Bungalow 『You Already Know 』発売ツアー @ SPACE1497 (7/6)
マイク・リベット (ts,electronics) 佐藤浩一 (p) 池尻洋史 (b,ukulele-bass) 大村 亘 (ds,tabla)

前日の渋谷はソールドアウトで、気流に乗ってるバンガロー。(の、はず)
私といえば、、色々とハプニングはあったものの、3時に家に戻れて無事に予定の新幹線にのれました。
熊谷の「SPACE1497」に開場時間に着くと、最前列でピアノ角席がありましたので、美味しいクリームあんみつを食べながら開演を待つ♪
開演!1セット目は、「TOAD」に始まり「Dancing Elephant」で終了。
新潟と、選曲は一緒でしたが順番が少し入れ替わってました。
1曲目が始まったときに、高い天井にシンバルが響いてちょっと残響音が残るきがしたんですけど、(サックスも)、、途中から気にならなくなった。
むしろ、「Day29」では、タブラとエレクトロニクスがいい感じに響き合ったし、「Dancing Elephant」では、ハンドクラップや木製シェイカーなどがよく聴こえていいアクセントに。
2セット目、これは新潟と選曲も順番も一緒。
でも、「Kamiya」から絶好調なサックスで盛り上がり(新潟より好調!)、ピアノ、ベース、ドラムの三位一体に悶絶。あとで、MCで、「もしも本を読んでない人がいたら、この曲からどんな人間を創造しますか?」って、言ってましたが、、かなり狂人に近いですな。。(私は火花読んでますが。。)
マイクの新曲の「Reflect」の入りの部分かっこよく、透明感のあるいい感じになってた、と。サックスを吹いてないとは、エレクトロニクスも入ってたと思う。。ベースソロがすんごく素敵だったな。
「Abstract Message」も入りのタブラの有機的な音色とエレクトロニクスの無機的な音が溶け合って悠久的な感触が生まれる。そして、感傷的な面持ちに。
この2曲は、進化というより、より深化してたと思う。このバンドで、佐藤さまは、カウンターパンチも辞さないごりっとしたハードな演奏も多いのですが、ここではひたすら透明な綺麗な演奏。
「North Head」も、心の奥底のもやもやしたものを掻き立てられ演奏。人生の喜怒哀楽をすごく感じる。ゆったりしてるけど、ドラムのアクションの一つひとつに胸を突かれる。混沌とした終わりもかっこよかったな。
でた!タブラをフィーチャーした「Bombay Duck」。様々な音、要素が混じり合って静かな高揚感のある演奏。でで、さすが、毎年本場インドに修行にいくだけあって素晴らしいタブラを聴かせてもらいました。たった1人、たった2つの楽器からでてくる音とはまったく思えない。世界には自分の知らない領域が想像をはるかに超えてるんだよな。
今日の「鈴虫の懺悔」は、めっちゃ怖かった!低音不協和音?満載。鈴虫は共食いするんですよね。夜中にメスの鈴虫に追い込まれたオスの鈴虫の気分か。マイクのサックスに哀愁が。。一旦、そう思ってしまった私には、マイクの絶好調高速流暢なフレージングに身の危険のスリルを感じ、ちょっとアナーキーな気分に。。
最後は、途中抜けになった「O.P.P.M.」。なんだろう、いつだってドラマチックな幕開けの向こうに何かが見えそうになる。相反する感情はいつだって誰にだって存在して、その両方を出せるのが人間。。
と、すばらいいベースソロを聴いた後に席を立ちました。あと、15分あればな。。
私は全く演奏しないけど、、演奏って、正確無比なルールがあったとしても、必ず人間的な要素が入り込んでくるはず。良い演奏家の人たちは、相手、自分のゆらぎの部分もきちんと聴き取って、感じ取って、演奏に落とし込んでいくんじゃないだろうか。だから、人間的なゆらぎの部分はマイナスなのでなくて「深化」できる要素なんだと思いました。
そして、メンバーが同じでも、場所や気持ちが変われば違う世界が表現できる。変化、進化ってことばより深化がぴったりな気がする。そして、その能力が高いバンガロー!
バンガローやメンバーの熱心なファンから、お店の常連さんまで、、アットホームな中で常に旬なバンドの深化を楽しんできました。
そうそう、今回のMCを担当した池尻ベースの声はよく通る素敵な声でした。まぁ。。細かいことを覚えてない、って、欠点はありますが。。(何枚目の曲とか、何回目のツアーとか、、その辺の数字に無関心。。)
と、いうことで、、今回も、美味しい美味しい「Bombay Duck」が食べられました!この後の味付けも興味津々ですね!
7月7日は「水戸CORTEZ」、最終日7月9日は「伊豆高原Butter Note」!! 是非是非〜〜♪
と、「SPACE1497」お店の方々には大変お世話になりました。
お迎えのタクシーが来たのはわかっていたんですが、心の中で「まだ、7分大丈夫。。」と、池尻ベースのソロを聴いてました。後から気がつくと、私が帰るのを見送るために外で待っていてくれたのかもしれない。。
きっと、バンガローがお好きでお店でライブを開催されたのだろうに、、大変申し訳ないことをしたと思います。m(_ _)mその場で、謝れなくてゴメンなさい。(こんなマイナーな場所で謝っても届かないけど。。)

いつかまた行きたいところが増えました。
と、いうことで、七夕の願いは、、「いつか、どこかで、バンガロー」、、なんちゃって。
いや、いやいや、、今、、頭の中でクリポタさまが微笑みました。。^^;
んじゃ、退散♪
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