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音楽で拡がる輪

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2017年1月18日 (水)

雪降る夜の 『Up And Coming / John Abercrombie Quartet』

Up_and_coming


浮遊感あって船酔いしてるような揺らぎを感じる独特なタイム感のギタリスト、ジョン・アバークロンビー。オリジナル曲も演奏もECM的な要素が強く、耽美プレイのお得意なマーク・コープランドとは相性ぴったしです。楽しみ♪
「 Nardis 」以外は、ジョンアバのオリジナル5曲、コープランド2曲の全8曲。

オープナーから4曲ジョンアバオリジナル。「Joy 」、寂寥感あるメロディを訥々と2人で紡ぐ。このタイトルの意味はなんなんだろう?
ウォーキングベースとシンバル音が気持ちいいアップテンポの「 Flipside」。
「Sunday School 」、浮遊感ある独特のタイム感で別世界へ。
タイトル曲「Up And Coming 」。フロント2人の絡みに繊細なスティックワーク、そして、安定していてお洒落感あるベースソロ。静かに、でも、熱い演奏。
2曲コープランドの曲が続きます。まずは、しっとり淡々とした内省的な「Tears」。
続く「Silver Circle」は、少しテンション高く、ドラムのジョーイ・バロンが活躍の外向きの演奏。
超スローテンポで始まるマイルスの「Nardis」は繊細で叙情的。
終演は、ジョンアバオリジナル「Jumbles」。微妙なバランスを保ちながら静寂な雰囲気を持った熱い演奏。

ジョン・アバークロンビーの水面が揺らぐような独特な感覚が満載の異次元空間。
あまり刺激的な部分はないのだけれども、それなりの熱さがあって惹きつけられます。

1. Joy
2. Flipside
3. Sunday School
4. Up And Coming
5. Tears
6. Silver Circle
7. Nardis
8. Jumbles

John Abercrombie (g)
Marc Copland (p)
Drew Gress (b)
Joey Baron (ds)

今日のおまけは、、ちょっと古いのですが同じメンバーでの演奏で。

雪国新潟は、、このところちょっと雪で凹みがちです。
雪国でないところでも、雪のせいで凹んだ地域が多かったようですね。
雪景色は綺麗だけど、雪のために我慢しなければならないことは、、とても多いですよね。。

もうすぐ、冬の新潟ジャズストリートなので、雪はほどほどにしてほしいです。今回は、残念ながら参戦できそうにありません。。

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

自分の好きなメンバーばかりでの演奏だったので、しかもそこがECMだったので、とにかく良かったです。ちょっとおとなしいといえばおとなしいけど、年齢を経て出てきている音という感じもするので、こういう演奏でいいんじゃないかな。好きなアルバムの1枚になりました。

TBさせていただきます。

Suzuckさん,こんばんは。

これって穏やかなアルバムですよねぇ。"Nardis"はあっさりしている感じもしましたが,やっぱりジョンアバとMarc Coplandとの相性はいいと思いました。多分長年の付き合いなんでしょうけど,いいコンビですよね。

ということで,TBさせて頂きます。

910さま、私も好きなメンバーばかりですよ!

一般的なジャズの演奏から比べると穏やかで刺激は少ない感じがしますが、
緊張感あって、しかも、意外と熱い演奏が多いと思いました。
私も好きなアルバムの一枚となると思います。

閣下、この二人の相性はとても良いですよね。

そして、、ECMというレーベルとも相性いいメンバーでしたね。
異次元空間への誘い、とでもいう感じのジョンアバの浮遊感がたまりません。。
コープランドも超美しかったですね。

なんか伝統芸能的な落ち着いた演奏、変化球がない、それが良かったですね。
その意味でECM的ではないのですが、いつものあっさりとしたニューヨーク録音の音、これも好きなんです。
いいアルバムでした。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2017/02/19/083111

kenさま、こちらも返事が遅くてすみません。m(_ _)m

「伝統芸能的な落ち着いた演奏」

これが笑えるんだけど、的を得てると思います。
さすがダァ。
ECM的な サプライズはないけど、ECMでしか出てこない音かな、、って、思います。

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