CHARLES LLOYD & THE MARVELS featuring BILL FRISELL @ ブルーノート東京(1/12 1st)
CHARLES LLOYD & THE MARVELS featuring BILL FRISELL @ ブルーノート東京(1/12 1st)
Charles Lloyd (ts,afl) Bill Frisell (el-g)
Reuben Rogers ( el-b) Eric Harland (ds)
(ブルーノート東京のTwitterより 佐藤拓央氏のお写真拝借)
ECMの後期では幽玄で枯た仙人のようだったのですが、新生ブルーノートに移ってからのロイドの想いは有色人種への差別などの歴史にもより強く及び、元来の?強面のテナーに。今回は、フリゼールという自由な翼を持った最強の理解者を得て、若手の強靭なリズム陣と老練な仕掛け師の描くアメリカーナの世界を体感しに。
始まりは、アルトフルートで「Of Course, Of Course」リズミカルにあっためてくれました。テナーに持ち替えてディランの「Masters Of War」。去年でた『I Long to See You』でも核となる強いメッセージを持った演奏でしたが、生で聴く「Masters Of War」は、、また格別。咽び泣くような老練なサックス、バックでもソロでも美しいフレージング連発のフリゼール。若手の強靭な演奏におされて(特にハーランドのドラムソロは聴きごたえたっぷり。)、圧巻でした。
「Barche Lamsel」?の後に、ゆったりした哀愁でビーチボーイズの「In My Room」なんて演奏してました。びっくり。揺らぎがいい塩梅。一転して、ハーランドのドラムがビッシと効いてる「Tone Poem」??。メンバー全員で刺激しあいグッとまとまってヒートアップ。終演。
で。。アンコールでは、ほぼほぼフリーゼールとデュオの「Abide with Me」。
いやぁ。。美しかった。。最後の方で ほんのすこしだけハーランドがマレット使って色をつけて終演
これが、、また、センスよくて綺麗。ハーランドは音量ゼロからマックスまでコントロールしてました♪
パワーで押し倒すことのないフロント2人の浮遊感ある美しいハーモニーは絶品!!
本当に相性の良い2人ですよね。
と、早く終わったけど、サイン会もなく、、急いだら11時前についてしまいました。
新潟市内は、雪ではなくて冷たい雨でした。。
ずっと、神さまだったロイドさまと お気に入りのフリゼールさま、、
ロイドさまは、特にお疲れのようだったけど(ジェットラグだったらしい)、生音が聴けて大変嬉しゅうございました。
んじゃ、退散♪
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» Charles Lloyd@Blue Note東京 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
今年最初のライブはブルーノート東京で行われたCharles Lloyd the Marvelsとなった。昨年,彼らのI Long to See Youを年間ベスト作の1枚に選んだ私としては,どうしても [続きを読む]
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Suzuckさん,こんにちは。
私も昨日行ってきました。Charles Lloyd御大の姿を見られただけでも感動でしたが,ビルフリ,Eric Harlandを擁するこのバンドのレベルの高さを思い知らされた感じですし,彼らを従えるだけのLloydの力を再認識しました。
またLloydが来日する機会があるのかはわかりませんが,来るのであればまた聞きたい!と思わせる演奏でした。素晴らしいバンドです。
ということで,TBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2017年1月14日 (土) 11時03分
閣下、こんにちは。
いいなぁ。2ndセットを聴くことができて。
ブルーノートのファーストセットって、短すぎますよね。
それでも、ロイドさまとフリゼールさまの相性の良さも、凄さもわかったので良しとします。
綺麗なギターだったな。
次回があるならば、、次回も参戦したいですね。
こちらからもとらばしますね。
投稿: Suzuck | 2017年1月14日 (土) 11時55分