2023年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

音楽で拡がる輪

« 『ジャズ批評 198号』がでました〜♪ | トップページ | 常に旬!今絶対聴くべき 「Bungalow 『You Already Know』発売ツアー」@Jazz FLASH (7/2) »

2017年7月 1日 (土)

叙情深く、大人の世界を描く 『Minione / Anna Maria Jopek / Gonzalo Rubalcaba』

Minione

ポーランドの実力派歌姫、アナ・マリア・ヨペック。
今回は、キューバのピアニスト、ゴンザロ・ルボルカバのピアノトリオと古いタンゴを中心に選曲した新譜です。

オープナーの「Twe Usta Kłamią」から、その深く叙情豊かなヨペックの歌に惹き寄せられる。そして、ゴンザロのピアノがリリカルでストイック。ベースもドラムもいいお仕事。
リズムにのった曲も五月蝿くならず感情豊か。「Nie Wierzę Ci 」の沈み込むような叙情、内省的なピアノの寄り添いも素晴らしい。
ピアノとのデュオ「Besame Mucho」、全編スキャットでピアノとメロディを合わせていくところはゾクゾクもの。ゴンザロの抑制の効いたピアノがグッとくる。お見事!!
ゴンザロのオリジナル「Co Nam Zostało... Wybrzmienie」は、ピアノトリオで。
この後も、心の奥ふかくからに沁み渡るような演奏がつづきく。
終演は、ピアノとデュオで「Rebeka」。ゴンザロの渾身のピアノソロも、寄り添いも秀逸。2人の気持ちが融合して切なく美しい世界。


もう、絶対深夜のアルバム。大人の世界。
ラテン系のピアニストですが、さすがヘイデンも好んだピアニスト。
饒舌さは控えめ、抑えめ、ぐっと情感豊かに聴かせてくれます。

1. Twe Usta Kłamią
2. Kogo Nasza Miłość Obchodzi
3. Co Nam Zostało Z Tych Lat
4. Nie Wierzę Ci
5. Besame Mucho
6. Co Nam Zostało... Wybrzmienie
7. Pokoik Na Hożej
8. To Ostatnia Niedziela
9. Miasteczko Bełz
10. Nie Wierzę... Detal
11. Rebeka

Anna Maria Jopek (vo)
Gonzalo Rubalcaba (p)
Armando Gola (b)
Ernesto Simpson (ds)

今日のおまけは新譜のトレーラー?

気がつけば、上半期が終わってました。。
新潟も梅雨入りとのことで、、しとしと、むしむし。。

んじゃ、退散♪

« 『ジャズ批評 198号』がでました〜♪ | トップページ | 常に旬!今絶対聴くべき 「Bungalow 『You Already Know』発売ツアー」@Jazz FLASH (7/2) »

JAZZ」カテゴリの記事

コメント

ポーランドの哀愁の歌姫ヨペックのまさに境地に達したと思われるアルバム。Gonzalo Rubalcaba のピアノもぴったりです(キューバの故郷に想いを馳せて)。マイアミの裏町の夜を頭に描いて聴いてます。最高!

風呂井戸さま、トラバ、ありがとうございました。m(_ _)m

いやいや、ヨッペクさまの感情表現、尋常ではないですよね。
あちらの世界に引き込まれたままになりそうなくらいです。

大人のワケありの世界を描いだアルバム。
ぐっと情感豊かに聴かせてくれました。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

» アンナ・マリア・ヨペックAnna Maria Jopek のニュー・アルバム 「Minione」 [灰とダイアモンドと月の裏側の世界]
描くはポーランドとキューバとの人間的哀感の融合~ 憂愁の歌姫ヨペックとゴンザロ・ [続きを読む]

« 『ジャズ批評 198号』がでました〜♪ | トップページ | 常に旬!今絶対聴くべき 「Bungalow 『You Already Know』発売ツアー」@Jazz FLASH (7/2) »

無料ブログはココログ