオのエナジーを一身に集中させ爆発させる姿は 本当に雄々しかった。
素晴らしい演奏をありがとうございました。
いや、凄まじかった。。燃えつきました。
で、例によって打ち上げちゃったんで、、こんな感じでごめんなさい。m(_ _)m
あ、これからは、大村ドラマーのことを、ブライアン・ブレイドさま、って、呼ぶことにしました。笑
んじゃ、退散♪
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