常に旬!今絶対聴くべき 「Bungalow 『You Already Know』発売ツアー」@Jazz FLASH (7/2)
Bungalow 『You Already Know』発売ツアー@Jazz FLASH (7/2)
マイク・リベット (ts,electronics) 佐藤浩一 (p) 池尻洋史 (b,ukulele-bass) 大村 亘 (ds,tabla)
「バンガロー」の名前が初めてこのブログにでてくるのは2013年の11月8日でした。
念願叶って、2日後にライブを聴けたのですが、アルバムも気に入っていたのですが、生のライブがこれまたど真ん中、どストライク。
それ以来、私にバンガローを教えてくれたありがたい友人と「バンガロー、がんばろう」が合言葉でっす。
そのバンガローが、新譜『You Already Know』のツアーで新潟のジャズフラッシュ!
さて、言い訳にもならないのですが、、
最近、、地元のライブの打ち上げで日本酒を飲んじゃうことが多くて、、
まぁ、、醜態を晒しているわけですが、今回も例外ではありません、、、
で、で、、でで、、、念入りに記憶の湖をさらってみたわけです。。。
まず、1セット目は新譜からの選曲が多くて、オープナーは「TOAD」。
佐藤ピアノの曲なんですが、彼の好ましい変態性がでてる曲。
次は、新譜のオープナー大村曲「Santa Cruz」。力強いベースと、随時状況を把握し直していくドラム、そこにスリリングなピアノとサックスのソロがはいって、めまぐるしく変わる風景と何も変わらない時間とが同居する。
池尻ベースの曲「Sakhalin」は、クールに決まる。サックスのマイク曲「Gravity Snap」は、SF映画にあるような時空の歪みにいるようだった。
で、大村曲29拍子の「Day29」は、ピアノ以外が持ち替えで、タブラ、ウクレレベース、エレクトロニクス、そしてピアノが、互いの以心伝心を確認し合うようなハイライト。タブラとウクレレベースのやりとりが刺激的で、音楽が知性を持つ有機体のように、私に問いかけてくる。
最後は、ワイルドなドラムワークが印象的な「Dancing Elephant」。はるかかなた、広大な大地が視えてくる。
休憩。
この時は、興奮はしてたけど、とても鮮明にいろいろなことが頭にあったんですよねぇ。。(懺悔したい気分)
そして、問題の2セット目。
オープナーは、佐藤曲「KAMIYA」。小説「火花」にでてくる周囲に理解されない天才「神谷先輩」に共感してできた曲、、って、MCを聞くたびに心配になる私です。。
この後は、新譜から離れます。新譜ツアーで、新譜から離れて新曲2曲、って、いうのも頼もしい!
大村曲の新譜はビターな感じで美しかった。好き。2曲はこれからどんどん進化するって、言っていたし、きっとそうなるんだろうな。
「North Head」、「Bombay Duck」、「鈴虫の懺悔」の順番はちょっと?なんだけど、「O.P.P.M.」で終演になったのは間違いないはず。「O.P.P.M.」は1枚目のアルバムに入っていた曲だけど、人と場所が変われば新しい「O.P.P.M.」です。この慌ただしく目紛しい世界で、音楽を通して物事の本質を捉えるのはなかなか面白い。
「North Head」では、マレット、スティック、ブラシ、それぞれで様々な彩りをしていたドラムの演奏に高揚し、「Bombay Duck」の渾身のタブラも頭の奥で鳴り続ける。「鈴虫の懺悔」、ピアノの高音高速トリル?が真夜中にでてきそうな、、ちょっと怖い演奏。。
で、アンコールは、屋台骨池尻ベースの曲で、ジャズサックスが悠々と闊歩する「Test」でした♪
知性に溢れ、時に哲学的でもある「バンガロー」。ライブでみせる彼らの狂気の瞬間がたまりません!!痺れるっ。
「バンガロー」の何が好きなんだろうと、考えてみたのですが、、
一人ひとりのハイレベルな演奏が、有機的に結びついて強い高揚感を体験できる。彼らの想像力を刺激する演奏に、自分の内側にあるのに見えそうで見えなかった光景が想い浮かぶ、閃くからなのではないかと。
それは、彼らが意図したものとは違っても、私には新しい世界への扉になりそうな光景で、平々凡々と生きてる私にとってとてもありがたい。
ようは、人生の細道に雷のごとくの刺激をもらっているんです。笑
音楽に酔い、地酒に酔った夜でした♪
Bungalowツアーの後半は、まだ続きます!!
7/5 渋谷JZ Brat
7/6 熊谷スペース1497
7/7 水戸コルテス
7/9 伊豆高原バターノート
今日のおまけは新譜「You Already Know」のトレーラー。
んじゃ、退散♪
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