リラクゼーションにぴったりな『Meet Me At The Movies / Viktoria Tolstoy』
スウェーデンのヴォーカリスト、文豪トルストイの血を引くヴィクトリア・トルストイ。新作は、映画音楽集!
彼女のお気にいいりの映画音楽が、今をときめくイーロ・ランタラをはじめニルス・ラングレンやマティアス・スベンソンといった北欧の実力派ミュージシャンで演奏されています。
ややハスキーで温かみのある声で情感込めて歌い上げていきます。
オープナーはバクダット・カフェの「Calling You」。訥々と歌う中ニルス・ラングレンのトロンボーンが響き、北欧ジャズが持つ透明な空気。
カサブランカの「As Time Goes By」はエレベが躍動するポップなアレンジでキュートに。さらば愛しき女よの「En Man [Marlowe´s Theme]」はスウェーデン語でミステリアスに。ランタナのクールなピアノが美しい。
フェームの「Out Here On My Own」もしっとりと、、でも、彼女の世界。
クリント・イーストウッドのトゥルー・クライムの「Why Should I Care」は、メロウなギターが心に響く。
Shall We Dance?の「The Book Of Love」は、明るく優しく。ラングレンがそっとヴォーカルで寄り添いハモります。
ドラキュラの「Love Song For A Vampire」は大胆なアレンジで力強く歌い上げます。
バットマン・フォーエヴァーの「Kiss From A Rose」はドラマチックに色彩色豊かに。
シティ・オブ・エンジェルの「Angel 」は切々と。
Dancer in the Darkのエンディングに使われた「New World」。ビョークの独特の世界が大地の鼓動のように響くトルストイの音楽に。
そして、最後の最後はモダン・タイムスから「Smile」。アコギとのデュオでしっとりと。
映画音楽を通して彼女の心に広がる世界を一緒に堪能できます。
特に映画音楽は、その映画にまつわる想い出を一気に蘇らせてくれるものです。
珠玉の音楽を北欧の洗練された音風景で体感するのも素敵です。一緒に想い出の世界にタイムスリップしませう。
1.Calling You
2.As Time Goes By
3.En Man [Marlowe´s Theme]
4.Out Here On My Own
5.Why Should I Care
6.The Book Of Love
7.Love Song For A Vampire
8.Kiss From A Rose
9.Angel
10.New World
ボーナストラック
11.Smile
Viktoria Tolstoy (vo)
Krister Jonsson (g)
Mattias Svensson (b,el-b)
Rasmus Kihlberg (ds)
Special Guests
Iiro Rantala (p)
Nils Landgren (tb, vo)
今日のおまけは、アルバムのトレラー。
んじゃ、退散♪
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