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音楽で拡がる輪

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2017年8月

2017年8月30日 (水)

余白の緊張感まで美しい 『Tangents / Gary Peacock Trio』

Tangents

前作、『Now This』の静謐な世界を継承した、高い美意識を3人で共有した演奏。大きな余白に宇宙の法則を感じる。
ピーコック5曲、バロン2曲、コープランド1曲、3人名義が1曲、カバー2曲。

深みのある渋いベースソロから始まるオープニング「Contact」。
余白に緊張感が漂う「December Greenwings」。
ひんやりした空間でエネルギッシュに駆け抜ける「Tempei Tempo」。
フリーインプロのようなバロン曲「Cauldron」。

耽美的で妖艶なピアノに心奪われる「Spartacus」、3人の美意識が結集。
超少ない音での即興「Empty Forest」、内側に大きく広がる空間を旅する3人。
身体中の力が一気に抜けていく「Blue in Green」。
コープランドのピアノの音には、後期のエヴァンスのような時空を超越した響きを感じる。
ベースソロも秀悦。バロンのドラムも適音適所。

82歳とは思えない躍動感あるベースソロ「Rumblin」。ミステリアスなコープランド曲「Talkin’ Blues」。
繊細なドラムソロで始まるバロン曲「In And Out」は、ドラムとベースのデュオ。
互いにインスパイアされる様子がよくわかる。
終演は、タイトル曲「Tangents」。共感、共鳴しあい、どこからでも自由に飛翔できる3人。

想像力豊かな多くの即興が聴ける孤高の一枚。
内側に広がる宇宙の果てしなさを感じる3人の美意識を感じる。
年齢を重ねてなお新鮮な空気を求める若さは凄い!


1.Contact
2.December Greenwings
3.Tempei Tempo
4.Cauldron
5.Spartacus
6.Empty Forest
7.Blue in Green
8.Rumblin
9.Talkin’ Blues
10.In And Out
11.Tangents.

Gary Peacock (b)
Marc Copland (p)
Joey Baron (ds)

今日のおまけは、2016年のジャズフェスの様子。
いつまでも、お元気でいてくださいね。

夕方の陽射しの色が秋です。
ちょっと、切ない気持ちになりますよね。

んじゃ、退散♪

2017年8月29日 (火)

『ジャズ批評 199号』がでました〜♪

『ジャズ批評 199号』がでました〜♪

199


今回の特集は、、

『私の好きな一枚のジャズ・レコード PART1』

松坂会長の始めたジャズ喫茶「オレオ」の片隅から始まった『ジャズ批評』。
今年創刊50周年だそうです。おめでとうございます!!
人気企画「私の好きな一枚のジャズ・レコード」を2号続けて特集。
次号には、私も寄稿いたします。


さて、あなたお好きなジャズ・レコードは何ですか?


いつもの「新譜紹介」は、、4枚。


★ Small Town / Bill Frisell Thomas Morgan


★ Minione / Anna Maria Jopek Gonzalo Rubalcaba


★ Brothers / Adam Bałdych & Helge Lien Trio


★ Initiatives / Jean-Christophe Cholet

残念ながら今回は「New Disc Pick Up」には紹介できませんでしたが、
素敵なアルバムを4枚紹介することができたと思っています!

んじゃ、退散♪

2017年8月28日 (月)

想い出の『夏の新潟ジャズストリート(7/16) 後半』

夏が終わろうとしていますよね。^^;
朝晩涼しく、虫の声が聞こえ始めましたよね。
急げっ。

新潟(若)楽団@ジャズフラッシュ

Yuki


若松孝(ts) 楠直孝(p) 瀧川青河(e-b) 土屋由紀(vo)

いろいろなことがあるものである。なんと、ドラムが急病で欠席!
こりゃ、とっても大変だとおもうけど、このピアニストなら大丈夫。
ドラムの分、いつも以上にパーカッシヴに頑張ってくれてたんじゃないでしょうか?
インストでは、お初の6弦ベースも躍動感あるベースラインで頑張り、あたたかな音色でがっつり吹くサックス、そして、今回もアクロバティックに弾きまくるピアノをガッツリたのしみました。そうなんですね、ここは、インスト部分はエキサイティングでディープなんですね。
何曲かインスト曲を演奏した後に、新潟のジャズディーバー登場。
スタンダードで「It Could Happen To Yo」を。サックスの優しいオブリガードがついて、レイドバックしているヴォーカルとゆったり溶けあった妖艶な時間。。
大人の会話のMCが、これまた雰囲気ありますですよね。そのあともライブは続いてたのですが、途中抜けです。m(_ _)m


Bossa Demais@Café EigetuDoú

Bossademais2

Mello(g,vo) 内藤知己(ts)

Bossa Demaisファンとしては、昨夜の演奏に行けず大変残念な思い。
今日は、いつものお相手ギタリストの方がご都合がつかなかったとのことで、テナーサックスとシットインです。
楽器構成から、名盤『Getz/Gilberto』のトリビュートとのことで、オープニングは「Pra machucar meu coracao」から。
ゲッツライクで手慣れたサックスとクール&スムースに。
素敵な声に癒され、サックスのオブリガードも爽やかに超いい時間が過ぎていく。。まったりです。。
選曲も、『Getz/Gilberto』を中心に名曲が並びましたね。
アンコールは、スローにボサアレンジ?の「Close to you」。
本当に、歌が上手くて柔らかな声だな。いつも、素敵な時間をありがと。
あ、、MC、格段に上達していていぢれなくて、、ちょっと寂しい。笑

早く、ワイン飲みたい!!いや、まだまだ。。。

セットリストがでてました。
Pra machucar meu coracao / O grande amor / Ligia / Preciso perdoar / Satin doll / Desafinado / Retrato em branco e preto / Corcovado / Ipanema / (encore) Close to you


つじつじ@ジャズフラッシュ

Tsujitsuji

辻恭子(vo) 辻啓介(b)

難しいベースとヴォーカルのデュオに挑戦し続ける2人。
性格はほんわかかもしれないけど、演奏は結構緻密で計算されている。(はずだ。。)
難しい曲、マニアックな曲にもどんどん挑戦していて、ヴォーカル、本当にどんどん上手になってますよね♪
なんか好きな曲が多いのです。『Prelude to a Kiss』、大好きですよぉ。
演奏に、みんなを巻き込む話術にも長けている。笑
スキャットにも積極的でベースと絡み合うヴォーカルの無限の可能性を感じるユニットです。
デュオなので、ベースソロは完璧に独り。そのときに、伴奏を?つけてあげたい、って、優しい気持ちから、1曲ヴォーカルがウクレレも。「A Child Is Born」も大好きな曲なので、ウクレレ、、気持ちは通じたけど。。次回は完璧に頑張ってね。と、普通はインストで挑戦する曲「Donna Lee」とかチャレンジャーで素晴らしい。
基本、ずっと、ベース独りでの演奏、一見地味のようなのですが、ベース演奏も聴き処満載です。
比較的、みんなが知っている曲で、熱演でした。

一年ぶり、、一年に一回、織姫&彦星のような逢瀬なんですよ。私とつじつじは。。。

ひつじ@ジャズフラッシュ

Hitsuji

辻恭子(vo) 小出紗重子(p) 辻啓介(b)

つじつじの非類似的発展系、「ひつじ」。
先ほどの「つじつじ」にゲストを迎えたような構成です。
で、ここはベースのオタク選曲炸裂!
羊の皮を被った狼、、つうか、狐くらいかな??個性的な選曲と演奏。
セットは、ピアノとベースデュオでカーラの「Lawns」で始まった♪
個性的なピアノで、なぜかフランスを感じる 私です。
ヴォーカルが入って、ハーシュとノーマの「Song of Life」、前向きなヴォーカリストにぴったりの美曲。ピアノが入ると、華やかになりますよね。そして、つじつじでもお馴染み?「An African Fairy Tale (Footprints)」。
2人にとっての鬼門?才女タチアナ・パーハの難易度高い曲をピアノとヴォーカルのデュオで挑戦。よく頑張ったですぅ!!かと思えば、パット・メセニーの「James」があったり、シーネ・エイの曲があったりと、う〜ん、楽しい時間だったなっ。

音楽に壁はない。万歳三唱!

で、最後のライブが終わると、フラッシュではセッション・タイムとなります。
あちこちから、集まってきているミュージシャンたちの交流の場ですね。
私は、ここで帰りましたが、今年はこのセンション・タイムにNHKの取材が入ってました。
後日、放送されましたね。

1日め、2日めと、ミュージシャンの方々はじめ、、スタッフ、ボランティアの皆さん、ありがとうございました。m(_ _)m
私といえば、、いろいろあって、夏休みの宿題みたいなブログになってしまったですね。笑
末長く続けて欲しいイヴェントです。

んじゃ、退散♪

2017年8月22日 (火)

想い出の『夏の新潟ジャズストリート(7/16 前半)』

2日目はお天気が怪しそうで、、傘を持ってのお出かけでした。
傘を無くしませんように。。まずは、ドクター可児さんから。
ドクター可児さんは、上古町。白山神社の近くです。

Ensoleille@ドクター可児

Ensoleille

仁多見悦子(vo) 細木久美(p) 東聡志(b)

昨夜の呑みすぎを優しく癒してくれる3人の演奏を求めてドクター可児さんを1日の先頭バッターに。
3人とも地元のミュージシャン。
でも、ピアニストとベーシストは中越を中心に活動しているので、新潟市内で聴くことはなかなかできません。
明るく包み込むようなピアノ、大らかに一緒に歌うベースが、しっかり寄り添います。
ライブの初めにインストの演奏が2曲あって、1曲ラーシュ・ヤンソンの「Hope」を演奏してました。
お二人ともラーシュの大ファンなのです。2人の心温まる演奏を聴いていたら、ふと亡くなった父のことを思いだして、目が霞んだ。音楽って、こういう力がありますよね。眠っていた父への想いが蘇る。。
歌はジャズスタンダードやボサノヴァを癒しの声で、丁寧に歌い上げる、ゆったりした時間がほっとする。
それから、ヴォーカルがチャレンジを続けている鍵盤ハーモニカを使った曲が何曲かありました。
3人でアグレッシブに演奏をした「情熱大陸」は。お見事でしたね♪


Elejo (えれーじょ)@バー エジンバラ

神田涼葉 木山久優奈 木山野華 斎藤めぐみ 長谷川尚(エレクトーン) 安田カオル(vo)

ホテルオークラのバーで演奏がはじまるElejo (えれーじょ)に向けてダッシュ。
間に合いそうもないので、タクシーを使おうとおもって、白山神社前に。

まったく、、タクシーが来ない。。。
しばらく、待ったのだけど無理そうなので、西堀を下りはじめた。
結局、五番町くらいまで歩いてやっとタクシーに乗れた。
初めから、こっちにくれば15分は早かったのに。。悔しい。
なので、出遅れて 入れない。。
入り口に人が溢れてる。写真もとれない。でも、親切に場所をあけてくださった人がいらして、かろうじてブレブレの写真をとっただけ。
ロビーで漏れてくる迫力ある音を 静かに聴いてました。。(T ^ T)
Elejo (えれーじょ)さま ごめんなさい。m(_ _)m
でも、盛況でよかったですね♪

大塚桜with中丸雅史カルテット@カワイコモドホール

Sakuranakamaro

大塚桜(vo) 伊地知晋平( ss,bs) 中丸雅史(p) 笹本宏太(b) 林宏樹(ds)

ピアノは、ハービー・ハンコックが大好き。通常は、アグレッシヴに弾け飛ぶのですが。。
今回は、ヴォーカルをメインに抒情豊かに歌い上げる演奏が中心でした。
で、思いだした、随分前に彼のソロで、キースの『The Melody at Night, With You』張りの演奏を聴いたことがあったんだわ。普段の彼とは違う味わい深い感情移入された素敵な演奏だったんだ。。
なので、メンバーもジェントルに徹しています。笑
いつもは、かなりやんちゃなブレーキー張りのドラムも、なんか神妙。ブラシさばきも乙でした。
サックスだって、曲によってソプラノとバリトンを使い分けてジェントルな雰囲気。
ベースはお初でしたが、明るいノリでしたね。
最初にインストを1曲。ソプラノ、フィーチャーで「Footprints」だったと思うんですが。ピアノのキラキラした音色がリリカルなピアノにあってましたよね。
で、お初だったのがヴォーカル。1曲めは、ヴォーカルの音量が小さかったハプニングがありましたが、その後調整。積極的に楽器に絡むヴォーカルがかっこいい!
ジャズスタンダードもいいけど、キチンとしたポルトガル語で歌うボサノヴァも素敵。
曲に合わせて?バリトンとソプラノでオブリガード&ソロがはいります♪
ちょっとハスキー、セクシー、でも凛としてクールな歌声が素敵!
メンバーが一丸となったハードドライビングな演奏もいいけど、情感のこもった躍動感ある演奏もいいですよね。

で、次のドクター可児さんに早めについて、昼ごはん!
洋食屋さんのハヤシライスは美味しいですね。ケーキも飲み物も付いているんで大変お得です。

Pearl&外山安樹子DUO@ドクター可児

Tamakoakiko

Pearl(vo) 外山安樹子(p)

今回、お初のデュオだ!
外山オリジナルに歌詞をつけて歌うとのことで、楽しみにしてました。
ライブは、「2人でお茶を」ではじまりました。揺らぎのある独特な歌と寄り添い導くピアノが素敵。
スタンダードやボサノヴァに加えて、ポップスの名曲が混じります。
好きな「A Song for You」もあった。きっと、彼女たちは、カーペンターズでお馴染みなんでしょうね。私は、本家レオン・ラッセルの孤独の宇宙に浮かぶ歌が好きです。
そして、お約束の「Warm Snow」。ピアニストのオリジナルに、ヴォーカルが日本語の詩をつけてしっとりと歌い上げます。歌詞もとても素敵でした。。
今回の聴き処の1つでもあるピアノソロでの「Caravan」、1人で何役もこなしながら力強くも幻想的な世界を創り上げていきました。千夜一夜物語みたいなドラマチックなキャラバン!
そのあとも、楽しくて(MC)優雅な時間が続き、、最後はダブルアンコールで 盛り上がりましたわ。
やっぱり、外山ピアノの歌の伴奏素敵だった。。

冷たいワインでも飲みたい気分ですが。。ビールにしました。笑
美味しいお得なランチタイムでもありました。

と、2日めはまだ続くのですが。。今日はここまでです。
んじゃ、退散♪

2017年8月13日 (日)

想い出の『夏の新潟ジャズストリート(7/15)』

1ヶ月近くたってしまいましたが、夏のジャズストリートの想い出を走馬灯のように。
なんて、、ようは、、あやしい記憶の糸をたぐってたぐって、、たぐって、、、。

Nori & The Maguire Twins @ ジョイアミーア

Nori__themaguiretwins

Nori Ochiai (p) Alan Maguire (b) Carl Maguire (ds)

エリントンの「Take the 'A' Train」から始まった「Nori & The Maguire Twins」。
A列車とうのは、ニューヨク市の地下鉄?のA線の名称だそうで、ニューヨーク帰りの流麗なピアノの音に誘われて、まさにノリノリの「Take the 'A' Train !!」。
ベースのアランのアレンジしたスタンダード、彼のオリジナル、Nori Ochiaiオリジナルも挟んで、二時間枠をノンストップで演奏。「Melting Chocolate」って、Nori Ochiaiオリジナル素敵でしたね。

軽妙洒脱、流麗なピアニストとジャズの伝統をしっかり学んできたパワー溢れるマグワイア兄弟。思索的でメロディアスなベースのアラン、好奇心旺盛で超積極的アグレッシヴなドラムのカール。
3人の丁々発止の聴き応えある演奏に観衆もやんや。
思考回路がアメリカ的に繋がって、互いの主張をよくよく聴きながら大きな懐で演奏をしあげていく♪
ジャズストリートの始まりにぴったり、アメリカの空気を感じるエキサイティングなピアノトリオでした。
お母様が日本人のメンフィス生まれの双子の兄弟「The Maguire Twins」をお忘れなく!


器の長沢クインテットに行ったら 満員御礼で入れず。。
三吉で昼ごはんにしました。もちろん、冷やし中華です。笑

MAKI&YAYOI with 佐藤文孝トリオ@マキ

Makiyayoi

(写真がピンボケしかなくて、弥生さまのFBからいただきました。m(_ _)m)

MAKI(vo) 佐藤弥生(vo) 佐藤文孝(p) 長野賢一(b) 目黒与志男(ds)

ツインヴォーカルのハーモニーが素敵な地元の姉妹のユニットへ。
で遅れちゃったんで、後ろの方のテーブルに相席させてもらいました。
ちょうど、2人がノリノリで息もぴったりでスキャットしているとこでした。
それぞれのソロタイムもとられています。
伸びやかな高音が可憐な弥生ヴォーカルで、どちらかというと、、ポップス系の歌が似合う感じ。
力強く低音がよく響くMAKIヴォーカルは、MAKIヴォーカルはジャズ系の歌が似合いますね。
もちろん、カテゴリーを越境して、2人の個性を合わせたデュオタイムもそれぞれのソロタイムも個性がでて楽しい!
サポートメンバーも素晴らしく 華麗なピアノ、歌心あるベース、適音適所のドラムとリラクゼーションたっぷりなライブでした!
あとでわかったのですが、前方にはお知り合いがいっぱいいたようです。

賑あう古町から東堀通りへ移動。

竹腰肇トリオ@カワイコモドホール

Takekoshi

島田博志(p) 竹腰肇(ds) 平松徹也(b)

ここのピアノは、さすがカワイのホールだけあってとても綺麗な音の良いピアノです。
でも、天井が高くて2方がガラス張りなので、、とってもよく響きます。響くというか、、ジャズだと残響音に近い響き方。

元ラガーマンのピアニストは、リリシズム溢れる綺麗なフレーズが満載。でも、秘めた?パッションがすごいっ!そして、ベースの変態オタクフレーズも聴きもの。
で、ドラマーのリーダーの美学に基づく、マニアックな選曲と演奏です。
欧州ジャズの好きな人にはたまらない選曲と演奏だと思います。
彼は、ドラムのコントロールもハイレベルで。あの環境でもドラムに工夫してアグレッシブに攻めてました。
「Ambleside」のドラムソロ、かっこよかったですよっ!

新潟のジャズストリート初出演より毎回毎回楽しみにしているピアノトリオです。
「In A Sentimental Mood」の出だしなんて、もう、涙モノ。
おまけに、大好きな「Your Song 」が入っていて、この満足感は半端ないのでした。
セットリストがでてました。どう?泣ける?マニアックな選曲でしょ?
Eric Von Essenの「Silvana」を久しぶりに聴きました。すっごく よかったですよ。

セットリスト
In A Sentimental Mood (Duke Ellington)
Olivia (Silvio Rodríguez,arrenged by Bobo Stenson)
Silvana (Eric Von Essen)
Your Song (Elton John)
Ambleside (John Taylor).
Never Let Me Go (Ray Evans,arrenged by Helen Sung)
Tones for Joan's Bones (Chick Corea)

この日は、ここで単独行動がおしまい。。
待ち合わせに、少しだけ時間があったので古町のストリートを聴きに。


Bossa Demais @ 古町六番ストリート

Bossa_demais


Mello(g,vo) Kitti横倉(g)

なんと、私のご贔屓中のご贔屓のユニットがストリートでのライブでした。
本来ならば、この日の夜の演奏を聴きに行きたかったのですが、、まぁ、予定が変わったのです。
相変わらず、アンニュイな演奏、ソフト&クール。
巧いギターと癒しのヴォーカルがばっちりはまります。
毎回、MCをどうにかできないのだろうか?って、思っていたのですが。。
今回は、ご本人曰く「こころのたびぽい」というMCノートを作ってきて、曲、歌詞の解説を見事にこなした。。(褒めすぎかも)
本当に良いユニットで、聴けてよかった!ストリートに爽やかな風を感じました。
セットリストがでていた。全部聴きたかったな。

セットリスト
Ela e carioca / Desafinado / A felicidade / Desde que o samba e samba / Each and everyone (ETBG) / Satin doll / Wave / Hey nineteen (Steely Dan) / Rosa morena / Ipanema


この後は、ダーリンと待ち合わせして、、もう一箇所聴いて呑みの時間に!
2日目もあります。。(いつになるかな。。)

んじゃ、退散♪

2017年8月 8日 (火)

夏の休日に… 『Naja / Inspired Guitar Duo (Yosuke Onuma Kazuma Fujimoto)』

Naja


なが〜く生きてると、、時々、クリスマスプレゼントのようなアルバムがリリースされることがある。
まさに、このアルバムがそれっ!
大好きなギターリスト、小沼ようすけと藤本一馬。この2人のデュオアルバムがでるなんて。。天にも登る嬉しさ。
ジャズギターリスト小沼ようすけとorange pekoeのギターリストでジャズやワールドミュージックを昇華した藤本一馬。
共通点は、サーフィンだそうで、海が繋げたご縁。
藤本が7曲、小沼が4曲、ストーンズのカバー曲で、12曲。

オープナー「Arpeggios For The Rain」は、タイトルそのまま甘い匂いの雨のギターアルペジオ。
二台のギターが戯れる「Rain Forest」。密度の濃い自然の中に。
2人の想いや関係がそのままタイトルになったような「Earth and Ocean」。互いにインスパイアされながら次々に場面を変えていく様子が本当に楽しそう。一音、一音が生々しい感じで録音されていて、そこにいるのではないかと思ってしまうほど。
神秘的なイメージが膨らんでいく「Photosynthesis」。大きく深呼吸したくなります。
ギター小僧の本音が聴ける「Tough Road」。ロックの尖った主張もかっこいいです。はい。
こんな美しい愛しいメロディがこの世にあるなんて…なんたる幸せ「The River of memories」。
ストーンズの「Paint it Black」。あの物悲しいメロディから広がる2人世界はモノクロームな美しい世界。
民族音楽をサンプリングした「Dryades」は、ほとんど即興の世界だそうで。エキゾチックな世界です。
ボディパーカッション?も入る「For The Beats」。異国の鳥の鳴き声をメロディ化したことから始まった曲。いろんな技術を酷使した様々な音が聞こえる賑やかな空間。
月の光と揺れる海面に映し出される光景、静かでメロウな夜の時間「Mirror Moon」。
胸にキューンとくる音の並ぶ「coyote」。郷愁、哀愁、美しい星空。
終演は森の泉のようなアルペジオ「Arpeggios For The Forest」。


互いの一音に耳をすませ、想像力を膨らませる。その即興性や臨場感ある音がセッションのようでわくわくする。
音楽に惹かれあい、地球や宇宙、この世界を大切に想う心で通いあう繊細で美しい世界。

癒しの時間です。ギターの好きな人はもちろん、ナチュラリストにも。


1.Intro : Arpeggios For The Rain(Kazuma Fujimoto)
2.Rain Forest(Kazuma Fujimoto)
3.Earth and Ocean(Kazuma Fujimoto)
4.Photosynthesis(Yosuke Onuma)
5.Tough Road(Kazuma Fujimoto)
6.The River of memories(Kazuma Fujimoto)
7.Paint it Black (Jagger/Richards ※ Cover )
8.Dryades(Yosuke Onuma)
9.For The Beats(Yosuke Onuma)
10.Mirror Moon(Yosuke Onuma)
11.coyote(Kazuma Fujimoto)
12.Closing :Arpeggios For The Forest(Kazuma Fujimoto)

Yosuke Onuma 小沼ようすけ (g)
Kazuma Fujimoto 藤本一馬 (g)

今日のおまけは、レーベルのPVです。

自然をテーマにしたアルバムでしたが、アルバムタイトル「Naja」は
「ネイティヴ・アメリカンの言葉で三日月や子孫繁栄などを意味するスピリチュアルな言葉」
なんだそうです。
全てが繋がっていくわけですね。

んじゃ、退散♪

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