Power of Christmas Three @ ジャズ喫茶 スワン(12/11)
Power of Christmas Three @ ジャズ喫茶 スワン(12/11)
藤井政美 (sax) 野沢美穂 (p) Fabio Bottazzo (g)
Power of Christmas Threeの3日間のツアーの最終日。ユニットの成熟を聴きにいってきました!
ファーストセットのオープ二ングはテーナーのパワフルなソロから始まった「Just Friends」。ピアノとギターの二人はそれぞれのソロのバックではベースやドラム的なバッキングをいれてドラムレスを忘れさせる力強い演奏。テナーにつられてか二人のソロも力強い。ハーシュ曲「Down home」、明るくメロディアスな曲。元はギターとピアノのデュオのアルバムにある曲なのですが、テナーがしっくり溶け込んでましたね。ファビオ曲「Remembering Nino Rota」。ノスタルジックな曲調に3人が優雅に踊る感じ。サックスはソプラノに持ち替えて、ソロではクリスマスのフレーズを挟む余裕。
「Christmas time is here」、日本でも有名になってきたヴィンス・ガラルディの名曲。原曲の持つ幸せの光景が次々と現れるような素敵な演奏。。
ファストセットの最後は美穂ピアノオリジナル「Twisted 」。3人でキメキメユニゾンからはじまり、三人での同時進行、各自のソロと、、さすが、凄腕のお3人、先日より完成度がぐっとアップして踊りだしたくなる軽快さ疾走感!きゃあ、かっこいい!
20分くらいの休憩でセカンドセット!
エンリコ・ラヴァの急速降下がめまいがしそうなブギウギ「Algir Dalbughi」。全編吹きっぱなしでしたね。絶好調。しかし、ファビオ&美穂の2人はデュオライブでえらくマニアックな曲を選択してますよね。。大興奮。
一転、厳粛な雰囲気でのカッチーニの「Ave Maria」。ノンビブラートのロングトーンが胸に迫る、クラシカルなピアノが美しく響く、哀切極まりないギターのフレーズ。。真摯な時間が過ぎ去ります。
一転、ハーシュの「Free Flying」。サックスのタンギングがめちゃ大変だとアナウンスがあったけど、今日はイケましたねっ!難曲の精度がぐっとあがって 楽しさ倍増!!
藤井オリジナル「As way of life」。ちょっと哀愁のあるメロディをテナーでメロディアスに。ピアノとギターのソロが、また、、良かった。やっぱり、人生は「それぞれ」ですね。最後は、サックスに泣きがはいっておしまい。
セカンドセットの最後はスタンダードで、急遽決めた「Scrapple from the Apple」。3人で豪華パワフルセッションだ!それぞれの役割分担が打ち合わせ無しですぐに完了!やった、終わったね。
と、アンコールは「Christmas Song」。今日は、ソプラノでしっとりと。心に響く演奏です。。改めて、この曲の素晴らしさがよくわかりました。ありがとうございました。m(_ _)m
たった、3回の演奏ですが、やはり、、3人のインティメイトな感覚が濃くなり、しかも、互いにリスペクトも伝わる演奏へと。
限られた時間の中で、安易な選曲にならず、果敢に挑戦してるユニットでした。素晴らしい。
んじゃ、退散♪
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