心凪ぎる世界 『夢の中へ / Slawek Jaskulke』
オラシオさまお薦めのスワヴェク・ヤスクウケ『Sea』は、私たちの空想の世界へ旅立たせてくれました。
今回の作品は、
「彼の4歳の娘に「眠るときの音楽を聴かせて」とせがまれ、それがアイデアとなって制作された作品。」
とのことで、穏やかな音作りに対する拘りは半端ない。
オープナーの「S. I」が始まると、そのまろやかな音に心が解放される。
さらに「S. II」で繰り返されるフレーズで自らの内側の世界を漂う。
より深く彷徨う「S. III」。まどろみに誘い続ける「S. IV」。
癒され続ける「S. V」。終演「S. VI」夢なのでしょうか?
「夢で鳴っていた音楽」というブログとリンクさせていただいているのですが、
まさにそのまんまなイメージの音楽でした。
柔らかで円やかな音は、A=432㎐とうい調律や古いアップライトのピアノ、、
森の中の録音スタジオといった丹念な準備で成し遂げられたものだそうです。
ひたすら美しく、穏やかなアンビエントな音風景。
夢に誘う音楽は心凪ぎる世界でした。
1. S. I
2. S. II
3. S. III
4. S. IV
5. S. V
6. S. VI
Slawek Jaskulke (p)
今日のおまけは「S. I」
今回もオラシオさまのライナーは、必要な情報を入れながらも、、
言葉に拘った文学的な香りが素敵でした。
立春だそうです。
「まだ暦の上のことよね」って、声は多いのですが、
降り積もった後の雪の溶け具合に春を感じます。
んじゃ、退散♪
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