火傷しそうな 「高橋 徹 スペシャルトリオ」 @ Monk's MOOD JAZZ CLUB (10/19)
高橋 徹 スペシャルトリオ @ Monk's MOOD JAZZ CLUB (10/19)
高橋 徹 (ds) 緑川 英徳 (as) 佐藤ハチ恭彦 (b)
ズッシーンと心に届くジャズライブを聴いてきました!
アルト、ベース、ドラムのコードレス トリオ。
アルトはアバンギャルドにはじけてもテーマは艶のある音で美しい。バラードも秀逸♪
ベースはソロの歌心たっぷり、そして、ドラムとのデュオの楽しいこと!リーダーのドラムは、これぞ ジャズドラムという感じで 強いグルーブを生み出し、サウンドをまとめあげてました。
今日は、満席とのことで、主催者の方があらかじめ席を決めてくださってました。
嬉しいことに、ドラムの斜め前の席。本来ならば、ドラマーの方々の席なんだろうに。。m(_ _)m
1セット目のオープナーはバードの「My Melancholy Baby」。最初だけちょっと硬い感じがしたのもつかの間、すぐにあたたまって3人で好調の出だし!テーマ後のソロもソロ回しも、ご機嫌。
艶っぽいアルトが軽快吹けばベースもドラムもしっかりプッシュ自然と体が揺れてくる「Jazz Me Blues」。コードレストリオなので、ベースもガンガン歌います。で、その時のベースとドラムのやりとり、絡みが実に親密で微笑ましい!逆も然り。ちょっとノスタルジックなグッドマンの「Air Mail Special」。フリーキーな音を交えながら高速フィンガリング!リズム陣の一体感は半端ない。
歓声があがりましたね♪
バッラドで「Soul eyes」。テーマでのロングトーンで痺れた深遠でスピリチュアルな胸に染みる演奏。一転アップテンポで華やかに「Cheek To Cheek」、そしてドラムソロの大爆発。観客は釘付け、メンバーは終始ニヤニヤと見守るの図。1セット目終了!
30分の休憩中は、隣の地元のピアニストの方と雑談。たのしかったな。
あと、今日は禁煙ライブだったにで、心地よかったです。
2セット目も絶好調の演奏が続きます。まずは、ロン・カーターの「Third Plane」、サックスのアドリブがとどまるところを知りません♪
前半の「Soul eyes」同様に感動しちゃったベース フィーチャーの「The More I See You」。
「好きにやっていい」って、リーダーのお言葉で、ちょっと考えゆったりと始まったベースソロ。テーマを奏でる頃にはドラムも入って、しばらく2人の蜜月状態を聴き惚れてました。阿吽だね。サックスが入って楽しくないわけがないっ!最後はアルコでテーマ弾いて大団円。
モンクの「Evidence」、途中で「Just You」の掛け声?鼻歌?の入るご機嫌さ。バラッド仕立てで「Cocktail for You」、いや、もう惚れるっ。最後は、ドラムソロで始まる「A Night in Tunisia」、この曲を終わりに持ってくるて、、確信犯でしょう。笑
すでに、熱くなった観客の心に火を注ぐ状況!これで、終わるわけがありません。
拍手喝さいでのアンコールは「I'll Remember April」!良い曲、良いアドリブ、素晴らしい演奏でした!終演。
全身に「ジャズ!」を浴びてご満悦っす♪
3人とも、まったく手抜きなしで全力、観客も熱い声援をおくります。
そして、また、それに応えてくれる!イェーイ!
ジャスって、その場その場がメンバーも勝負であるように、観客だって勝負っす。笑
というわけで、すっごい演奏聴かせてくださった緑川氏のアルバムを買って帰ってきました。もちろん、サインもゲット!
え?他のお二人は、、手ぶらで?でいらしたようで。。
美子さま、いつも素敵なライブをセッティングくださってありがとうございます。m(_ _)m
遠回りして、送ってくださったHさまも本当にありがとうございました。m(_ _)m
んじゃ、退散♪
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