夏の休日に… 『Naja / Inspired Guitar Duo (Yosuke Onuma Kazuma Fujimoto)』
なが〜く生きてると、、時々、クリスマスプレゼントのようなアルバムがリリースされることがある。
まさに、このアルバムがそれっ!
大好きなギターリスト、小沼ようすけと藤本一馬。この2人のデュオアルバムがでるなんて。。天にも登る嬉しさ。
ジャズギターリスト小沼ようすけとorange pekoeのギターリストでジャズやワールドミュージックを昇華した藤本一馬。
共通点は、サーフィンだそうで、海が繋げたご縁。
藤本が7曲、小沼が4曲、ストーンズのカバー曲で、12曲。
オープナー「Arpeggios For The Rain」は、タイトルそのまま甘い匂いの雨のギターアルペジオ。
二台のギターが戯れる「Rain Forest」。密度の濃い自然の中に。
2人の想いや関係がそのままタイトルになったような「Earth and Ocean」。互いにインスパイアされながら次々に場面を変えていく様子が本当に楽しそう。一音、一音が生々しい感じで録音されていて、そこにいるのではないかと思ってしまうほど。
神秘的なイメージが膨らんでいく「Photosynthesis」。大きく深呼吸したくなります。
ギター小僧の本音が聴ける「Tough Road」。ロックの尖った主張もかっこいいです。はい。
こんな美しい愛しいメロディがこの世にあるなんて…なんたる幸せ「The River of memories」。
ストーンズの「Paint it Black」。あの物悲しいメロディから広がる2人世界はモノクロームな美しい世界。
民族音楽をサンプリングした「Dryades」は、ほとんど即興の世界だそうで。エキゾチックな世界です。
ボディパーカッション?も入る「For The Beats」。異国の鳥の鳴き声をメロディ化したことから始まった曲。いろんな技術を酷使した様々な音が聞こえる賑やかな空間。
月の光と揺れる海面に映し出される光景、静かでメロウな夜の時間「Mirror Moon」。
胸にキューンとくる音の並ぶ「coyote」。郷愁、哀愁、美しい星空。
終演は森の泉のようなアルペジオ「Arpeggios For The Forest」。
互いの一音に耳をすませ、想像力を膨らませる。その即興性や臨場感ある音がセッションのようでわくわくする。
音楽に惹かれあい、地球や宇宙、この世界を大切に想う心で通いあう繊細で美しい世界。
癒しの時間です。ギターの好きな人はもちろん、ナチュラリストにも。
1.Intro : Arpeggios For The Rain(Kazuma Fujimoto)
2.Rain Forest(Kazuma Fujimoto)
3.Earth and Ocean(Kazuma Fujimoto)
4.Photosynthesis(Yosuke Onuma)
5.Tough Road(Kazuma Fujimoto)
6.The River of memories(Kazuma Fujimoto)
7.Paint it Black (Jagger/Richards ※ Cover )
8.Dryades(Yosuke Onuma)
9.For The Beats(Yosuke Onuma)
10.Mirror Moon(Yosuke Onuma)
11.coyote(Kazuma Fujimoto)
12.Closing :Arpeggios For The Forest(Kazuma Fujimoto)
Yosuke Onuma 小沼ようすけ (g)
Kazuma Fujimoto 藤本一馬 (g)
今日のおまけは、レーベルのPVです。
自然をテーマにしたアルバムでしたが、アルバムタイトル「Naja」は
「ネイティヴ・アメリカンの言葉で三日月や子孫繁栄などを意味するスピリチュアルな言葉」
なんだそうです。
全てが繋がっていくわけですね。
んじゃ、退散♪
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