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音楽で拡がる輪

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2017年7月13日 (木)

ゆったりと風が吹く 『Gratitude / Dayna Stephens』

Gratitude


2014年のバラード集『Peace 』とメンバーは全く同じ。ブラッド・メルドー、ジュリアン・レイジ、ラリー・グレナディア、エリック・ハーランドという豪華メンバーとの作品。
情報不足で、リリースを見逃し、遠くから飛ばしたんで今頃のアップです。
実際のCDにも録音の日時の情報がほとんどなくて、ちょっと、不思議。。
彼とジュリアンの曲が1曲づつと、ビリー・ストレートホーンをはじめ、アーロン・パークスやパット・メセニー、レベッカ・マーティンなど、幅広い選曲です。

オープナー「Emilie」のメロディアスなソロ。テクニックはもちろんなんだろうけど、歌心があってゆったりした心持ちに。途中、メルドーとダイナのやり取りはなかなか面白い。
アーロン・パークスの「In A Garden」。ちょっと暗めの静かな曲。ギターの響きが綺麗な空間を彩ってます。ベースソロにもうっとり。
ゆったり静かに時が過ぎる前半、中盤からのアグレッシブなソロを支えるハーランドのドラムがカッコい「Amber Is Falling 」。
ジュリアンらしいカントリー風なワルツ「Woodside Waltz」、メルドーはホンキートンクピアノで。
メセニーの「We Had A Sister 」、思いっきり風情のある演奏で。メルドーが美しい。
彼のオリジナル曲「The Timbre Of Gratitude」にみせるジュリアンの叙情。
「 Isfahan」、ジュリアンが軽妙に絡んでいく。
レベッカ・マーティンの曲「Don't Mean A Thing at All」もジュリアンの美しいソロが聴ける。レベッカは、ラリー・グレナディアのパートナーですしね。いや、いい歌ですよね。
終演は、バックに電子音が流れる「Clouds 」。ハーランドのドラムがカッコ良すぎます。。

全体に静かな流れ。際立つのはデイナ・ステファンズの歌心。
ゆっくりと、疲れた心身に沁みていきます。。
ゆったりと風が吹きます。

1. Emilie
2. In A Garden
3. Amber Is Falling
4. Woodside Waltz
5. We Had A Sister
6. The Timbre Of Gratitude
7. Isfahan
8. Don't Mean A Thing at All
9. Clouds

Dayna Stephens (ts,bs,EWI,synth,b#9)
Brad Mehldau (p,tack piano#4)
Julian Lage (g)
Larry Grenadier (b)
Eric Herland (ds,cymbals)

今日は、おまけに丁度いい音源がありませんでした。。

んじゃ、退散♪

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コメント

けっこういいアルバムなんですが、発売告知が地味だったようで、私も注文したのは発売後の在庫切れの時だったと思います。まあ、仮に前作のバラード集の残りテイクだったとしても、素晴らしい内容に変わりはないので、これも今年のアルバムではけっこういいところまで行くのでは、と思っています。

TBさせていただきます。

910さま、トラバをありがとうございます。
そう、、このメンバーにしてはちょっと地味な感じなのリリースなので、、
前回の残りのテイクかもしれませんね。

でも、私も内容は良いとおもいます!

Suzuckさん,こんばんは。

このアルバム,メンツから言っても,おそらくは前作の残りテイクだとは思いますが,選曲の面白さもあって,実はこっちの方が面白いのではないかと感じてしまいました。しかし,このメンツですからねぇ,悪いはずはないですね。

ということで,TBさせて頂きます。

閣下、トラバありがとうございます。
そんでもって、こんなマイナーな場所で申し訳無いのですが、、お誕生日おめでとうございます。
我が家は、昨日は「至上の愛」かけましたよ。
まぁ、パエリア食べながら、あれもないかともおもいましたが。。笑
その前が、流氷のリーブマンだったんで、まぁ、いろいろ思いながら。

こっちが、面白い説、結構いますよね。
いろいろと、地味なリリースみてると切なくなりますが。。
最近、サイドのメルドーが続きました。

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