息をするようにギターを弾くジュリアン「Julian Lage Trio @ コットンクラブ (2/1 1st)」
Julian Lage Trio @ 丸の内コットンクラブ (2/1 1st)
Julian Lage (g) Jorge Roeder (b) Eric Doob (ds)
現代ジャズギターの神様の一人を目の前1.5メートルで拝んできました♪
神童と言われていて、昔は巧すぎで食わず嫌い?だったんですが、ハーシュとのデュオ作『Free Flying』でいっぺんに考えがかわり(笑)、、今では大大好き!!
今回は、去年出た『Arclight』のツアーのようです。メンバーは違うけどね。
ほぼ定刻に開始。ジュリアンはテレキャスターで(50年代のヴィンテージらしい)すごくシンプルなセッティング。
オープナーは哀愁漂う「Nocturne」、いやいや、最初から観客ハート鷲掴み。すっごく綺麗にテーマ弾いたと思うと、いきなり高速フレージングで変化球とか。。もう、何やってもすごい。
一転、カントリー色の強い「Harlem Blues 」、ノリノリ、しかも遊びココロたっぷり。ほんと、ご本人も楽しそう。
超絶技巧なんだけど、ギターがめちゃくちゃ歌っていて難解さは全くなし。
この後も次から次に、『Arclight』の楽曲を中心に弾きまくり。
ピッキングはもちろん、カッティング、スウィープ、タッピング、ビブラート、ハーモニクス、グリッサンド、トリル、、思いつく限りのギターテクニックを高速でスムースに展開していきます!
特に、凝ったセッティングとかしてないと思うのですが、様々な音色が繰り出されます。
今回は、カントリー&ポップな路線だったこともあって、歪んだ音からの「ギュィーーン」ってグリッサンドを多発していて、アクションも決まってかっこよかったなぁ。
とにかく、凄技連発なので、この路線の好き嫌いを別にしてでも、ギターリストは目の前で聴いて観て打ちのめされてくるといいと思うんですけど。。
何曲めだったかなぁ、、お気に入りの「Supera 」、そして、超絶からのとろけるような「I'll Be Seeing You」も聴けて幸せ♪
結局何曲演奏したのかわからないのですが(恥)、アンコールにも応えてくれて1時間10分くらいだと思うのです、かなり中味の濃いライブで大満足でした。
カントリー、ポップとジャズというカテゴリーから大きく手足を伸ばして古きアメリカの郷愁探す旅、めっちゃ楽しくて ギター愛に満ちたライブでした!
まるで、息をするようにギターを弾くジュリアン・レイジ。ますますファンになってしまった!
で、最後になってしまいましたが、ベースとドラムが知らない人だったんで、、どうなんだろう?って思っていたのですが、
エモーショナルに絡むベース、エキサイティングに煽るドラム、ともにライブをしっかりサポート、盛り上げてました。
まだ、間に合う!!気になっている方は是非とも〜〜!!
今日のおまけは、、メンバーが違いますが「I'll Be Seeing You」。
んじゃ、退散♪
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