粋でいなせ、旨味溢れる 『A Different Truth / T-Riot 』
イタリアにコネクションの強いAlbore Jazzの新作は、プーリャ発ピアノ・トリオ、T-Riot。
芳醇なフレージング、力強くソウルフルで明朗快活に歌い上げるピアノと機動力あるリズム陣の演奏に拍手喝采請け合い。
オープナーは、快走する「Desert Highway」。メリハリ効いた演奏とメロディに心浮き立つ。アーシーに快活にビリー・テイラーの「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」。ゲーリー・バーツの「Libra 」を硬派で漢気あふれるイケイケで。もう、スカッとしまっせ!
エモーショナルでドラマチックに始まる「Pharaoh Of Love」は、歌心たっぷりのバラード。陰影のある演奏「Sad Devil」。キャッチーでブルージーな「A Long Goodbye」。ロック界のカリスマ、プリスンスの「Sign Of The Times」もソウルフルに。イギリスのシンガーソングライター、サム・スミスの「Stay With Me 」は、情感あるトラックに。「St Petersburg Train」は、歪ませたWurlitzer、テルミン風サウンド、ピアノの3種でサウンドにこだわっりファンキーに!
終演は、アン・ロネルの「Willow Weep For Me 」。粋で旨味たっぷりの演奏。
心にストレートに響く演奏。
ジャズの旨味たっぷり、粋でいなせ。硬派で漢気溢れる演奏と躍動感ある録音に、熱いジャズへ想いで感極まること請け合いでっせ。
1. Desert Highway (Pietro Vincenti)
2. I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free (Billy Taylor)
3. Libra (Gary Bartz)
4. Pharaoh Of Love (Pietro Vincenti)
5. Sad Devil (Pietro Vincenti)
6. A Long Goodbye (P. Vincenti / C. Pace / F. Lomagistro)
7. Sign Of The Times (Prince)
8. Stay With Me (Sam Smith)
9. St Petersburg Train (Pietro Vincenti)
10. Willow Weep For Me (Ann Ronell)
Pietro Vincenti (p)
Camillo Pace (b)
Francesco Lomagistro (ds)
今日のおまけは「Libra」。
連休のお疲れをとるスカッとしたピアノトリオですよ。
やはり、録音もとてもいいです!
んじゃ、退散♪
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