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音楽で拡がる輪

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2017年10月 9日 (月)

秋の夕暮に… 『Dreams / Sinne Eeg』

Dreams


陽が落ちるのが早くなりましたよね。
三連休の最後の夕方、、ブルーな気分の方も多いのでは?
そんな貴方にぴったりなアルバムがこれ!

シーネ・エイは、デビュー盤の頃からフォローしている大好きなボーカリストです。超美人で、スタイルがよくて、歌が巧い、って、三拍子そろった恵まれたデンマークの歌姫。
そして、ビッグ・バンドと共演したクリスマスのアルバムだってあるし、最新作はベースとのデュオだった。常に、前向きに自分をプロデュースできる才女です。そして、今回彼女は、このアルバムをはじめてファンディングで実現したのだそうです。

メンバーは、長らくパートナーである同郷のヤコブ・クリストファーセン、そして、米国のラリー・クーンズ、ジョーイ・バロン、スコット・コリーという期待の高まるメンバー。ラリー・クーンズのギターは甘く優しい白いギターです。
オリジナル6曲、スタンダード5曲。

オープナーは、「The Bitter End」、オリジナルが3曲つづきます。ドラムとベースが印象的、堂々とした歌いっぷりに、またまた、進化を感じる。
スキャットを交えて軽々と歌い上げる「Head Over High Heels」。
しっとりしたバラード「Love Song」。ちょっと、ナンシー・ウィルソンを思い出す。ナチュラルな中に黒さを秘めて。ギターも素敵。。
ドラムとのやりとりから始まる「What Is This Thing Called Love」。スキャットがかっこいい。ピアノトリオの部分もビターテイスト。
ギターとベースのデュオで歌う「Falling In Love With Love」。甘いギターの音色もあってリラクゼーションたっぷり。
オリジナルが3曲つづきます。まずはタイトル曲「Dreams」。優しいメロディをギターと共にユニゾン、それは夢見心地。。ベースもピアノも歌心たっぷり。歌詞はない曲だけど歌に満ち溢れてる。「Aleppo」は、シリアの都市から。沈んだ曲調、哀しい歌詞、表現力のある歌。再演「Time to Go」の説得力。感情の機微がメロディにのって迫ってくる。
ユニークな「I'll Remember April」、彼女の粋な「四月の思い出」。
ピアノデュオの「Anything Goes」は、のびのびと自在。ピアノとの絡みかたに実力を感じますよね。終演。
日本盤は、余裕綽々な「On a Clear Day」。最後の最後までたっぷり楽しませてくれました。

歌の巧いのはもちろん、安易な演奏に絶対走らず、彼女の世界観を堪能できる1枚。
秋の休日の夕暮れ時、この圧倒的な存在感で幸せに浸ってくださいね。

1. The Bitter End
2. Head Over High Heels
3. Love Song
4. What Is This Thing Called Love
5. Falling In Love With Love
6. Dreams
7. Aleppo
8. Time to Go
9. I'll Remember April
10. Anything Goes
11. On a Clear Day

Sinne Eeg (vo)
Jacob Christoffersen (p)
Larry Koonse (g)
Joey Baron (ds)
Scott Colley (b)
Add.Vocals
Sinne Eeg ,Warny Mandrup ,Lasse Nlsson ,Jenny Nilsson

と、良い塩梅の動画がみつからなかったので、今日のおまけはクリスト・ファーセンとのデュオ。

父の命日でした。心に寄り添うヴォーカルですね。

んじゃ、退散♪

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