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音楽で拡がる輪

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2016年10月27日 (木)

Nakama @ Jazz FLASH (10/26)

Nakama @ Jazz FLASH (10/26)

Adrian Løseth Waade (vln) Ayumi Tanaka (p)
Andreas Wildhagen (ds) Christian Meaas Svendsen (b, compositions)

Nakama1


和歌山出身オスロ在住の田中鮎美ピアニストの参加するNakama(仲間)というユニットを聴いてきました。
ベーシストの「もっと実験的な音楽のアイデアを使えるアンサンブルを持ちたい」という気持ちから生まれたユニットなだけに、全編、斬新で実験的なサウンドに溢れていました。
即興的な要素の強い綿密に計算された非常に意識の高い挑戦的なサウンド。

各自もそれぞれの楽器で、様々な方法で「音を出す」とうことに挑戦しており、非常に小さな音から、呼応しあう大きな音まで、ベーシストが中心となって自分たちの意識を表現していました。
印象的だったのがベーシストがウッドベースの竿の部分をパーカッシヴに鳴らす演奏法方で、、かなりアグレッシブで迫力満点。
あと、かなり実験的?で面白かったのが、彼らがフォームと呼んでいた流れ図みたなものと記号で表されたフレーズを組み合わせた演奏。決められた流れに乗りながらもその都度選択も可能で選択によって何種類もの音の風景が現れるわけです。面白いことを思いつくものだし、それを実行できるのは1人1人の高い技術で成り立つ音楽だとおもいました。

「静けさと音の関係」というタイトルのついた演奏があったのですが、ものすごく小さな音でも非常に静かな場面では大きなアッタクとなるし、逆に全員で大きな音で呼応しあってる場面では、大きな音が大きな印象を与えるとは限らず、場面場面でその関係の変化が面白いと思いました。
音楽が譜面になるよりも、、もっともっと前のプリミティブな刺激をもらいました。
ライブの90分間は、自分も素になって彼らの発する音の感触そのものを楽しみました!

ライブが終わって頭に浮かんだのは、ゴーギャンの『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』というタイトル。なんででしょうね。。。

Nakama2

で、、なぜか、いつもよりかなりハイテンションになってしまって、、たくさんCDを買ってしまった!!
ベースのChristianは、「栗ちゃん」ってニックネームだそうです。。
自分で、日本語で「栗ちゃん」って、書いていましたし、、かなり、日本語が上手でした。
二回ノルウェーに行ったことがあって、とても親切にしてもらった話を、、日本語でお話した。笑

ツアーはまだ続きます。

10/27 横浜 Airegin
10/28 柏 Nardis
10/29 代官山 晴れたら空に豆まいて

知らない扉を開けてみましょ!
んじゃ、退散♪

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コメント

良かったですね。最近ハマっているのは、新しい世代のミニマムな音で、すごく良かったです。
レコード買いましたけど、これまた本当に良かったです。
小さなホールで聞きたいですね。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2016/10/25/233514
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2016/10/25/224331
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2016/10/26/073453

kenさま、よかったですよね。
共感者が増えて嬉しいです!!

何がよかったのか、、説明できなくて、、中途半端なきもちだったのですが、、
kenさまの文章読んですっきりしました。
今後も楽しみですね♪

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