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音楽で拡がる輪

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2016年7月29日 (金)

Sunday Night at the Vanguard / Fred Hersch Trio

Sunday_night_at_the_vanguard

フレッド・ハーシュの新譜がでましたね。このブログでは『Alive At The Vanguard 』『Floating』が上がってます。
今回も期待通りの内容。いつもの場所で、気心のしれた仲間との集中力の高い演奏です!

オープナーの「A Cockeyed Optimist」が始まると一気に空気がリフレッシュされます。
「Serpentine」は、陰りのある自由度の高い演奏。軽快なやりとりがインティメイトな関係を表す「The Optimum Thing」。
フランスの鬼才Benoit Delbecqに捧げた「Calligram」は、緊張感ある抽象的な演奏。
軽快で小粋な「Blackwing Palomino」はリラックスした感じ。マッカートニー作「For No One 」の耽美的な美しさ、穏やかさは現実の喧騒を忘れる…。浪漫溢れるひととき…。
3人で阿吽の進行「Everybody's Song But My Own 」。
大好きなジミー・ロウルズの「The Peacocks」、耽美的で深淵な幽遠な演奏。10分を超え得る集中力高い時間。息をこらして演奏に聴き入る観衆が見えるよう。。
お馴染みのモンク曲は「We See」。どこかユーモラス、音の階段で遊びます♪
終演は、アンコールから、ソロでハーシュの珠玉のバラッド「Valentine」。穏やかに、、明日への希望の光の見える演奏で静かに幕を閉じます。。

その美しさが観衆の心に宿ったことは間違いないでしょう。
気心のしれたベースとドラムのサポートはいたせりつくせりでとても素晴らしい!
もちろん、ハーシュのピアノも様々な表情をみせ絶好調です♪

1. A Cockeyed Optimist
2. Serpentine
3. The Optimum Thing
4. Calligram (for Benoit Delbecq)
5. Blackwing Palomino
6. For No One
7. Everybody's Song But My Own
8. The Peacocks
9. We See
10.Valentine ( Solo Encore )

Fred Hersch (p)
John Hébert (b)
Eric McPherson (ds)

今日のおまけは、、このトリオでの「The Peacocks 」

週末ですね。
週末をハーシュのピアノトリオで過ごすのはいかがですか?

んじゃ、退散♪

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JAZZ(Born In The U.S.A. )」カテゴリの記事

コメント

Suzuckさん,こんにちは。

相変わらずのFred Herschで嬉しくなってしまいましたが,今回は今まで聞いたことがないオリジナルが続いて収録されているのが珍しいと思いました。結構アブストラクトな展開もあって,Herschの芸風も多様だなぁと感じてしまいました。

現行トリオはやはり水準が高いと思わされた一作です。今年はトリオでの来日を期待したいですね。

ということで,TBさせて頂きます。

 Fred Hersch はこのところニュー・アルバムが盛んにリリースされていますが、(まだこれは私は未聴なんですが) これは何時の録音ものなんでしょうか、最近のものですよね。
  病気はうまく克服しているようですね。彼もジャズ界にて貴重な位置を構築していて、ユーロものが好きな私にとっても、彼は米国では今や好きな筆頭株に入ります。
元気で頑張って嬉しいものです。


閣下、トラバありがとうございました。
ハーシュさまのアブストラクトな演奏も やはり 好調な体調ゆえのことでしょうね。

このトリオでのコットンクラブでの来日がきまりましたね。
サインが欲しいな。。このアルバムに。。って、1セット目だとサイン会ないんだよなぁ。。

そうそう、ちょっと前にビートルズナンバーをカバーした曲の聴き比べをしてたんですが、、
その時にこのアルバムを聴いていたら、、このヴァージョンもランクインだったのにな。。残念。

風呂井戸さま、ご安心ください。
今年の三月のヴァンガードの演奏です。

病気はこのままおとなしくしてくれてるといいですよね。
彼の才能は、私たちの宝物ですね。
きっと、風呂井戸さまもお気に召すとおもいます♪

やっと最近になってハーシュを聴きはじめたのですが、このアルバム、7月には出ていたんですね。聴くのが遅れてしまいました。

彼にしてはやや内省的なというか、抽象的な曲もありましたけど、基本的に繊細なピアノ・トリオらしい演奏だったので、けっこう気に入っています。

TBさせていただきます。

910さま、ハーシュもコンプリートなされようとするとなかなか大変ですよね。
でも、今後でるのを追っかけるのは 楽しいとおもいます!

ハーシュもメンバーもすごい集中力で、素晴らしいとりおだとおもいました。
ソロは聴いているのですが、、こうなるとこのトリオも生で聴いてみたいとおもいます。

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