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音楽で拡がる輪

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2017年1月22日 (日)

真夜中に身を置くなら 『Danse / Colin Vallon Trio』

Danse


スイスのピアニスト、コリン・ヴァロンの新作。
相変わらず、テンション低め、少し仄暗くひんやりした空間。


3人連名の1曲、ベーシストが1曲。あとはモノトーンの印象だけど、繊細な光彩を感じるコリン・ヴァロンの作曲。

オープナー「Sisyphe 」から穏やかでシンプルな響き。透明感あるリリカルなピアノを中心に3人で淡々と音風景を創り上げる。ミニマルな響き「Tsunami 」。

少しづつ少しづつ変化を重ねる「Smile」。タイトル曲「Danse」の緊張感!湖面のさざ波を観るような「L'Onde」。
互いが耳を研ぎ澄ませる即興「Oort」。
柔らかなメロディ「Kid 」と とても短い「Reste」。ベースのパトリス・モレ「Tinguely」エレクトロニクスのような発信音とドラムのジュリアン・サルトリウスのスティックさばきが印象的。透徹な美しさ「Morn」。終演は再び短い「Reste (var.)」へ。この静けさ、穏やかさが彼らの心情なのかしら。

とてもシンプルで繊細な響き。
緩やかに変化していくサウンドの中には、互いを感じ取る緻密なインタープレイが忍んでいます。
真夜中、、独り静かな時間にどうぞ。


1. Sisyphe
2. Tsunami
3. Smile
4. Danse
5. L'Onde
6. Oort
7. Kid
8. Reste
9. Tinguely
10. Morn
11. Reste (var.)

Colin Vallon (p)
Patrice Moret (b)
Julian Sartorius (ds)

今日のおまけ。

昨日は、新潟ジャズストリートでした。
音楽の向こうには、人の想いがあるわけで、、今回はその思いに触れられず、、とても残念でした。
夏は頑張ろう。。

んじゃ、退散♪

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JAZZ」カテゴリの記事

コメント

>相変わらず、テンション低め、少し仄暗くひんやりした空間。

そうそう。こんな感じですよね。情熱的なところもふつふつと出てきますけど、トータルするとやっぱり一定の寒色系の色に置き換えてしまえるような。こういうサウンド、最近どんどん好きになってきました。

TBさせていただきます。

910さま、寒色系ですよね。

でも、好きな人にはたまらないサウンドだともうのです。
彼らの音楽と自分の心の中と繋がって完結するみたいなサウンド。
ベースもドラムも3人ともやるべきことを、、よくわかっている感じ。

トラバありがとうございました。

Suzuckさん こんばんわ。
これ私も、910さんのご紹介記事を見て即、注文しました。
一緒に注文した中にお取り寄せ中があり、まだ届かないのですが、
Suzuckさんの記事拝見し、ますます待ち遠しく思います。

baikinnmannさま、、

でも 閣下のブログ読んだら がっかりしますよ。
まぁ、趣味は 皆さま違うということで。。^_^

Suzuckさん,こんばんは。まぁ,人それぞれですから...(苦笑)。

でも苦手なものは苦手なんです。というよりも,Tord GustavsenやMarcin Wasilewski,7あるいはGiovanni GuidiでもStefano Battagliaでも誰でもいいですが,彼らに感じるシンパシーを,私はColin Vallonに感じられないっていう,全くの個人的感覚ですね。

まぁ,素人のブログですから,勝手なことを書いてますが,お許しを。

ってことで,TBさせて頂きます。

人それぞれ違うのもジャズ聴き(趣味)の醍醐味だと思います。
プロの評論家ではない、ジャズをこよなく愛する皆様の記事すごく参考になりますし、日々楽しみにさせていただいております。

閣下、トラバありがとうございます。
返事、遅くてすみません。

Colin Vallonの端正で、仄暗い感じ好きです。
淡々としていても、メンバーのやり取りは濃いと思いますし。

と、こちらからもトラバいたしました♪

baikinnmannさま、ジャズラヴァーのたわ言って、ことで。笑

ブロガーの皆さまとのお付き合いも長くなってきましたので、、
だいたい趣味趣向はわかるのですが、まぁ、、微妙な感覚はご本人出ないとね♪

かなり好みでした。
ふっと夜中に聴くと、浸みてきました。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2017/02/18/140246

kenさま、真夜中の音楽ってありますよねぇ。

すっごく、穏やかな変化で、周りも自分もゼロに近い感じの時が聴き時かな、って。
返事がずぶんと遅くなってすみませんでした。m(_ _)m

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