伝統を核に現代的センスで勝負 『Gerald Clayton Quartet @ 丸の内Cotton Club (6/5 1st)』
Gerald Clayton Quartet @ 丸の内Cotton Club (6/5 1st)
『Tributary Tales』発売ツアー
Gerald Clayton (p) Logan Richardson (sax)
Joe Sanders (b) Kendrick Scott (ds)
ジャズの伝統を核に持ち現代的センスと卓越したグルーヴで、ジャズというカテゴリーを越境する ピアニスト、ジェラルド・クレイトンが『Tributary Tales』という新譜をだした。
今回は、新譜のメンバーから、アルトサックス、ローガン・リチャード、ベース、ジョー・サンダースが加わり、ドラムはケンドリック・スコット!
新譜は発売されたばかりで、手元に届いているものの、まだ車でかけた程度。m(_ _)m
ステージ、向かって右にピアノとフェンダーローズが向かい合わせ。クレイトンは、間にはいって、両方演奏です。
とてもメロウなメロディで演奏がはじまりました。クレイトンのピアノはインテリジェンスを感じ思索的であったりする。
ベースは力強くメリハリあって、、もう、ぷりぷりのイキの良さ。
そして、常にメンバーと繋がっているスコットが圧倒的なテクニックで場をコントロールしていく。
そんな大きな波にのって、アルトサックスが限界を超えて?吹きまくる。かなり、アヴァンギャルドに吹きまくっても、、メロウな感覚があるので難解な感じはない。
いやぁ。。曲によって各自の見せ場も用意されていて、楽しかった。
全体に、スリリングな展開を楽しみました。
何曲めだったか、女性の声をフィーチャーした曲があって、かなりオシャレな感覚。
ローズの響きも効果的で、異空間にさそわれるかんじでした。
こういう先端を行く感じから、アヴァンギャルドに絡み合うジャズまで、、本当にいろいろできちゃうし、やりたいんだな。。って、思いました。
全員が、ジャズの伝統をしっかりキープしているんだけど、新しいことへの挑戦もしていて、、めちゃ、スィング。こういうバンドを目の前で聴けて感謝。
たまに、体に喝入れるのはいいことです。
たぶん、、新譜を中心に5曲演奏、アンコール1曲で終演。
残念ながら、サイン会はなかったので、一本早い新幹線で帰途につけました。
ご機嫌!
んじゃ、退散♪
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