ピアニストに多彩に追随できる 『Reis Demuth Wiltgen @ Cotton Club (7/19)』
Reis Demuth Wiltgen @ Cotton Club (7/19)
Michel Reis (p) Marc Demuth (b) Paul Wiltgen (ds)
ルクセンブルグ出身のミュージシャンたちのライブ。
去年、前橋でピアニストと日本の若手ミュージシャンのライブを聴いて打ちのめされたんです。。
なので、行きたいと思っていたのですが、諸事情あって新幹線チケットはとったものの、、予約はギリギリとなりました。
昼ピットでも大騒ぎしてからの、到着だったので、、すでに開場。
でも、真ん中のトリオの見やすいいい席があいてました。ラッキー♪
オープニングは新譜と一緒で「Small Talk」。
いやいや、やはり饒舌。これぞ、息のあった演奏というのでしょ。。
「The Story of You and Me」、「シネマティックな旋律と美しいハーモニー」のキャッチが頭をよぎる。綺麗なメロディにうっとりと身を委ねる。よどみなく溢れ出る透明感あるフレーズ。寄り添うドラムとベース。
反復されるリフと一緒に遠い世界につれていかれる「Joule’s Last Glimpse」。ピアノ主導権を持ちながらも、ベースとドラムがそれに様々に反応して緊張感、高揚感を高めていく。特に、ドラムのアクションはピアノと超呼応していてお見事!怒涛のインタープレイ!!
その後も3人の演奏は呼応しあう。基本ピアノとドラムがガンガン世界を広げる展開が多く、ベースもしっかり力強いプレイで反応。しかも、ベースソロは非常にメロディアスで叙情的、また、ピアノと並行して別な旋律を奏でるなど功労賞!この怒涛の演奏の影の立役者。あ、彼の曲も好きです♪
順番はわからなくなってるのですが、「Me Dire」の曲の初めで、ちょっと長めのピアノソロの部分があったのですが、内部演奏も交えながら、はっきりくっきりと感情が表現された演奏で衝撃的でした。ソロピアノももっと聴いてみたいですね。力強く、美しかった。。
最後は、疾走感溢れる「Cross Country」。最後の最後まで三位一体のハイテンションの演奏。しかも、アンコールにも「すっごく短い曲ね」って、ユーモアたっぷりに応えてくれて本当にありがとうございます!m(_ _)m
ピアニストの持っている多彩な顔をあらゆる角度から追随できるベースとドラム!!
美しい旋律に酔うだけでなく、怒涛のインタープレイも堪能できるハイレベルなトリオ演奏でした。
ファーストセットなのに、すぐにサイン会も開いてくださって、サインと写真がゲットできました。
語学力ゼロな私なので、この感動を伝えることができなかったけど。。m(_ _)m
皆さまへのおっそわけは、新譜のトレラーを。
もともと、夏の暑さに弱いのですが、、この夏はいつも以上に夏バテ。
仕事もブログも、、まったくすすみません。。今日も、午前中に病院の定期検査と診察から帰ってきて、、昼寝してしまった!!
悲しいかな、、大好きなジャズストリートの面影も遠くになってきた。。
んじゃ、退散♪
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コメント
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Suzuckさん おはようございます。
ライブ、うらやましい限りです。
家でCD聴いてましたが、「トリオのバランス良く、美しくてメロディアスかつ力強く疾走感と躍動感にあふれる演奏!」とあらためて感じました。
ピアノのレイスは、
「表現力に優れ、コンポーザーとしても有能、30代半ばでこの完成度すごい!」
って感じです。(同じようなことをFbでも書いてますが)
こちらは、なかなかライブの機会少ないですが、Suzuckさんの記事を読んで行った気になっておりますよ。今後もレポート宜しくお願いします。
投稿: baikinnmann | 2017年7月22日 (土) 06時23分
baikinnmannさま、こんにちは。
ライブは、私も東京や関西の知人のライブ参戦を羨ましくみております。
仰せのとおりで、どうしてもピアニストに注目が集まってしまいますが、、
ドラムもベースもとても良い演奏をしてるとおもいます。
躍動感、高揚感がありますよね。
ピアニストの作曲能力も高いと思うのですが、ベーシストも素敵な曲が多いと思いました。
月に一回は上京して、新潟には来ないライブを聴きたいです。
八月、九月も行きたいライブはあるのですが、、プライベートやお仕事の関係で、、未定なままです。。
いつも、ありがとうございます。m(_ _)m
投稿: Suzuck | 2017年7月24日 (月) 17時21分