2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

音楽で拡がる輪

« 『ジャズ批評 200号』 おめでとうございます! | トップページ | 「旅する音楽」に出逢った2夜…。 »

2017年10月25日 (水)

やっぱりラーシュが大好き! 『Under the Clouds / Nordic Circles』

Under_the_clouds


ノルウェーのドラマーAnders Thorénのプロジェクト Nordic Circlesの第二弾。
前回は、ヘルゲ・リエンやトーレ・ヨハンセンといった北欧スターを起用したアルバムだったのですが。。
今回もすごい!スェーデンのラーシュ・ヤンソン、ノルウェーのヤコブ・ヤング、デンマークのイェスパー・ボデルセン、って。。
しかもですよ、1、2、6.9がヤンソン曲、3、5、7がボデルセン曲、4曲目は即興で、8曲めはスェーデンの作曲家の曲。

泉のように美しいラーシュのピアノからはじまる「Under The Clouds」。ヴォイスも含めて様々な音が美しく重なり瞬間ラーシュ曲のフレーズが現れたりとアルバムのプロローグ。
モアヒューマンの1曲目、名曲「A Beautiful Smile」。いつ聴いても、暖かく私たちを迎えてくれるラーシュのピアノ!ボデルセンのベースもヴォーカルに負けずに歌っている。ナチュラルで明るいヴォーカルにお似合いです。名手ボデルセンの技が冴え渡る「Special One 」。溌剌としたグルービーなピアノ、情感あるサックス、高速フレージングで歌い上げるギター…。インストで大盛り上がり♪
クールで幻想的にヴォイスをいれた即興曲「Searching For Meaning 」、夢の中。
優雅に丁寧に感情を移入するヴォーカルが心に残る「Another Heart 」。次々と変わるソロも聞き応え充分。キャッチーなメロディーね。幽玄、荘厳な雰囲気が北欧的な「Ahimsa」。
スティファノ・ボラーニとのアルバムにもでてくる「Orvieto」は、スキャットで歌い上げ、魅惑的な表情。ラーシュが生き生きしてます。素晴らしい。
スェーデンの作曲家の「Om Natten」をラーシュとヴォーカルのデュオで。
スェーデン語で歌う暗く切ない哀愁。トラッドのような深みのある演奏。
終演は、明るくはじける「School Dance」。往年のコンビのグルービーな演奏は元気がでますね♪ 
足でリズムをとりながら、のりのりのってるラーシュが目に浮かびます!

企画モノならではの拾い物が詰まったアルバム。
ラーシュとボデルセンの名コンビが全編で新譜で聴けるなんてね!
そして、ヤコブ・ヤングの思わぬ参加、歌心にもウキウキします。
もちろん、この企画とサウンドをまとめ上げたドラムには金賞差し上げてしまいますね。

やっぱり、私はラーシュが大好き!

1. Under The Clouds
2. A Beautiful Smile
3. Special One
4. Searching For Meaning
5. Another Heart
6. Ahimsa
7. Orvieto
8. Om Natten  
9. School Dance

Siril Malmedal Hauge (vo)
Lars Jansson (p)
Jacob Young (g)
Magnus Bakken (ts)
Jesper Bodilsen (b)
Anders Thorén (ds)

残念ながら、丁度良い動画をみつけられませんでした。。
でも、お誕生日にふさわしいアルバムを紹介できて嬉しいです!

んじゃ、退散♪

« 『ジャズ批評 200号』 おめでとうございます! | トップページ | 「旅する音楽」に出逢った2夜…。 »

JAZZ(Far North )」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: やっぱりラーシュが大好き! 『Under the Clouds / Nordic Circles』:

« 『ジャズ批評 200号』 おめでとうございます! | トップページ | 「旅する音楽」に出逢った2夜…。 »

無料ブログはココログ