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音楽で拡がる輪

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2017年11月11日 (土)

神聖な響き… 『Goldbrun / Yuri Honig Acoustic Quartet』

Goldbrun


オランダのサックス奏者、ユリ・ホニング。少し前に、この新譜のツアーで来日してましたね。
悠然とした演奏は、知的な側面とムーディな側面を併せ持っていると思います。
新譜のテーマは「欧州の神秘、神話と自然へのオマージュ」だそうで、リーダーのホニングのサックスはもちろんのこと、ECMからリーダー作をだしているヴォルフェルト・ブレデローデの硬質で透明感あるピアノが見事にはまっています。
1〜7までホニングのオリジナル。8はボウイの『世界を売った男」よりAfter all。

オープナー「Goldbrun 」、ゆったりとしたサックスに心が落ち着く。短いけど、アルバム『Goldbrun』の世界への導入口。
ざっくりと空気を含んだサックスの音色、クリスタルな音色のピアノ。少し高揚感ある演奏に胸がときめく「Goldbrun II」。
静謐なピアノのソロの演奏から始まる「Goldbrun III」の美しさ、荘厳な響きを感じるサックス。静かな空間に浮き上がる神秘的なメロディ「Goldbrun IV 」。
サックスの独奏からはじまる「Goldbrun V」、どんどん別世界に惹き込まれる。
哀愁漂う「Goldbrun VI 」、深遠な世界。終演は、天を仰ぐように歌いあげられる「Goldbrun VII」。
日本版、ボーナストラックはボウイの「After all 」。ボウイの孤独の世界がアルバムの最後にぴったりとはまる。まるで、ジグゾーパズルの最後のピースがはまったように。。

どこか達観した世界観で、演奏に激しさはないのに、激しく心を揺さぶるものがあります。
そして、ブレデローデの美しさを再認識いたします。秋の深夜にどうでしょ。


1. Goldbrun
2. Goldbrun II
3. Goldbrun III
4. Goldbrun IV
5. Goldbrun V
6. Goldbrun VI
7. Goldbrun VII
8. After all (Bonus Track)

Yuri Honing (ts)
Wolfert Brederode (p)
Gulli Gudmundsson (b)
Joost Lijbaart (ds)

今日のおまけは原盤がでている ChallengeRecordsの新譜トレーラー。
原盤のジャケットはかなりインパクトがありますよね。

冬の寒さを思い出す季節になりましたね。
忘年会やらクリスマス会やらの打ち合わせの時期でもあります。

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、Suzuckさん。


前回はコメントにお返事を頂きありがとうございました。ブログはまだまだ勉強中&開設準備中ですが、プロフィールでよろしければ、ココログ投稿フォームに貼り付けさせて頂きました。


ユリさんのカルテット、ピアノがブレデローデ氏との事。期待大ですね。 ご紹介ありがとうございます。また国内盤も出てるとの事。迷う処です。チャレンジ・レーベルといえば、ECM系のアーティストも骨休み(笑)で多数録音されているから音もお墨付きですね。


是非入手してみたいです。


素敵な週末をどうぞ!

Junさま、こんばんは。私が、クリックすると、、モバイル携帯ゲームの頁になってしまいました。。

そう、やっぱり、ピアニストに注目してしまいますよね。
彼は、今週違うバンドで新潟に来るんです。(イェトゥルー・ルンデのバンド)
骨休み!!笑

週末は、落語をきいたり 家族と外食したり、、
楽しく過ごせました。ありがとうございます♪

こんばんは、suzuckさん。

お返事どうもありがとうございました。

プロフィールは、お手数ですが、スマホ等でご覧頂ければと思います(登録がモバイル対応でしたので、即決してしまいました、あとSPAM対策が良い事も)。私のブログが開設した暁には、どちらでも観られると思います、が、もし不可ならば、「オヤジ、埼玉在住、雑食性リスナー(ややロック寄り)、禁じ手のレーベル買い傾向多々あり、好きなアーティストを、ジャズ界で敢えて1人挙げるならば、故ジョン・テイラー氏です(自己紹介になってませんね、苦笑)」。

ライブにお出掛けになる、イェトゥール・ルンデ女史、ご紹介ありがとうございます。Facebookで見つけました。美しい! 加えて、ブレデローデ氏と、リピダル2世のアイヴィン・アーセット氏がサイドに…何と豪華な面子なんでしょう。東京は終わった様なので、思っきり楽しまれて下さいね。

おやすみなさい。

Junさま、お返事が遅くなってすみません。
いろいろと検索してみたりしたのですが、方法が悪いらしくて、、うまく探し出せません。
ブログを開設した折には、お知らせいただけるとありがたいです。

イェトゥール・ルンデのバンド、本当に凄腕ぞろいですよね。
彼女たちの音源も 洗練されていて美しかったです。
お寺ライブなので、きっと響きも素晴らしいとおもいます。

ありがとうございました。

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