Rising Grace / Wolfgang Muthspiel
唐突に、、冬になりました。。(T_T)
オーストリアのギターリスト、ウォルフガング・ムースピールの新譜は、前作『Driftwood』のリズム陣、ラリー・グレナディア、ブライアン・ブレイドに、ブラッド・メルドー、アンブローズ・アキンムシーレを入れたちょう豪華なクインテット。一人、一人がリーダーアルバム出せるメンバーです。マヂなオールスターキャスト。
セッション的な要素もあるといえ、プロデュースがアイヒャーってことで、ECMマジック炸裂か?
メルドー作「Wolfgang's Waltz」を除くすべてがムースピールのオリジナル。
オープナーは、タイトル曲「Rising Grace」。叙情的で複雑に重なり合った音風景。素晴らしい!!
ギターソロで始まる「Intensive Care」。ベースソロを始めアコースティックな響きが美しい空間。その静寂な空間で、舞い踊るアキンムーシレの巧みな音のコントロール!綺麗な音色にうっとり。メロディアスで情感たっぷっりな「Triad Song」。リリカルなメルドーのピアノ。「Father And Sun」、哀愁と優しさを保ちながら時折熱くなる。寒色系なのに熱い。
メルドー曲「Wolfgang's Waltz」はメルドーの情感溢れるピアノから。メルドーが活躍するジャジーでミステリアスなサウンド。
5人で掛け合い風(雑談)の「Superonny」。全員で自由度の高い演奏を繰り広げる「Boogaloo」。名トランペッター、ケニー・ホイラーに捧げた「Den Wheeler, Den Kenny」。美しく儚い雰囲気のなかで朗々としたトランペットが素晴らしい。短いながらも息のあった演奏「Ending Music」。
終演は「Oak」。ゆったりと優しい音風景。静かに幕が閉じ行く感じ。
ご想像通り、全員巧い!笑
静謐なECM的美しさの中にも温度を感じる部分もあり、5人の演奏のバランスもいい感じにまとまってます。リーダーのムースピールは、曲によってアコギとエレキを持ち替え浮遊感あっていい。メルドーの全体を見据えた演奏、グレナディアの正確なピッチでのソロ、ブレイドのサウンドをまろやかに仕上げるドラム、、と、聴きどころ満載。
でも、一番のキモはアキンムシーレの音色と演奏。巧みにコントロールされた音で天国にいけます!
1. Rising Grace
2. Intensive Care
3. Triad Song
4. Father And Sun
5. Wolfgang's Waltz
6. Superonny
7. Boogaloo
8. Den Wheeler, Den Kenny
9. Ending Music
10. Oak
Wolfgang Muthspiel (g)
Ambrose Akimsire (tp)
Brad Mehldau (p)
Larry Grenadier (b)
Brian Blade (ds)
今日のおまけは、「Father And Sun」
今週末は、「大人のための絵本LIVE〜2016秋スペシャル」に行こうとおもってます。あの高瀬アキさまがゲストです。どんな展開になるのでしょう。。
んじゃ、退散♪
« #11@ 新宿Pit inn (昼 1st) | トップページ | 金曜日の夜に、まったく似合わない音楽 『Aziza 』 »
「JAZZ」カテゴリの記事
- 一つの場所や概念に留まらない 『Great Noon / Banksia Trio 』(2026.08.09)
- 緊張感と集中力が凄い! 『Freiheit / Michael Wollny Emile Parisien』(2026.07.26)
- 今度の土・日は、第48回新潟ジャズストリートで〜す♪(2026.07.12)
- 『ジャズ批評252号』がでました〜♪(2026.06.27)
- 世界の山は高い。。『Lage Lund Quartet @ 丸の内コットンクラブ (5/21 1st)』(2026.05.23)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: Rising Grace / Wolfgang Muthspiel :
» 豪華メンツによるWolfgang Muthspielの新作はECM先祖がえりのようなサウンド。 [中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar]
Rising Grace Wolfgang Muthspiel (ECM) Brad Mehldauの追っかけをしている私が,このアルバムのリリースを知った時は,久々のECMレーベル作品への参加に加え [続きを読む]
» Rising Grace/Wolfgang Muthspiel [ジャズCDの個人ページBlog]
ECMの新譜が1枚届いたので、聴きました。このアルバム入手を早くしようと思って注 [続きを読む]
« #11@ 新宿Pit inn (昼 1st) | トップページ | 金曜日の夜に、まったく似合わない音楽 『Aziza 』 »



Suzuckさん,こんばんは。
まさしく「セッション的な要素もあるといえ、プロデュースがアイヒャーってことで、ECMマジック炸裂」ですねぇ。私には,70~80年代のECMのアルバム的な響きが感じられました。Mehldauは抑制された弾き方ですね。
ここでの最大の収穫はAmbrose Akimsireのラッパだったかもしれないなぁなんて思っています。
ということで,TBさせて頂きます。
投稿: 中年音楽狂 | 2016年11月12日 (土) 00時00分
編成も、オーソドックスな、しかも豪華なクインテットで、ECM的な世界が前面に出ているので、けっこううれしいアルバムとなりました。入手が遅れて、品切れのところが多く、苦労しましたけど。
TBさせていただきます。
投稿: 910 | 2016年11月12日 (土) 07時30分
閣下、ニューヨークの部活、いいなぁ。。
私は、もともとムースピールの前作のファンだったのですが、、
なんと、メルドーが入ってるので、超期待大でした。
でも、終わってみれば、当然全員素晴らしく、なかでもダントツでアキンムシーレが良かったです。
トラバありがとうございました。
投稿: Suzuck | 2016年11月12日 (土) 12時55分
910さま、、とらばありがとうございます。
確かにECM的には、オーソドックスな編成ですよね。
メンバー買いのジャズファンも多かったとおもいます。
しかも、ECMの作品のなかでは比較的熱さもある作品で、満足度も高かったんじゃないか?
と、思ってます。
私は 大好き。。
投稿: Suzuck | 2016年11月12日 (土) 12時57分
最近のアヴァンギャルドへの傾斜からすると、スパイスが足りなくて物足りない。
だけど、しっかりド真ん中のECMですね。ECMにしては、案外、温度高めので柔らかい音色なので驚きました。それが面白かったです。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2016/11/13/130724
投稿: ken | 2016年11月13日 (日) 13時11分
kenさまが、最近聴かれている音楽はスパイスありすぎですもの。笑
そうですよね。
温度も高め、そして 柔らかな音色で空間が彩られておりました。
多くの方々にオススメしたい気持ちがいっぱいです。
投稿: Suzuck | 2016年11月14日 (月) 17時48分
Suzuckさん、お久し振りです。
Suzuckさんのベスト3に入っていたこのアルバム、itunesで試聴して迷わず購入しました。
いつも毎年のベストアルバム参考にさせてもらっています。
ECMというレーベルは、時にこういう贅沢なマッチングをさらりとリリースするところが、素晴らしいですね。
いつも思うのですが、メルドーはサイドマンとして参加しているときの方が抑制が効いていて好きだなぁと思うんです。
素敵なアルバム紹介していただいてありがとうございます。
投稿: bleyasa | 2017年2月21日 (火) 23時45分
bleyasaさま、コメントありがとうございます。
しばらく、家を空けていまして、、返事がだいぶ遅くなってしまってすみませんでした。m(_ _)m
ベスト3に、メルドーさまは二枚に入っているんです。
でも、トリオ作のバラード集は入らなかった、、って、すごい活躍ぶりですよね。
メルドーさまは、いつだって全部を把握して演奏してるんだと思います。。
しかし、豪華なメンバーですわ。
このままのメンバーで来日して、日本縦断ツアーを希望します!
投稿: Suzuck | 2017年3月 3日 (金) 09時14分